新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

権力者たちの言動には、分かりやすい印象操作が必要

2019年12月13日 11時50分03秒 | 桜を見る会

臨時国会が閉会して安倍晋三はうまく逃げ切ったと一人喜んでいるのかもしれないが、相変わらず安倍政権や自民党幹部連中の横暴振りは世間の批判を受けているようである。

パワハラとマウンティングだけで記者会見を乗り切る日本の財務大臣」というタイトルがぴったりのこの動画。

これがテレビ東京のノーカット版というのは珍しい。

麻生太郎の上から目線というのか、若い新聞記者のささいな間違いを、勝ち誇ったかのようにネチネチ突っつく様はとてもじゃないが政府の大臣としては甚だ不遜で横柄な態度にはあきれてしまう。   


        【麻生氏「安倍4選」に言及ノーカット】

さて、先月8日の共産党の田村智子議員の安倍晋三に対する質問によって一気に火がついた「桜を見る会」疑惑。

翌週には、「心変わりかアベ様のNHK?窮地に追い込まれた安倍晋三」というつぶやきの中で、NHKニュースとそれに対するツイッターを紹介した。

『桜を見る会』安倍首相の国会答弁と食い違う証言」 


これに危機感を持った安倍晋三は早速メディアに対する「懐柔」と「恫喝」を行ったという。

この効果なのか、その後NHKからは「桜を見る会」関連の批判的なニュースは姿を消した。

まさに「権力に忖度するメディア上層部による言論封殺」ということなのであろう。

「心変わりかアベ様のNHK」とオジサンも僅かばかりの期待を込めていたのだが、数日前に、あたらしいNHK会長が誕生した。

NHK次期会長『どこかの政権とべったりではない』強調

「政権が右と言ったら右」などと、とても公共放送の最高責任者とは思えない発言をした元会長に比べればまともに聞こえてしまう。 

そのために、こんな無邪気な好意的な反応も見受けられた。 

しかし今回の会長就任の裏側を知っている人たちの声も聞こえてくる。

いうまでもなく、NHK会長も「官邸人事」なので、だれが会長になっても政権批判は消えていくのは当たり前か。

さて、一昨日には、「『良いお年を』はまだ早い、ダメなものはダメと地道に抗え」の中でこんなツイッターを紹介した。

このテレビ朝日の報道ステーション(報ステ)の報道のやり方に、当の世耕弘成自民党参院幹事長は激しく噛みついていた。

このツイートに呼応するように、ネット上の安倍シンパ勢力がYouTubeやツイッターなどで一斉に暴れ始め、「捏造報道」「反日放送局」などと大騒ぎになり、すぐさまテレビ朝日は「テレ朝、報ステでおわび 自民世耕氏、放送前にツイート」ということになり、世耕弘成や安倍官邸による「報ステ粛清キャンペーン」が大きく功を奏した形になっている。

しかし、上記の記事によると、「政治とメディアの関係に詳しい駒沢大の逢坂巌准教授は、世耕氏の会見後の発言の引用については『許容範囲だ』と指摘する。『会見は終わっていたとはいえ、政治家が公の場でした発言。与党が年越しムードにあることを伝える文脈では許される』が『脇の甘い編集につけ込まれて謝罪に追い込まれ、記者会見前後の様子を伝えてはいけないかのような状況になってしまった。報道できるファクトの範囲を自ら狭めてしまった印象だ』と語った。」

「切り取り」が悪いのなら「全面削除」は許されるのかという世耕弘成に対する批判もある。

政治家の発言の「切り取り」映像の放映などは決して珍しくはない。

とりわけ国会での安倍晋三に対する鋭い野党の質問場面を省き、安倍晋三の一方的な自画自賛的な答弁を垂れ流しているのはNHKの十八番でもある。

報ステが放映した場面は、安倍政権が、政権ぐるみの「大規模な選挙違反疑惑」を追及されているにもかかわらず、あらゆる重要資料を隠蔽・破棄しつつも「丁寧に説明した」などとうそぶきながら、冗談交じりに談笑している様子を報じた見事な映像であり、自らの巨大疑惑を棚に上げたうえで、全く悪びれもせずに「見せしめ」とばかりに公然とマスメディアを恫喝し始めている安倍政権の暴走っぷりの方が、よほど大問題である、とオジサンは思う。

 

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