新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

全力を尽くし、万全を尽くと言われても脱力感しかない菅義偉

2021年05月22日 11時52分33秒 | 菅義偉

もう12年ほどまえの話だが、国家公安委員長でありながらヘイト集団の在特会幹部と写真に納まっていた、「在特会のアイドル」だったらしい自民党の山谷えりこ。
 
在特会幹部と記念写真 山谷大臣がヘイト集団に“信奉"される理由」 


 
その後は、北朝鮮による拉致問題対策本部長でありながらこの数年間「1ミリ」も全く仕事をしていなかった、古希を過ぎた山谷えりこ。
 
もう世間からはすっかり「過去の人」と忘れかけられていた人物が、にわかに脚光を浴びてしまった。  
 
自民・山谷氏『ばかげたこと起きている』 性自認めぐり
 
なんでこんな時代錯誤な発言をしたのかは不明だが、当然批判されることを意識していたのだろうか。
 
結局、この発言によって、「自民、LGBT法案の了承見送り 『差別許さず』に異論」ということになってしまったらしい。

 
この一連の報道に対して、また山谷えりこの発言に対するツイッターなどに対して本人は平然とこう言っていた。

こんな発言に影響されたのかは疑わしいが、自民党の細田派の、いわゆる「アベチルドレン・魔の3回生」議員がこんなことをほざいていた。
 
LGBT『種の保存に背く』 簗議員が自民会合で発言」(東京新聞)   
自民党の簗やな和生元国土交通政務官(42)=衆院栃木3区、当選3回=が20日の党会合で、LGBTなど性的少数者を巡り「生物学上、種の保存に背く。生物学の根幹にあらがう」といった趣旨の発言をしたことが分かった。複数の出席者が21日、明らかにした。簗氏は共同通信の取材に「会議は非公開のため、内容や発言について答えるのは差し控える」とのコメントを出した。
 簗氏の発言は、与野党の実務者協議で合意した性的少数者への理解増進を図る法案を議論する自民党会合で出た。出席者によると、簗氏は「LGBTを差別するつもりはない」とも繰り返した。コメントでも「性的少数者を巡る理解の増進は必要だ」と言及した。
 ただ自民党では山谷えり子元拉致問題担当相も19日の別の党会合で、性的少数者を巡り「ばかげたことがいろいろ起きている」と発言した。閣僚経験者は「簗、山谷両氏とも差別意識があると言われても仕方ない。愚かな言動だ」と強調。世耕弘成参院幹事長は記者会見で、簗氏の発言を把握していないとした上で「本人がしっかり趣旨を説明すべきだ」と述べた。
 簗氏は12年衆院選で初当選した。初当選同期の現職、元職には不祥事を起こした議員が多く、党内外で「魔の3回生」と指摘される。(共同)


おそらく安倍晋三が辞任した今年の総選挙では、おそらく「魔の3回生」連中は一掃されることであろう。
 
最近のメディアでは「大規模ワクチン接種」関連の話題が続いているが、その裏では相変わらずコロナ感染者の収容病床数が逼迫、または完全に不足しているにも関わらず、まったく真逆の法案が通過してしまった。
 
医療法改正案と聞こえは良いが、その実態は、「病床削減推進法案」である。
 
NHKニュースによれば、「勤務医らの働き方改革推進 改正医療法 参院本会議で可決・成立」となったわけだが、一読すると全く問題がない法案だったらしいが、すでにこんな指摘が出ていた。
 
医療法改正案、21日に成立へ 政府、少子高齢化や感染症に対応」によれば、
「改正案には、病院再編による病床削減を後押しする内容が盛り込まれた。少子高齢化や新興感染症に対応する狙いだ。ただ、新型コロナウイルス感染拡大で、医療体制は逼迫。再編が非常時の病床不足を招くとの懸念が根強い。」
「改正案は、病床を減らした医療機関に対し、患者を受け入れられないことに伴う減収を一時的に補填する補助金の交付制度をつくる。」ということなのだが、まさに「消費税を財源として病床を削減する」というトンデモ法案であった。
 
赤旗は以前から、「『病床削減法案』を可決 倉林議員反対討論 医療提供 脆弱さらに 参院厚労委」との記事では、
「消費税を財源に病床削減への補助金を法定化する同案を批判。医療の逼迫(ひっぱく)で入院できず施設や自宅で亡くなるコロナ患者が相次ぐ一方、今年度予算で削減される病床は単純計算で1万床規模にのぼるとして、補助金と厚労省による公立・公的病院再編統合リストの撤回こそ必要だと主張」していたが、残念ながら法案可決前には、大手メディアは問題視していなかった。 
   
そもそも、病床削減はもうずっと続く自民党政権の新自由主義政策だが、自民党以上に過激な新自由主義をとる地方政党である大阪維新の会から首長が出ている大阪府・大阪市で新型コロナ第4波による医療崩壊が現に起きていることは自業自得なのだが、その首長は残念ながらその自覚が全くないことが大阪府民にとっては悲劇である。
 
さて、最大の感染者数を出している沖縄からの緊急事態宣言要請をようやく23日から6月20日までの期間で発令することになったのだが,5月31日までの東京の緊急事態宣言はどうやら簡単には解除されない状態になり、昨日の菅義偉は記者からの質問に対しては、相変わらず中身のない答弁を繰り返していた。
 

こんな答弁を聞いていると、情けなくなり、ますます菅義偉は自分の頭では考えられないポンコツ人間であるという評価が正しかったということであろう、とオジサンは思う。 

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