
タイトルに不吉さが漂うが、別に悲惨な話ではない。
職場での仕事がひと段落したので有給をもらった。週末の天気が雨の予報だったので金曜日に走っておきたかったというのもある。結局、週末は快晴だみたいだが。
ただ、平日のライドとなると、トラックやダンプカーなどの大きくて先を急いでいる働く車が多いので、あまり幹線道路は走りたくない。ということで、僕のトレーニングコースの中では、幹線道路から外れる時間が長い青梅方面奥多摩経由風張峠へ。
立川のあたりでサイクリングロードに合流し、すぐに青梅街道に出るというコースをいつも使っているが、サイクルゲートを過ぎたあたりにあるサイクリングコースが途切れていた道が、いつの間にか繋がっている。平日で歩行者も少なかったので、渡りに舟と、そのままサイクリングコースを走り多摩川を上流に向かう。多摩川のサイクリングコースは、ロードバイクに乗る前、まだクロスバイクに乗っていた頃に毎週走っていた道であり、ちょっと懐かしい。道は細いし、路面は車道よりは荒れているし、あまりロードバイク向きの道ではないが、平日に限れば幹線道路をトラックに煽られながら走るよりもよっぽど走りやすい。
サイクリングロードの終点の羽村まで走り、そこからは青梅街道。青梅から多摩川に至る道はいつもの休日よりも車が少ないくらいで走りやすかった。ただし、青梅から武蔵五日市まで、道路の補修工事をやっている区間がかなり多く、すれ違いのために待たされることが何度かあった。
最近はオーバートレーニング気味で、体調はイマイチな日が続いている。この日は、前日のローラー台トレーニングをかなり控えめにしたので、まあまあ持ち直していた。そのためもあってか、あるいは最近集中的にやっている体感トレーニングや下ハン持ちの練習の効果があってか、奥多摩に至る登り基調の道であっても、斜度が緩いところや平坦、下り基調の道は積極的に下ハンドルを持つことができた。下ハンドルを持てているということは、空気抵抗の低減はもちろん、ブラケット持ちとは違う筋肉が使えているということなので、効率が良い。そもそも、慣性に乗れていないと下ハンドル持ちは難しいので、スムーズに走れているということだと思う。
それと、疲労の分散のため本日はダンシングも積極的に使用。短い急勾配を乗り越える時もそうだが、斜度が比較的緩やかなところでも場合によってよっては。というのは、斜度がきついところでシッティングをしていると、引き足を使い、パワーもペダリング効率も出るのだが、緩くなると出にくくなってしまうので、ダンシングをした方がペダリング効率はともかくパワーを維持しやすい。それに、シッティング引き足で疲れた脚を休ませることもできる。
そんな具合で、東京ヒルクライム奥多摩コース区間は自己ベストとほぼタイ。絶対的なタイムとしてはまだまだだが、体調がイマイチな中でこのタイムなら良い方と言えるだろう。
都民の森で一休みし、下山も下ハンドルポジションでスムーズ。下ハンドルを安定して持てるようになると、いろいろなことができるようになってくる。もっと早く練習しておくんだった。
帰り道は、かなりの向かい風だったので、やはり下ハンドルで巡航。下ハンドルポジションの良い練習になった日だった。
帰って一休みしてから、近所の皮膚科へ。ここ一週間、上半身のあちこちがピリピリと痒い。特に湿疹とかは出ていないのだけど、時に落ち着かなくなるほど痒い。医者に相談するが、原因がよくわからないということで、かゆみ止めだけを考え処方してもらった。本日、有給を取った一因。
オーバートレーニングで抵抗力が落ちて、皮膚の悪玉菌にやられているのかなとも思う。このところトレーニングを詰め込み気味だったので、休みも入れてみるか。休むこと、食べることもトレーニングのうち。