私ヌルボは、映画館で年間50~100本ぐらい観る映画ファン(オタク?)で、中でも韓国(&北朝鮮)映画はけっこう観てきました。
※韓国語では<○本>じゃなくて<○ピョン(편.編)>ですね。
日本で韓国映画に少し注目し始めたのが1994年日本公開の「風の丘を越えて ~西便制」。
その後、21世紀の韓国映画ブームの引き金になったのが1999年公開の「シュリ」ですね。
ヌルボにとっての最初の韓国映画は、いつの何という映画だったか、ずいぶん昔のことなので忘れようとしても思い出せません。(←バカボンのパパの名セリフ)
たぶん、1991年に日本で公開された「ソウルの虹」と「神様こんにちは」あたりではないかと思います。
「ソウルの虹」は客もまばらな映画館でしたが、実際の政界スキャンダルに基づいた力作でした。
そして何よりも、「神様こんにちは」(上の画像)は韓国映画の魅力にとりつかれるきっかけとなった感動作であるとともに、それまで知らなかった名優アン・ソンギを初めて知った作品でした。
この映画は、アン・ソンギ演じる障碍者青年が、貧乏詩人・未婚の妊婦とともに慶州をめざすというロードムービーですが、アン・ソンギを知らなかったヌルボは本当の障害者俳優が演じているのかと思ってしまいました。(知り合いでまったく同じことを思った人がいます。)
※「神様こんにちは」のDVDは、韓国で日本語字幕付きのものが発売されています。ネット通販で購入可能。ただし、「風が吹く」が「風邪が吹く」になってたり、ちょっとヘン。
また、まだ80年代だったか、NHK教育TVで佐藤忠男先生解説のアジア映画劇場を続けていて、その中で今も印象に残っている韓国映画が紹介されていました。「風吹く良き日」「チルスとマンス」「われらの歪んだ英雄」などです。
「チルスとマンス」でアン・ソンギと共演した(当時の)若手俳優がパク・チュンフン。1992年東京映画祭に「私の愛、私の花嫁」が出品された関係で上映会場に来ていて挨拶しました。ヌルボもその後彼と握手して「チェミイッソッソヨ!(おもしろかったです!)」とか言ったら、たしか「ハングンマル、ハシムニッカ?(韓国語話されるのですか?)」とか言ってたんじゃないかな? 今も聞き取りは苦手なもので・・・・。(汗)
※あ、「私の愛、私の花嫁」での花嫁役があのチェ・ジンシルだったんだなあ。歳月の流れの早さを痛感します。
2000年ころまでは日本で公開の韓国映画はたぶん9割以上は観てきたと思います。が、今世紀は公開本数が増えて(推定駄作も多くなって)とてもついていけなくなりました。
しかし、北朝鮮映画と合わせると合計150本は超えるのでは、と思います。(110本くらいまでは数えていたが・・・・。)
その中から、まったく個人的な尺度で<ベスト12>をリストアップしてみました。
自分で思うに、昔の作品が多いです。ちなみに、いつだったか、「映画ファンのための 韓国映画読本“男目線”のコリアン・ムービー・ガイド」(ソニーマガジンズ.2007年.2200円)という本を見てたら、かなりヌルボの趣味と合ってるなあ、と思いました。
なお、韓国映画関係のナンバー1サイト<シネマコリア>には今日もかなり参考にさせていただきました。ずうっと前、<ソチョンのHP>の初期のころからお世話になってます。もしかして、まだご存じない方、ぜひ見てみてください!
[ヌルボの韓国映画ベスト12]
順位・・・「 作品 」(監督.公開年)
1位・・・・「神様こんにちは」(ペ・チャンホ.1987)
2位・・・・「風の丘を越えて ~西便制」(イム・クォンテク.1993)
3位・・・・「猟奇的な彼女」(クァク・チェヨン.2001)
4位・・・・「僕が9歳だったころ」(ユン・イノ.2004)
5位・・・・「ペパーミント・キャンディー」(イ・チャンドン.1999)
6位・・・・「八月のクリスマス」(ホ・ジノ.1998)
7位・・・・「われらの歪んだ英雄」(パク・チョンウォン.1992)
8位・・・・「グエムル 漢江の怪物」(ポン・ジュノ.2006)
9位・・・・「殺人の追憶」(ポン・ジュノ.2003)
10位・・・「おばあちゃんの家」(イ・ジョンヒャン.2002)
11位・・・「オールドボーイ」(パク・チャヌク.2003)
12位・・・「ほえる犬は噛まない」(ポン・ジュノ.2000)
※2010年4月4日の追記
改訂版をupしました。→[150本の中から選んだ・・・★韓国映画ベスト20★]