いやあ、あやうく見逃すところだった!
六本木シネマートで、今日が最終日。それも10:50~の1回だけ!
「木浦は港だ」ですよ~、・・・って、あんまり知られてないかも・・・。
2005年に韓流シネマ・フェスティバルでちょっと上映された程度じゃないですか? 韓国では200万人が観たヒット作だったのに、韓流ファンの趣味に合わないと見られたのか、それっきりだったようで・・・。一応チャインピョは出てるんですけどね。(「星に願いを」とはちょっと(以上?)雰囲気は違いますが・・・。)
内容はというと・・・・
ソウルから麻薬犯罪を捜査のためにヤクザの街ともいわれる港町の木浦に潜入調査に訪れた刑事スチョル(チョ・ジェヒョン)。ヤクザになりすますし組長ソンギ(チャ・インピョ)の子分となり、麻薬取引を巡る組織内の陰謀をつかむチョルスだったが・・・
・・・・というあらすじだけだと、緊迫感漂うアクションかと思ってしまいますが・・・
感想はというと、楽しい映画ですよ~。B級映画の魅力が一杯で・・・。
なんといっても、いかにも韓国らしい<臭い>に満ち満ちているのが魅力!
韓国料理の定番のコチュジャン(トウガラシ味噌)やニンニク。それに木浦の名物のホンオ(エイ←クサいので有名)とサンナクチ(生タコ←生きてるのを食べる。)
そんな臭くても美味しそう(?)な臭いだけでなく、一応ヤクザ(건달.コンダル)&刑事のアクション物だから血と汗の臭いもあり、コメディでもあるので、クサいギャグ(文字通りエンガチョ系の・・・)がてんこ盛り。
郷土色も豊かで、ヤクザの人たちも当然ながら語尾に「~イン」がつく全羅道サットリ(方言)。「弟」のことは「トンセン(동생)」じゃなくて「トンサン(동상)」と言ってましたね。
また木浦の観光ポイントの一つ、国立海洋遺物展示館の新安沈没船をしっかり宣伝したりして、ハハハ。
こういう映画のDVDががレンタル店にもないというのはどういうわけ? 六本木シネマートでは客は4人しかいなかったが、そのうちの1人(知らない人)も「やっと観られた!」と言ってたし、皆さん満足そうだったですよ。