ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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韓国内の映画 Daumの人気順位 と 週末の興行成績[10月5日(金)~7日(日)]

2012-10-09 09:00:02 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 何千本も映画を観たという映画ファンや評論家でも、北朝鮮映画を何十本も観た人は非常に少ないのではないでしょうか?
 なかなか上映の機会がないことを考えると、門間貴志先生、よく「朝鮮民主主義人民共和国映画史」(現代書館)なんて本が書けたものです。内容のごく一部は→コチラのブログ記事参照。
 私ヌルボが観た北朝鮮映画の本数をざっと数えてみると、20本ちょっとくらいかな? その最初は「千里馬(チョンリマ)」(1964)、と思ったら、あれはれっきとした日本映画でしたね。製作がぬやまひろし・大村英之助・松本酉三、監督が宮島義勇、解説が永井智雄と、ほおーっという顔ぶれ。(一部知らない名前もありますが・・・。) あるブログ記事(←詳しい)を見てたら、萩原遼氏は「千里馬」のパンフをお持ちとか・・・。
 2009年に横浜のシネマジャック&ベティで<北朝鮮映画の全貌>と銘打ってカンヌ映画祭に出品した「花を売る乙女」も含めて全10作品を上映していました。その中でヌルボが見逃してしまった3作品中の1つが「遊園地の一日」。ところが、過日言語学者のN先生がそのDVDをお持ちではないですか! 通販で購入したとのこと。でネット内を探したら、以前当ブログの過去記事でも紹介したコリアブックセンターの通販だったようです。リストを見ると、「北朝鮮の寅さんシリーズ」と(ごく一部で)評価の高かった1970年代の「わが家の問題」シリーズ中の2作もあり、一度直接白山の店に行ってみるかな、しかしお値段が4800円だからなー・・・、とためらっているうち、今確認したらそっちも「遊園地の一日」もなくなってるぢやあないの、あらら。しばらく待つしかないかー・・・。
 あ、北朝鮮映画といえば、あの「プルガサリ 伝説の大怪獣」のDVDはアマゾン等でふつうに出回ってますよ。

          ★★★ Daumの人気順位(10月9日現在上映中映画) ★★★

【ネチズンによる順位】

①地上の星のように  9.3(123)
②ヤコブへの手紙  9.2(30)
③おおかみこどもの雨と雪(日本)  9.0(209)
④ピエタ(韓国)  9.0(1258)
⑤テイク・ディス・ワルツ  8.7(21)
⑥メリダとおそろしの森  8.5(138)
⑦ピナ・バウシュ 夢の教室  8.5(33)
⑧あの頃、君を追いかけた  8.4(196)
⑨光海、王になった男(韓国)  8.4(2540)
⑩ベスト・エキゾチック・マリーゴールド・ホテル  8.4(167)

 新登場はありません。⑤「テイク・ディス・ワルツ」はこのランクは初めてですが、専門家の方のランクで既出。

【専門家による順位】

①おおかみこどもの雨と雪(日本)  8.0(5)
②ミッドナイト・イン・パリ  7.8(7)
③少年は残酷な弓を射る  7.7(7)
④二つの扉(韓国)  7.6(6)
⑤メゾン ある娼館の記憶  7.5(2)
⑥テイク・ディス・ワルツ  7.4(5)
⑦光海、王になった男(韓国)  7.2(8)
⑧ぴちぴち(韓国)  7.0(6)
⑨テッド  7.0(2)
⑨映画と恋とウディ・アレン  7.0(2)

 新登場は⑨「映画と恋とウディ・アレン」だけです。ウディ・アレン監督を知る俳優等の証言から、彼のキャリアを年代順に追っていくドキュメンタリー。日本では11月10日公開。韓国題は「우디 앨런:우리가 몰랐던 이야기」です。

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[10月5日(金)~7日(日)] ★★★

         「光海、王になった男」が800万人を超え、4週連続1位

【全体】

順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・光海、王になった男(韓国)・・・・・9/13・・・・・・・・・・・・・・・850,012 ・・・・・・・・8,221,003 ・・・・・・・・60,136・・・・・・・867
2(2)・・96時間 Ⅱ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9/27・・・・・・・・・・・・・・・271,599 ・・・・・・・・2,094,506 ・・・・・・・・16,017・・・・・・・507
3(6)・・占い師たち(韓国)・・・・・・・・・・・10/03・・・・・・・・・・・・・・・264,966 ・・・・・・・・・・617,463 ・・・・・・・・・4,457・・・・・・・479
4(13)・・メリダとおそろしの森・・・・・・・・9/27・・・・・・・・・・・・・・・188,398 ・・・・・・・・・・963,117 ・・・・・・・・・7,215・・・・・・・478
5(3)・・間諜(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・9/20・・・・・・・・・・・・・・・・73,413・・・・・・・・・1,255,749 ・・・・・・・・・8,947・・・・・・・296
6(5)・・テッド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9/27・・・・・・・・・・・・・・・・49,642・・・・・・・・・・・217,240 ・・・・・・・・・1,655・・・・・・・204
7(6)・・おおかみこどもの雨と雪(日本)・・9/13・・・・・・・・・・・・・・・24,286 ・・・・・・・・・・297,537 ・・・・・・・・・2,049・・・・・・・124
8(4)・・テッド:黄金都市 ・・・・・・・・・・・・・9/20 ・・・・・・・・・・・・・・・・10,432 ・・・・・・・・・・202,045 ・・・・・・・・・1,426・・・・・・・・96
        パイティティを探して
9(13)・・テイク・ディス・ワルツ ・・・・・・・・9/27 ・・・・・・・・・・・・・・・・・6,291 ・・・・・・・・・・・19,412・・・・・・・・・・・158・・・・・・・・22
10(22)・・ロシアン・ルーレット・・・・・・・10/03・・・・・・・・・・・・・・・・・・5,760・・・・・・・・・・・・・8,670・・・・・・・・・・・・62・・・・・・・108
       ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 先週速報で「「泥棒たち」は2日午後2時累計で1302万393人となり、韓国映画史上最高を更新した」とお伝えしました。過去最高の「グエムル~漢江の怪物」(2006年)の1301万9740人を上回った」とのことです。しかしこの数字は配給会社ショーボックスによるもので、当ブログが典拠としているKOFICでは目下のところ1297万9250人で、まだ1300万人に到達していません。<スボーツ東亜>の記事(→コチラ)によると、ショーボックス側は映画館入場券統合コンピュータ•ネットワークに加盟していない映画館の分も含めた数字だとのことですが、それは全映画館の0.1%とか。しかし「グエムル」等過去の作品の観客動員数も同じ基準で算定していたのかな? 引用記事を読むと、ショーボックス側は記録達成のために無理して上映を続けるとかやってたとのことですよ。
 さて今回の新登場は10位「ロシアン・ルーレット」だけ。日本では昨年6月に公開されています。原題は「13」で、韓国題は「익스트림 No.13」。

【多様性映画】

順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・地上の星のように ・・・・・・・・・・・・・9/06 ・・・・・・・・・・・・・・・・・671 ・・・・・・・・・・・・・19,063・・・・・・・・127・・・・・・・・・・10
2(3)・・ピナ・バウシュ 夢の教室 ・・・・・・・8/30 ・・・・・・・・・・・・・・・・・474 ・・・・・・・・・・・・・17,087・・・・・・・・320・・・・・・・・・・・2
3(3)・・メゾン ある娼館の記憶・・・・・・・・・9/20・・・・・・・・・・・・・・・・・・179 ・・・・・・・・・・・・・・1,441 ・・・・・・・・・10・・・・・・・・・・・5
4(5)・・ボブ・マーリー ルーツ・オブ・レジェンド・・8/02 ・・・・・・・・・・・150・・・・・・・・・・・・・・・8,245 ・・・・・・・・・63・・・・・・・・・・・1
5(4)・・あの頃、君を追いかけた・・・・・・・・8/22 ・・・・・・・・・・・・・・・・・133 ・・・・・・・・・・・・・34,848 ・・・・・・・・247・・・・・・・・・・・4

 コチラのランクも動きに乏しく、4位・5位が入れ替わっただけです。
コメント
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