酒井充子監督によるドキュメンタリー「台湾アイデンティティー」は観てよかった!ですね。1922~32年台湾生まれの6人の人たちを訪れてこれまでの人生や今の考え等を聞くというものですが、彼らは昔は「高砂族」と呼ばれた台湾原住民の中のツォウ族の人たちで、今の居住地は郷里の町の他、横浜の中華街、ジャカルタ、台北等さまざま。しかし植民地下では日本人として教育され、男は戦争に行き(「男は兵士になってこそ一人前だったからうれしかった」とか・・・)、中には戦後も中央アジアの捕虜収容所で2年間強制労働させられた人も・・・、と激動の時代状況の中で数々の困難を経験。そして戦後も1947年の二・二八事件に代表されるような国民党による本省人(台湾人)弾圧が長く続いたことが彼らの人生にも影を落とします。それでも、「私の運命だから、泣かないでください」とインタビュアーに行ったり、「時代が悪かったんですよ」と言いつつも「悲しいこと辛いことも、うれしいこともいろいろ経験して、すばらしい人生だと思います」という言葉が出てくるとは・・・。このあたりは「韓国人となんでこんなに<歴史認識>が違うんだ!?」と思う人が多いかもなー。
この6人については映画の公式サイト中の→コチラのページ参照。
元歌手だった高菊花さん(他に日本名とツオウ族名もある)のお父さんは蒋介石政権下で45歳の時銃殺刑に処せられたのですが、彼が家族に送った手紙というのが「白銀も黄金も玉も・・・」という憶良の歌を引用していたり等々、見事な日本文で、それも達筆! ピアノを弾き、日本語のツォウ語の歌11曲を残していて、そのうちの1つ「春の佐保姫」が映画の中で歌われていました。
ジャカルタ在住の宮原さんは終戦後もインドネシアに残ってオランダからの独立戦争を共に戦った日本兵の1人。(存命の残留日本兵は彼ともう1人の2人たげ。) その後インドネシアの大統領から、そして日本の天皇から勲章をもらったとか。
こうした人たちの話を聞き人生を知ると、映画のタイトルこそ「台湾アイデンティティー」ですが、韓国アイデンティティーとか、日本アイデンティティーしか、さらには個々人にとっての国や民族アイデンティティーに関するアイデンティテイーについてもいろいろ考えさせられます。
酒井充子監督の前作「台湾人生」は未見ですが、本が出ているようです。読んでみるかな。
★★★ Daumの人気順位(8月13日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①道の上で(韓国) 9.3(60)
②ザ・クルーズ 9.2(312)
③ターボ 9.1(177)
④ペインレス 9.1(32)
⑤カミーユ、ふたたび 9.1(32)
⑥イン・ザ・ハウス 9.0(28)
⑦名探偵コナン 水平線上の陰謀(日本) 8.9(90)
⑧グラン・ブルー 8.9(99)
⑨25年目の弦楽四重奏 8.8(45)
⑩がんばって、ビョンホンさん(韓国) 8.6(28)
新登場は④と⑦の2作品です。
④「ペインレス」はスペインのホラー。カタロニアを舞台に過去と現在の2つの物語が進行する。過去は1931年。痛覚のない子どもたちがいて、彼らは自分の体に火をつけたり爪を剥がしたり、お腹がすくと自分の肉をちぎって食べるたりして人々に恐怖を起こす。収容所に隔離された彼らに、ホルスマン博士は'痛み'を教えて社会に復帰させようとするが、内戦による混乱により失敗してしまう。そして現代。ある神経外科医、白血病治療のため親に骨髄移植を申し入れるが、親は彼が養子だったことを打ち明ける。それを契機に実の父が働いていたという刑務所に訪ねて行くと、そこで痛みを感じない子どもたちとスペインの歴史に関する衝撃的な真実と向き合う・・・。つまり、ホラーの要素はあるものの、スペイン内戦とその後のフランコ独裁政権の歴史に迫った作品、といってよさそう、かな? 韓国題は英題による「페인리스」で、日本公開は未定のようなのでそのまま仮題としました。
⑦「名探偵コナン 水平線上の陰謀」は日本では2005年公開。その後もたくさん作られているのに、なんで今これが? 韓国題は「명탐정 코난 : 수평선상의 음모」。
【専門家による順位】
①ザ・マスター 9.0(5)
②ビフォア・ミッドナイト 7.7(4)
③雪国列車(韓国・米・仏) 7.6(6)
④ザ・クルーズ 7.3(3)
⑤25年目の弦楽四重奏 7.2(4)
⑥パシフィック・リム 7.2(4)
⑦プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 7.0(3)
⑧イン・ザ・ハウス 7.0(1)
⑧スーパースター 7.0(1)
⑩ザ・テロ・ライブ 6.8(5)
若干順位の変動がありましたが、新登場の作品はありません。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[8月9日(金)~11日(日)] ★★★
「雪国列車」、疾走を続け600万人を超える
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・雪国列車(韓国・米・仏)・・・・・・・・8/01・・・・・・・・・・・・1,599,769 ・・・・・・・・6,445,371・・・・・・・46,316 ・・・・・1,066
2(7)・・ザ・テロ・ライブ(韓国)・・・・・・・・・・7/31・・・・・・・・・・・・1,071,493 ・・・・・・・・3,831,546・・・・・・・27,480・・・・・・・809
3(14)・・エピック ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/07 ・・・・・・・・・・・・・292,434・・・・・・・・・・413,330・・・・・・・・2,911 ・・・・・・・471
4(新)・・名探偵コナン・・・・・・・・・・・・・・・・8/07 ・・・・・・・・・・・・・145,720・・・・・・・・・・205,115・・・・・・・・1,300 ・・・・・・・301
水平線上の陰謀(日本)
5(3)・・ターボ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7/25・・・・・・・・・・・・・・137,469 ・・・・・・・・1,692,611 ・・・・・・・11,629・・・・・・・333
6(新)・・風邪(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・8/14 ・・・・・・・・・・・・・126,280・・・・・・・・・・130,394 ・・・・・・・・・・977・・・・・・・325
7(4)・・スマーフ2 アイドル救出大作戦!・・8/01・・・・・・・・・・126,073 ・・・・・・・・・・724,070 ・・・・・・・・4,752・・・・・・・317
8(5)・・REDリターンズ・・・・・・・・・・・・・・・7/18・・・・・・・・・・・・・・・84,280・・・・・・・・・2,938,625・・・・・・・21,096 ・・・・・・・318
9(6)・・監視者たち(韓国)・・・・・・・・・・・・7/03・・・・・・・・・・・・・・・16,164 ・・・・・・・・・5,499,169・・・・・・・39,318・・・・・・・103
7(2)・・ウルヴァリン:SAMURAI・・・・・・・7/25・・・・・・・・・・・・・・・14,567・・・・・・・・・1,066,194 ・・・・・・・・7,763・・・・・・・108
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
「雪国列車」、前週の226万人という数字からは相当減ったとはいえ、160万人でもフツーのトップよりもはるかに大きな数値。2位の「ザ・テロ・ライブ」も100万人以上をキープしています。
今回の新登場は3・4・6位の3作品です。
1位「雪国列車」については記事冒頭でいろいろ書いた通りです。韓国題は「설국열차」。
3位「エピック」は、日本でも何冊か翻訳されているウィリアム・ジョイス作のファンタジー絵本が原作のCGアニメ。(ただし本作は未訳。) 不思議な力により森の奥深くへと導かれた少女は(中略) 森の生命を守る新たな後継者となって、(中略)カタツムリ2人組(?)とともに森を破壊しようとする敵との闘いに臨む・・・。しかし、カタツムリなんてねー、アメリカのアニメ、ブキミ系の好みはあいかわらず。もちろん善と悪の対決という図式も・・・。韓国題は「에픽:숲속의 전설(エピック:森の中の伝説)」です。日本公開は未定のようです。
4位「名探偵コナン 水平線上の陰謀」については前述しました。
6位「風邪」は。密入国者から急速に広がった鳥インフルエンザによって引き起こされた災厄とパニックに陥った町を描いた韓国映画。発病後36時間以内に死亡する致命的な変種ウイルスということで犠牲者が続々出てくる中、町は無防備な状態で閉鎖される。そんな中で消防士(チャン・ヒョク)とシングルマザーの女性医師(スエ)が必死の闘いを続ける・・・って、やっぱり7月17日の記事でも書いた鄭裕静(チョン・ユジョン)の小説「28」の内容とダブってしまうなー。映画の舞台もソウルに隣接した都市で同じだし・・・。(映画の方は城南市盆唐区。) 昨年は消防隊員の映画が重なったり、こういうアイディアが重なることはこれまでもけっこうあったような・・・。なお、国会議員等の特権層がいち早くヘリコプターで脱出なんてのはとてもリアルな感じ。(笑) 原題は「감기」です。
【多様性映画】
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順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・25年目の弦楽四重奏 ・・・・・・・・・・・7/25 ・・・・・・・・・・・11,307 ・・・・・・・・・・・・・・50,135 ・・・・・・・・・379 ・・・・・・・・・37
2(2)・・プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命・・8/01 ・・・・・・・・3,971 ・・・・・・・・・・・・・・13,846 ・・・・・・・・・103・・・・・・・・・・26
3(新)・・ペインレス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7/04 ・・・・・・・・・・・・3,330 ・・・・・・・・・・・・・・・4,472・・・・・・・・・・・30・・・・・・・・・・26
4(4)・・カミーユ、ふたたび ・・・・・・・・・・・・・・7/18・・・・・・・・・・・・1,442・・・・・・・・・・・・・・・18,637・・・・・・・・・・138・・・・・・・・・・12
5(新)・・ペーパーボーイ 真夏の引力 ・・・・8/08・・・・・・・・・・・・1,278 ・・・・・・・・・・・・・・・1,641・・・・・・・・・・・12・・・・・・・・・・12
今回も前週のランクと矛盾が・・・。全体のランクはいいのですが、多様性映画の方は何曜日の何時頃切り替わるのか、今度こそ確認しなくては、・・・とこれまで何度も思いつつそのまま。いかんなー。
昨日パソコンでKBS1ラジオを聴いていたら、「マジマク(最後の)サジュンジュ」が芸術映画としては「ウォナンソリ(牛の鈴音)」以来の観客5万人を超えました」というニュースを報じていました。何だ、サジュンジュとは?と考えることしばし。自分で打ち込んだ記事を思い出し、やっと「最後の四重奏」すなわち日本題「25年目の弦楽四重奏」のことだとわかった次第。やっぱり聴き取りはむずかしいです、はい。
で、今回の新登場は3位と5位の2作品。
3位「ペインレス」については上述しました。
5位「ペーパーボーイ 真夏の引力」は日本では7月26日に公開されています。韓国題は「페이퍼보이: 사형수의 편지」。
この6人については映画の公式サイト中の→コチラのページ参照。
元歌手だった高菊花さん(他に日本名とツオウ族名もある)のお父さんは蒋介石政権下で45歳の時銃殺刑に処せられたのですが、彼が家族に送った手紙というのが「白銀も黄金も玉も・・・」という憶良の歌を引用していたり等々、見事な日本文で、それも達筆! ピアノを弾き、日本語のツォウ語の歌11曲を残していて、そのうちの1つ「春の佐保姫」が映画の中で歌われていました。
ジャカルタ在住の宮原さんは終戦後もインドネシアに残ってオランダからの独立戦争を共に戦った日本兵の1人。(存命の残留日本兵は彼ともう1人の2人たげ。) その後インドネシアの大統領から、そして日本の天皇から勲章をもらったとか。
こうした人たちの話を聞き人生を知ると、映画のタイトルこそ「台湾アイデンティティー」ですが、韓国アイデンティティーとか、日本アイデンティティーしか、さらには個々人にとっての国や民族アイデンティティーに関するアイデンティテイーについてもいろいろ考えさせられます。
酒井充子監督の前作「台湾人生」は未見ですが、本が出ているようです。読んでみるかな。
★★★ Daumの人気順位(8月13日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①道の上で(韓国) 9.3(60)
②ザ・クルーズ 9.2(312)
③ターボ 9.1(177)
④ペインレス 9.1(32)
⑤カミーユ、ふたたび 9.1(32)
⑥イン・ザ・ハウス 9.0(28)
⑦名探偵コナン 水平線上の陰謀(日本) 8.9(90)
⑧グラン・ブルー 8.9(99)
⑨25年目の弦楽四重奏 8.8(45)
⑩がんばって、ビョンホンさん(韓国) 8.6(28)
新登場は④と⑦の2作品です。
④「ペインレス」はスペインのホラー。カタロニアを舞台に過去と現在の2つの物語が進行する。過去は1931年。痛覚のない子どもたちがいて、彼らは自分の体に火をつけたり爪を剥がしたり、お腹がすくと自分の肉をちぎって食べるたりして人々に恐怖を起こす。収容所に隔離された彼らに、ホルスマン博士は'痛み'を教えて社会に復帰させようとするが、内戦による混乱により失敗してしまう。そして現代。ある神経外科医、白血病治療のため親に骨髄移植を申し入れるが、親は彼が養子だったことを打ち明ける。それを契機に実の父が働いていたという刑務所に訪ねて行くと、そこで痛みを感じない子どもたちとスペインの歴史に関する衝撃的な真実と向き合う・・・。つまり、ホラーの要素はあるものの、スペイン内戦とその後のフランコ独裁政権の歴史に迫った作品、といってよさそう、かな? 韓国題は英題による「페인리스」で、日本公開は未定のようなのでそのまま仮題としました。
⑦「名探偵コナン 水平線上の陰謀」は日本では2005年公開。その後もたくさん作られているのに、なんで今これが? 韓国題は「명탐정 코난 : 수평선상의 음모」。
【専門家による順位】
①ザ・マスター 9.0(5)
②ビフォア・ミッドナイト 7.7(4)
③雪国列車(韓国・米・仏) 7.6(6)
④ザ・クルーズ 7.3(3)
⑤25年目の弦楽四重奏 7.2(4)
⑥パシフィック・リム 7.2(4)
⑦プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 7.0(3)
⑧イン・ザ・ハウス 7.0(1)
⑧スーパースター 7.0(1)
⑩ザ・テロ・ライブ 6.8(5)
若干順位の変動がありましたが、新登場の作品はありません。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[8月9日(金)~11日(日)] ★★★
「雪国列車」、疾走を続け600万人を超える
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・雪国列車(韓国・米・仏)・・・・・・・・8/01・・・・・・・・・・・・1,599,769 ・・・・・・・・6,445,371・・・・・・・46,316 ・・・・・1,066
2(7)・・ザ・テロ・ライブ(韓国)・・・・・・・・・・7/31・・・・・・・・・・・・1,071,493 ・・・・・・・・3,831,546・・・・・・・27,480・・・・・・・809
3(14)・・エピック ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/07 ・・・・・・・・・・・・・292,434・・・・・・・・・・413,330・・・・・・・・2,911 ・・・・・・・471
4(新)・・名探偵コナン・・・・・・・・・・・・・・・・8/07 ・・・・・・・・・・・・・145,720・・・・・・・・・・205,115・・・・・・・・1,300 ・・・・・・・301
水平線上の陰謀(日本)
5(3)・・ターボ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7/25・・・・・・・・・・・・・・137,469 ・・・・・・・・1,692,611 ・・・・・・・11,629・・・・・・・333
6(新)・・風邪(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・8/14 ・・・・・・・・・・・・・126,280・・・・・・・・・・130,394 ・・・・・・・・・・977・・・・・・・325
7(4)・・スマーフ2 アイドル救出大作戦!・・8/01・・・・・・・・・・126,073 ・・・・・・・・・・724,070 ・・・・・・・・4,752・・・・・・・317
8(5)・・REDリターンズ・・・・・・・・・・・・・・・7/18・・・・・・・・・・・・・・・84,280・・・・・・・・・2,938,625・・・・・・・21,096 ・・・・・・・318
9(6)・・監視者たち(韓国)・・・・・・・・・・・・7/03・・・・・・・・・・・・・・・16,164 ・・・・・・・・・5,499,169・・・・・・・39,318・・・・・・・103
7(2)・・ウルヴァリン:SAMURAI・・・・・・・7/25・・・・・・・・・・・・・・・14,567・・・・・・・・・1,066,194 ・・・・・・・・7,763・・・・・・・108
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
「雪国列車」、前週の226万人という数字からは相当減ったとはいえ、160万人でもフツーのトップよりもはるかに大きな数値。2位の「ザ・テロ・ライブ」も100万人以上をキープしています。
今回の新登場は3・4・6位の3作品です。
1位「雪国列車」については記事冒頭でいろいろ書いた通りです。韓国題は「설국열차」。
3位「エピック」は、日本でも何冊か翻訳されているウィリアム・ジョイス作のファンタジー絵本が原作のCGアニメ。(ただし本作は未訳。) 不思議な力により森の奥深くへと導かれた少女は(中略) 森の生命を守る新たな後継者となって、(中略)カタツムリ2人組(?)とともに森を破壊しようとする敵との闘いに臨む・・・。しかし、カタツムリなんてねー、アメリカのアニメ、ブキミ系の好みはあいかわらず。もちろん善と悪の対決という図式も・・・。韓国題は「에픽:숲속의 전설(エピック:森の中の伝説)」です。日本公開は未定のようです。
4位「名探偵コナン 水平線上の陰謀」については前述しました。
6位「風邪」は。密入国者から急速に広がった鳥インフルエンザによって引き起こされた災厄とパニックに陥った町を描いた韓国映画。発病後36時間以内に死亡する致命的な変種ウイルスということで犠牲者が続々出てくる中、町は無防備な状態で閉鎖される。そんな中で消防士(チャン・ヒョク)とシングルマザーの女性医師(スエ)が必死の闘いを続ける・・・って、やっぱり7月17日の記事でも書いた鄭裕静(チョン・ユジョン)の小説「28」の内容とダブってしまうなー。映画の舞台もソウルに隣接した都市で同じだし・・・。(映画の方は城南市盆唐区。) 昨年は消防隊員の映画が重なったり、こういうアイディアが重なることはこれまでもけっこうあったような・・・。なお、国会議員等の特権層がいち早くヘリコプターで脱出なんてのはとてもリアルな感じ。(笑) 原題は「감기」です。
【多様性映画】
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順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・25年目の弦楽四重奏 ・・・・・・・・・・・7/25 ・・・・・・・・・・・11,307 ・・・・・・・・・・・・・・50,135 ・・・・・・・・・379 ・・・・・・・・・37
2(2)・・プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命・・8/01 ・・・・・・・・3,971 ・・・・・・・・・・・・・・13,846 ・・・・・・・・・103・・・・・・・・・・26
3(新)・・ペインレス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7/04 ・・・・・・・・・・・・3,330 ・・・・・・・・・・・・・・・4,472・・・・・・・・・・・30・・・・・・・・・・26
4(4)・・カミーユ、ふたたび ・・・・・・・・・・・・・・7/18・・・・・・・・・・・・1,442・・・・・・・・・・・・・・・18,637・・・・・・・・・・138・・・・・・・・・・12
5(新)・・ペーパーボーイ 真夏の引力 ・・・・8/08・・・・・・・・・・・・1,278 ・・・・・・・・・・・・・・・1,641・・・・・・・・・・・12・・・・・・・・・・12
今回も前週のランクと矛盾が・・・。全体のランクはいいのですが、多様性映画の方は何曜日の何時頃切り替わるのか、今度こそ確認しなくては、・・・とこれまで何度も思いつつそのまま。いかんなー。
昨日パソコンでKBS1ラジオを聴いていたら、「マジマク(最後の)サジュンジュ」が芸術映画としては「ウォナンソリ(牛の鈴音)」以来の観客5万人を超えました」というニュースを報じていました。何だ、サジュンジュとは?と考えることしばし。自分で打ち込んだ記事を思い出し、やっと「最後の四重奏」すなわち日本題「25年目の弦楽四重奏」のことだとわかった次第。やっぱり聴き取りはむずかしいです、はい。
で、今回の新登場は3位と5位の2作品。
3位「ペインレス」については上述しました。
5位「ペーパーボーイ 真夏の引力」は日本では7月26日に公開されています。韓国題は「페이퍼보이: 사형수의 편지」。