先週紹介した3月21日(金)~30日(日)の<2014新大久保ドラマ&映画祭>が開かれます。公式サイト(→コチラ)を見ると、その後さらに上映作品が増えていますよ。そればかりか、チケットの予約(→コチラ)いきなり始まりました。ぬわんと、料金は映画が1円以上(!)、ドラマは無料です。なお、「多くの方が楽しめるようお一人様5作品までのお申込をお願いしております」とのことです。今の時点では、初日の<広報大使 キム・シフ記者会見>(at K-STAGE O)と、<開幕式&K-POP公演>(at韓国文化院)だけが申込終了で、あとはまだまだ余裕あり、です。
この1週間はいろいろ忙しくて映画鑑賞はゼロ。その間、ちょっと気になった韓国の新聞記事を2つ紹介します。
1つ目は「東亜日報(日本語版)」の連載コラム「횡설수설 (横説竪説.世迷い言)」。2月10日付の<映画産業左派の自己矛盾>と題した一文です。(→コチラ。)
「全世界で自国映画のシェアが50%を越える国は米国、インド、中国、日本、韓国の5ヵ国だけ」なのだそうです。で、記事の要点はというと、マルチ映画上映館のCJCGVは、ライバル会社のN.E.Wが投資した「弁護人」を上映するため、やむをえず系列会社のCJE&Mが投資配給した「家へ行く道」を映画館から下すことになった。N.E.Wはこの映画のおかげで昨年12月29日CJE&Mを抜いて韓国映画年間ヒット1位につけた。それは「純粋映画資本が、大企業が背後にある巨大資本を制した事件だった」とのこと。ここまでが前段。
記事は続けて「韓国映画産業の成長のもっとも大きな要因は競争を避けなかったということだ。もう一つをあげると、マルチ映画上映館の拡散」と指摘。「そのおかげで、CJ、ショーバックス、ロッテエンターテインメントなど数百億ウォンを投資できる資本も形成された。しかし、まだまだ国内市場を守っているぐらいで、米国のディズニー、中国のワンダなどと競争するには力不足だ。文化市場でも国際競争力を持った企業が必要だ」と続きます。
そしてしめくくりは次の文章。
「 文化は「現実告発」という特性によって、他の国でもほとんど進歩性向が主流になっている。文化産業の中でもっとも資本主義的と言われる映画でも左派の影響力が強い。公正取引委員会は、ずいぶん前から「不公正な内部取引がない限り、垂直系列化は問題視しない」という方針を維持している。しかし、映画界では投資―配給―上映を総括する垂直系列化を規制しようという左派の主張が引き続き提起されている。対外競争力を考えると、映画資本の規模拡大が急がれているのに」。
はてさて面妖な・・・。一体何が言いたいのか? するとその後、左派の代弁者というべき「ハンギョレ(日本語版)」が2月24日付で<三星(サムスン) "映画‘もう一つの約束’が真実歪曲" 初反応…団体観覧客 卑下も>という記事を載せました。(→コチラ。)
前に本ブログでも紹介した、サムソン電子での職業病が原因で死亡したとされる女子従業員の遺族の闘いを映画化した「もうひとつの約束」の上映をめぐる<いろいろ>だけでなく、ついにサムソンが乗り出してきたゾ、という記事です。
これまでの経緯を考えると、先の「東亜日報」の記事も<そこらへんのこと>を言ってるようですねー。) なんだかなー・・・。
★★★ Daumの人気順位(2月25日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①もうひとつの約束(韓国) 9.7(2009)
②弁護人(韓国) 9.5(30023)
③アーネストとセレスティーヌ 9.1(27)
④イングリッシュ、ヴィングリッシュ 9.1(76)
⑤あまり者たちのヒッチハイキング(韓国) 9.0(104)
⑥怪しい彼女(韓国) 9.0(2487)
⑦名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌<レクイエム>(日本) 8.8(5)
⑧ジャスティン 8.8(47)
⑨あらしのよるに(日本) 8.8(134)
⑩アデル、ブルーは熱い色 8.8(106)
今回の新登場は、③「アーネストとセレスティーヌ」だけです。2012年のフランス製アニメで、日本でも同年の<フランス映画祭>や、昨年の<横浜フランスアニメーション映画祭2013>で上映されました。(あ、シネマ・ジャック&ベティでやってたのか! あかん、見逃したわー!←悲報。) モトはベルギーの女性絵本作家バンサンの絵本。日本でも「くまのアーネストおじさん」シリーズがたくさん刊行されています。このアニメは、大きくて無愛想なクマのアーネストおじさんが腹ぺこでゴミ箱をあさっている時、「わたしを食べないで!」と声を上げたのが小さなネズミのセレスティーヌだった、という出会いから始まった2人、いや2匹のあたたかい友情の物語。⑨「あらしのよるに」とちょっとだけ似てる、かな? 韓国題は「어네스트와 셀레스틴」です。
【「アーネストとセレスティーヌ」(韓国版)のポスター。】
【専門家による順位】
①インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌 8.8(7)
②ゼロ・グラビティ 8.2(5)
③エスケープ・フロム・プラネット・アース 8.0(1)
④アデル、ブルーは熱い色 7.8(5)
⑤風景(韓国) 7.7(4)
⑥そして父になる(日本) 7.6(6)
⑥ある過去の行方 7.6(6)
⑧アメリカン・ハッスル 7.6(5)
⑨あまり者たちのヒッチハイキング(韓国) 7.3(3)
⑨ロボコップ 7.3(3)
新登場は⑧「アメリカン・ハッスル」だけです。日本でもすでに1月31日から公開されています。韓国題は「아메리칸 허슬」です。
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★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[2月21日(金)~23日(日)] ★★★
「ポンペイ」が初登場1位
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・週末観客動員数・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・ポンペイ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2/20 ・・・・・・・・・・・・462,663・・・・・・・・・542,054・・・・・・・・4,121・・・・・・・・561
2(17)・・チラシ:危険な噂(韓国)・・・・・・・2/20 ・・・・・・・・・・・・440,829・・・・・・・・・536,758・・・・・・・・4,017・・・・・・・・558
3(2)・・怪しい彼女(韓国) ・・・・・・・・・・・・1/22 ・・・・・・・・・・・・383,991 ・・・・・・・7,692,373・・・・・・・55,661・・・・・・・・508
4(1)・・アナと雪の女王・・・・・・・・・・・・・・1/16 ・・・・・・・・・・・・377,572 ・・・・・・・9,617,412・・・・・・・77,128・・・・・・・・628
5(3)・・ロボコップ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2/13 ・・・・・・・・・・・・126,716・・・・・・・・・897,308・・・・・・・・6,704・・・・・・・・382
6(4)・・官能の法則(韓国)・・・・・・・・・・・・2/13・・・・・・・・・・・・・・96,198・・・・・・・・・609,832・・・・・・・・4,570・・・・・・・・350
7(20)・・アメリカン・ハッスル ・・・・・・・・・2/20・・・・・・・・・・・・・・67,528・・・・・・・・・・85,324・・・・・・・・・・664・・・・・・・・245
8(6)・・神が送った人(韓国)・・・・・・・・・・・2/13・・・・・・・・・・・・・・60,904・・・・・・・・・274,210 ・・・・・・・1,995・・・・・・・・241
9(5)・・もうひとつの約束(韓国)・・・・・・・・2/06・・・・・・・・・・・・・・32,700・・・・・・・・・442,793・・・・・・・・3,142・・・・・・・・156
10(7)・・名探偵コナン/・・・・・・・・・・・・・・2/13・・・・・・・・・・・・・・27,314・・・・・・・・・154,753・・・・・・・・1,016・・・・・・・・131
探偵たちの鎮魂歌<レクイエム>(日本)
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
長く続いていた「アナと雪の女王」と「怪しい彼女」の1・2位が僅差ながら4・3位に後退。
今回の新登場は1・2・7位の3作品です。
1位「ポンペイ」は、西暦79年のヴェスヴィオ火山噴火により火砕流で埋まったあのポンペイを舞台にした歴史アクション超大作。主人公の奴隷のミロは無敵の剣闘士。旅の途中で裕福な商人の娘であるカッシアを助け恋に落ちるが、彼女はあくどい元老院議員コルヴィスと無理やり婚約させられていた。火山が噴火し、火砕流でポンペイが壊滅する前に、ミロはカッシアを救うべく戦う・・・って、彼らは助かるの? どーなの? 韓国題は「폼페이: 최후의 날(ポンペイ:最後の日)」。日本公開は6月です。
2位「チラシ:危険な噂」。主人公は熱血芸能マネジャーのウゴン(キム・ガンウ)。担当する女優の成功のために汚れ仕事も厭わずやってきたが、証券街のチラシによる大型スキャンダルに巻き込まれて女優は命まで失うことに。全てを失ったウゴンはそのチラシを流布した犯人を探し始める。その過程でチラシを作って売る業者のパク社長、情報を掘り出して確認する不法盗聴の専門家ペンムン(コ・チャンソク)の他、チラシを利用して「操作」を実行し、それによって生じた問題を武力で解決する解決専門家のチャ・ソンジュ(パク・ソンウン)まで登場。彼の脅しを受けながらウゴンはチラシの根源とその中に隠された真実を追い始める・・・。うーむ、これってどこまで事実を反映しているのかな? 原題「は찌라시: 위험한 소문」ですが、「찌라시(チラシ)」は日本語がそのまま韓国語になった言葉。証券街のチラシというのが実際はどんなものなんだろう? あ、アン・ソンギも特別出演してるのか! あの「トガニ」の悪校長役だったチャン・グァン(張光)も。
7位「アメリカン・ハッスル」は上述のように日本でもすでに公開されています。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・インサイド・ルーウィン・デイヴィス・・・・1/29 ・・・・・・・・・・・・・3,892・・・・・・・・・・・・・・94,838・・・・・・・・・・737・・・・・・・・・34
名もなき男の歌
2(新)・・舟を編む(日本) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・2/13 ・・・・・・・・・・・・・2,842・・・・・・・・・・・・・・・4,819 ・・・・・・・・・・・38・・・・・・・・・25
3(3)・・アデル、ブルーは熱い色・・・・・・・・・・・1/16 ・・・・・・・・・・・・・・・775・・・・・・・・・・・・・・47,837・・・・・・・・・・367・・・・・・・・・・8
4(新)・・スティル・マイン・・・・・・・・・・・・・・・・・・2/20 ・・・・・・・・・・・・・・・752 ・・・・・・・・・・・・・・・1,439・・・・・・・・・・・・8・・・・・・・・・12
5(4)・・そして父になる(日本)・・・・・・・・・・・・・12/19 ・・・・・・・・・・・・・・・655 ・・・・・・・・・・・・118,784・・・・・・・・・・901・・・・・・・・・・3
2位と4位の2作品が新登場です。
2位「舟を編む」の韓国題は「행복한 사전(幸福な辞典)」。なるほどね。見た人たちの評価(→コチラ)もなかなか高いようです。1つ具体的に紹介。「最近見た映画の中で断然ベスト。素朴だが本当に暖かい映画。感情過剰というか、そんな無駄なく簡潔に、思慮深く相手を思いやる慎重な態度、膝まづいて相手を迎える姿勢等、日本映画の中で見られるその国の文化的特性というか。このような部分が目に焼き付く。過度の一般化した誤謬なのか」。
4位「スティル・マイン」は2012年のカナダ映画。カナダの小さなな農村で暮らす80代の老夫婦。夫のクレイグが自分の手で新しい家を建て始めます。ところが、この手作りの家が違法であるとされ、政府から訴えられてしまいます。彼はただ自分の父と同じ方法で建てていただけなのに。ところがクレイグはなかなかの頑固者のようで、中止命令を受けても家の建設を続け、ついに裁判にかけられてしまうのですが・・・。実話に基づいた映画だそうです。韓国題は「해피엔딩 프로젝트(ハッピーエンディング・プロジェクト)」。日本公開は未定のようです。
この1週間はいろいろ忙しくて映画鑑賞はゼロ。その間、ちょっと気になった韓国の新聞記事を2つ紹介します。
1つ目は「東亜日報(日本語版)」の連載コラム「횡설수설 (横説竪説.世迷い言)」。2月10日付の<映画産業左派の自己矛盾>と題した一文です。(→コチラ。)
「全世界で自国映画のシェアが50%を越える国は米国、インド、中国、日本、韓国の5ヵ国だけ」なのだそうです。で、記事の要点はというと、マルチ映画上映館のCJCGVは、ライバル会社のN.E.Wが投資した「弁護人」を上映するため、やむをえず系列会社のCJE&Mが投資配給した「家へ行く道」を映画館から下すことになった。N.E.Wはこの映画のおかげで昨年12月29日CJE&Mを抜いて韓国映画年間ヒット1位につけた。それは「純粋映画資本が、大企業が背後にある巨大資本を制した事件だった」とのこと。ここまでが前段。
記事は続けて「韓国映画産業の成長のもっとも大きな要因は競争を避けなかったということだ。もう一つをあげると、マルチ映画上映館の拡散」と指摘。「そのおかげで、CJ、ショーバックス、ロッテエンターテインメントなど数百億ウォンを投資できる資本も形成された。しかし、まだまだ国内市場を守っているぐらいで、米国のディズニー、中国のワンダなどと競争するには力不足だ。文化市場でも国際競争力を持った企業が必要だ」と続きます。
そしてしめくくりは次の文章。
「 文化は「現実告発」という特性によって、他の国でもほとんど進歩性向が主流になっている。文化産業の中でもっとも資本主義的と言われる映画でも左派の影響力が強い。公正取引委員会は、ずいぶん前から「不公正な内部取引がない限り、垂直系列化は問題視しない」という方針を維持している。しかし、映画界では投資―配給―上映を総括する垂直系列化を規制しようという左派の主張が引き続き提起されている。対外競争力を考えると、映画資本の規模拡大が急がれているのに」。
はてさて面妖な・・・。一体何が言いたいのか? するとその後、左派の代弁者というべき「ハンギョレ(日本語版)」が2月24日付で<三星(サムスン) "映画‘もう一つの約束’が真実歪曲" 初反応…団体観覧客 卑下も>という記事を載せました。(→コチラ。)
前に本ブログでも紹介した、サムソン電子での職業病が原因で死亡したとされる女子従業員の遺族の闘いを映画化した「もうひとつの約束」の上映をめぐる<いろいろ>だけでなく、ついにサムソンが乗り出してきたゾ、という記事です。
これまでの経緯を考えると、先の「東亜日報」の記事も<そこらへんのこと>を言ってるようですねー。) なんだかなー・・・。
★★★ Daumの人気順位(2月25日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①もうひとつの約束(韓国) 9.7(2009)
②弁護人(韓国) 9.5(30023)
③アーネストとセレスティーヌ 9.1(27)
④イングリッシュ、ヴィングリッシュ 9.1(76)
⑤あまり者たちのヒッチハイキング(韓国) 9.0(104)
⑥怪しい彼女(韓国) 9.0(2487)
⑦名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌<レクイエム>(日本) 8.8(5)
⑧ジャスティン 8.8(47)
⑨あらしのよるに(日本) 8.8(134)
⑩アデル、ブルーは熱い色 8.8(106)
今回の新登場は、③「アーネストとセレスティーヌ」だけです。2012年のフランス製アニメで、日本でも同年の<フランス映画祭>や、昨年の<横浜フランスアニメーション映画祭2013>で上映されました。(あ、シネマ・ジャック&ベティでやってたのか! あかん、見逃したわー!←悲報。) モトはベルギーの女性絵本作家バンサンの絵本。日本でも「くまのアーネストおじさん」シリーズがたくさん刊行されています。このアニメは、大きくて無愛想なクマのアーネストおじさんが腹ぺこでゴミ箱をあさっている時、「わたしを食べないで!」と声を上げたのが小さなネズミのセレスティーヌだった、という出会いから始まった2人、いや2匹のあたたかい友情の物語。⑨「あらしのよるに」とちょっとだけ似てる、かな? 韓国題は「어네스트와 셀레스틴」です。
【「アーネストとセレスティーヌ」(韓国版)のポスター。】
【専門家による順位】
①インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌 8.8(7)
②ゼロ・グラビティ 8.2(5)
③エスケープ・フロム・プラネット・アース 8.0(1)
④アデル、ブルーは熱い色 7.8(5)
⑤風景(韓国) 7.7(4)
⑥そして父になる(日本) 7.6(6)
⑥ある過去の行方 7.6(6)
⑧アメリカン・ハッスル 7.6(5)
⑨あまり者たちのヒッチハイキング(韓国) 7.3(3)
⑨ロボコップ 7.3(3)
新登場は⑧「アメリカン・ハッスル」だけです。日本でもすでに1月31日から公開されています。韓国題は「아메리칸 허슬」です。
\t
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[2月21日(金)~23日(日)] ★★★
「ポンペイ」が初登場1位
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・週末観客動員数・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・ポンペイ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2/20 ・・・・・・・・・・・・462,663・・・・・・・・・542,054・・・・・・・・4,121・・・・・・・・561
2(17)・・チラシ:危険な噂(韓国)・・・・・・・2/20 ・・・・・・・・・・・・440,829・・・・・・・・・536,758・・・・・・・・4,017・・・・・・・・558
3(2)・・怪しい彼女(韓国) ・・・・・・・・・・・・1/22 ・・・・・・・・・・・・383,991 ・・・・・・・7,692,373・・・・・・・55,661・・・・・・・・508
4(1)・・アナと雪の女王・・・・・・・・・・・・・・1/16 ・・・・・・・・・・・・377,572 ・・・・・・・9,617,412・・・・・・・77,128・・・・・・・・628
5(3)・・ロボコップ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2/13 ・・・・・・・・・・・・126,716・・・・・・・・・897,308・・・・・・・・6,704・・・・・・・・382
6(4)・・官能の法則(韓国)・・・・・・・・・・・・2/13・・・・・・・・・・・・・・96,198・・・・・・・・・609,832・・・・・・・・4,570・・・・・・・・350
7(20)・・アメリカン・ハッスル ・・・・・・・・・2/20・・・・・・・・・・・・・・67,528・・・・・・・・・・85,324・・・・・・・・・・664・・・・・・・・245
8(6)・・神が送った人(韓国)・・・・・・・・・・・2/13・・・・・・・・・・・・・・60,904・・・・・・・・・274,210 ・・・・・・・1,995・・・・・・・・241
9(5)・・もうひとつの約束(韓国)・・・・・・・・2/06・・・・・・・・・・・・・・32,700・・・・・・・・・442,793・・・・・・・・3,142・・・・・・・・156
10(7)・・名探偵コナン/・・・・・・・・・・・・・・2/13・・・・・・・・・・・・・・27,314・・・・・・・・・154,753・・・・・・・・1,016・・・・・・・・131
探偵たちの鎮魂歌<レクイエム>(日本)
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
長く続いていた「アナと雪の女王」と「怪しい彼女」の1・2位が僅差ながら4・3位に後退。
今回の新登場は1・2・7位の3作品です。
1位「ポンペイ」は、西暦79年のヴェスヴィオ火山噴火により火砕流で埋まったあのポンペイを舞台にした歴史アクション超大作。主人公の奴隷のミロは無敵の剣闘士。旅の途中で裕福な商人の娘であるカッシアを助け恋に落ちるが、彼女はあくどい元老院議員コルヴィスと無理やり婚約させられていた。火山が噴火し、火砕流でポンペイが壊滅する前に、ミロはカッシアを救うべく戦う・・・って、彼らは助かるの? どーなの? 韓国題は「폼페이: 최후의 날(ポンペイ:最後の日)」。日本公開は6月です。
2位「チラシ:危険な噂」。主人公は熱血芸能マネジャーのウゴン(キム・ガンウ)。担当する女優の成功のために汚れ仕事も厭わずやってきたが、証券街のチラシによる大型スキャンダルに巻き込まれて女優は命まで失うことに。全てを失ったウゴンはそのチラシを流布した犯人を探し始める。その過程でチラシを作って売る業者のパク社長、情報を掘り出して確認する不法盗聴の専門家ペンムン(コ・チャンソク)の他、チラシを利用して「操作」を実行し、それによって生じた問題を武力で解決する解決専門家のチャ・ソンジュ(パク・ソンウン)まで登場。彼の脅しを受けながらウゴンはチラシの根源とその中に隠された真実を追い始める・・・。うーむ、これってどこまで事実を反映しているのかな? 原題「は찌라시: 위험한 소문」ですが、「찌라시(チラシ)」は日本語がそのまま韓国語になった言葉。証券街のチラシというのが実際はどんなものなんだろう? あ、アン・ソンギも特別出演してるのか! あの「トガニ」の悪校長役だったチャン・グァン(張光)も。
7位「アメリカン・ハッスル」は上述のように日本でもすでに公開されています。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・インサイド・ルーウィン・デイヴィス・・・・1/29 ・・・・・・・・・・・・・3,892・・・・・・・・・・・・・・94,838・・・・・・・・・・737・・・・・・・・・34
名もなき男の歌
2(新)・・舟を編む(日本) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・2/13 ・・・・・・・・・・・・・2,842・・・・・・・・・・・・・・・4,819 ・・・・・・・・・・・38・・・・・・・・・25
3(3)・・アデル、ブルーは熱い色・・・・・・・・・・・1/16 ・・・・・・・・・・・・・・・775・・・・・・・・・・・・・・47,837・・・・・・・・・・367・・・・・・・・・・8
4(新)・・スティル・マイン・・・・・・・・・・・・・・・・・・2/20 ・・・・・・・・・・・・・・・752 ・・・・・・・・・・・・・・・1,439・・・・・・・・・・・・8・・・・・・・・・12
5(4)・・そして父になる(日本)・・・・・・・・・・・・・12/19 ・・・・・・・・・・・・・・・655 ・・・・・・・・・・・・118,784・・・・・・・・・・901・・・・・・・・・・3
2位と4位の2作品が新登場です。
2位「舟を編む」の韓国題は「행복한 사전(幸福な辞典)」。なるほどね。見た人たちの評価(→コチラ)もなかなか高いようです。1つ具体的に紹介。「最近見た映画の中で断然ベスト。素朴だが本当に暖かい映画。感情過剰というか、そんな無駄なく簡潔に、思慮深く相手を思いやる慎重な態度、膝まづいて相手を迎える姿勢等、日本映画の中で見られるその国の文化的特性というか。このような部分が目に焼き付く。過度の一般化した誤謬なのか」。
4位「スティル・マイン」は2012年のカナダ映画。カナダの小さなな農村で暮らす80代の老夫婦。夫のクレイグが自分の手で新しい家を建て始めます。ところが、この手作りの家が違法であるとされ、政府から訴えられてしまいます。彼はただ自分の父と同じ方法で建てていただけなのに。ところがクレイグはなかなかの頑固者のようで、中止命令を受けても家の建設を続け、ついに裁判にかけられてしまうのですが・・・。実話に基づいた映画だそうです。韓国題は「해피엔딩 프로젝트(ハッピーエンディング・プロジェクト)」。日本公開は未定のようです。