好きなことにぞっこん

花に癒され、永井龍雲の歌声に癒されています

知人に打ち明けられたこと

2019-07-30 10:52:52 | 乳がんのこと
 今年の年賀状に、これを最後にします。長年ありがとうございました、とあったのにちょっと啞然としていました。うむ・・・個性的な方だったので、そんなんもあるんだ。その前年の年賀状の記載から感じるところを少しばかり書き添えて今年の年賀状を出していました。
そうしたら2月に入ってから手紙が来ました。実は昨年、乳がんが発覚して、この先年賀状が書けなくなると思うので、あんな風に書いたという趣旨です。
 手紙できたんだから手紙で返さないと、普段手紙を書かない身なのですが、慌てて便箋を買いに走りました。
私もよ、12年前に。で、今は元気元気!おまけにここ3年程に人工股関節置換手術、両脚したんだから。すこぶる快調!と空気が読めない内容だったか、返信したんです。

 いや確かに当時の気持ちを思い起こせば、暗い気持ちにはなったけれど、私の場合、十年は持つかと勝手に目算をたてて、それくらいもったらもういいや、という結論になって、今はそれを過ぎたよ、なんて体験談、治療1年目の人には酷だったかもしれない。けれど彼女は自分だけと思ってたようで、無理もないことだけどね。人に打ち明けたら結構いるんよね、そんな人は今はみんな元気で、想像だにできないかったわ、という。

 問題はそれからです。一年たった今、小さな小さなのが、肺に4個見つかったというのです。恐らくそうだろうけど、3か月ほど様子を見ましょう!??
どう思う!!と聞かれました。そりゃたまりません、座して待つ、なんてできません。セカンドオピニオンどこがいいか、いいところを知らないかと聞かれました。人に勧めるほどの情報はもってませんが、今はインターネットが心強い味方です。

 あとは気持ちの持ち方ですね。人の寿命は誰にもわからない。明日かもしれない。そう思うと今日、今、生きてられることを感謝して生活していくしかないですね。

 そんな話を喫茶店でしました。
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10年経ちました

2017-10-14 10:55:28 | 乳がんのこと

実質平日1日だけを挟んで核医学検査やCT、エコーの検査結果結果を聞きに行きました。

結果はすべて(^O^)/。もう半年ごとの診察に行かなくてもいいことになりました。

病院に行ってまず驚いたのは、診察に呼ばれるまでの待ち時間です。はじめの頃は2時間くらいはザラで、予約しているのになんでこんなに待たされるのと不満たらたらでした。今回は2分くらい。えっ!!なんか悪かった??不穏な心地で診察室に向かいました。がそうでなかった(*^_^*)

今は時間の流れが早くって10年なんてつい最近のできごとよねぇと思うことばかりでしたが、短いようで長かったかもしれません。待合室でのこともしかり。担当医もあのころからしばらくがピークだったんですね。顔を見ると少し枯れかけてきた・・だから空いていたんだ。

治療や先生の判断術、検査技術もますます向上して、今のお陰をこうむっている。病院に行くごとに、へえッーと変化に驚くことばかりです。これじゃ定期的に病院に行ってないと面喰っちゃうんじゃないかと思うことばかりです。

何はともあれ大学病院は卒業させていただいたので、あとは年に一度くらい併設のクリニックに行くなら行ったら?と言われたました。クリニックならいつでも出戻りOKだそうです。いりません。ご遠慮申し上げたい。ありがとうございました。

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今から思えば

2016-11-01 10:29:56 | 乳がんのこと

 病棟担当の看護師さんの注射はホントにへたっぴですね、何度射し直す事やら。見れば看護学校を出たてばかりくらいの若さです。無理もないでしょうけどね(でも痛い!)

 あっけらかんとしていた私ですが、摘出したがん細胞診の結果、がんの顔つきがどうのこうのと医者が言う。「エストロゲン」「プロゲステロン」の2種類の女性ホルモンの受容体や、「HER2」の受容体の検査結果から、トータルで中程度の再発の危険性があるという。えっ?

 乳房温存では放射線治療が必須のようです。時間だけはいっぱいある私は抵抗なくく受け入れました。準備のための事前処置のための1日を加えて26日間、少し離れた病院に通いました。大きな病院なら放射線治療科もあるのですが、ここの病院には残念ながらありませんでしたから。

 抗がん剤の知識はまったくありませんでした。ネットでいろいろ検索して、より詳しく知りたいとプリントアウトして医者に見せて、自分がどの程度にいるのかそのプリントに書き込みたいと思って持参しました。けれども主治医にそのプリントをチラリと見せても、あまり肯定はしません。ネットで知識を付けるのは否定はしないが、そんなことまでしなくてもいい、私に任せておいたらいいんだ、というような空気です。

 それでもと、逆らうことはできません。ですから詳しく記録を取って残しておこうかと思いましたが、詳細な数値など記録は残せませんでした。でも今になって考えてみると、けっして読み直して感慨に耽りたいものじゃありませんね。むしろ見たくない、思い出したくない部類に属するかもしれません。

 この病院の看護師の注射で毒性の高い抗がん剤を打たれるのはコワい!と思ったので、先生の大学病院で抗がん剤治療を受けさせてください。大きな病院なら患者も多くて患者会があるでしょうから、そこに入りたいんです、と口実をつけて頼みました。正直にここの看護師が怖いから、なんて言えませんからね。

 イヤーうちの看護師、注射は下手だよー、患者会は2つあるけどね

 ということで放射線治療が終わり次第、カルテを大学病院に引っ越すことになりました。

 

 

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12人に1人らしい

2016-10-26 16:26:16 | 乳がんのこと

 願わないクジには当たりやすい性分です。病気はクジの確率の対象ではありませんが、統計の数値で、日本人女性の12人に1人に発症してるその12分の1に入ってしまいました。

 しかし治りやすいがんの1,2を競っています。

 30年ほど前に初めてマンモグラフィーを撮られたのですが、今ほどマンモグラフィーの知識は普及していなかったか、自分が知らなかっただけか、妙なレントゲン撮影だと思いました。

 乳腺症と診断され、結局、何の治療も要せず自然に落ち着きました。しかし乳腺症になった人は乳がんになりやすい傾向にありますとは言われました。

 その後、その言葉を忘れたわけではありませんが、40歳を境に人間ドックの受診券が送られてくるようになって、受診したのです。そこで初めて受けた胃のバリウム検査が悪かったと思っていますが、今までの最強の猛烈なジンマシンに苛まれました。風邪をひいて本復ちょっと前の時期だったのにバリウムを飲んだことが原因だったと思っています。こりごりでした。

 それで人間ドックアレルギーになってしまいました。以来人間ドックの受診券が来ても家族に見つからないように素早く隠して、やり過ごしてきたのです。

 検診の重要性は身をもって感じました。

 その頃、テレビの健康番組で、やたら乳がんの特集があったり、そこに主演していた芸能人が乳がんに気付いたとか、余命いくばくもない人の物語とか、情報はあふれていました。でも自身はそんな緊張感を完全に忘れていました。

 その時その気で触診していたら発見できたかもしれません。4~5ヶ月発見が遅れたという意識はありますが、最終的にはⅡaでした。

 33日後に乳房を温存して摘出手術を受けました。所要時間は1時間~1時間30分くらいだったでしょうか、やっぱり簡単だったようです。看護師の友達曰く、皮膚科の手術くらいやね、それって。

 病気や入院は本人が一番大変なのはもっともなお話ですが、同じく家族も鎮痛な気分でしょうね。本人以上に気遣いがあるかもしれません。

 悪かったなあと思ったのは、摘出した部位を見せられたことです。医者は本職ですから、焼肉の生肉をひっくり返すくらいの感覚でしょうか、バットに摘出した部位を載せて、ピンセットで何度も何度もひっくり返しながら説明してくれたそうです。

 あれがトラウマになった、と子供は言うのです。ですからその後、病院へは2度来たっきり。家から自転車で5分くらいなのに。こちらもコインランドリーで洗濯するのが仕事くらいで、同室の人に、あなた、どこ悪いの?なんて聞かれたりもしました。小さい病院でがん患者は少なかったんです。

 私は後日、摘出した部位の写真を見せてもらいました。リアルなら辞退したいかも。

 その後のことはまたあとで(゜.゜)

 

 

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今回も大丈夫だった

2016-10-19 16:50:41 | 乳がんのこと

 9年前の8月、最後の木曜日の夜11時頃のことでした。

 お風呂上がり、パジャマを着ようとしてして、意図せず左胸の中央上部に触れた指先に、違和感を感じた。なんかつっぱた感じがする。

 指先でそこをまさぐってみると、確かに奥の方にある。来たか!

 経験はないものの、疑いの余地はない。

 さて、どこの病院に行こう・・・

 翌日、初めて訪れる少し離れた総合病院に飛び込んだ。受付で乳がんらしいです、というと乳腺外科の専門医は10日先にしか来ないという。

 一応診察の手続きをしたものの、やっぱり他を当たります、と出て来た。さてどこに行こうか・・所属の健康保険組合がやっている病院があり、そこに行くべのがベターでしょうが、電車に乗らないといけないし、受付が11時までのはずだから、たぶん間に合わない。

 仕方がない。小規模だけど普段から利用している一番近い病院を当たってみよう。 

 

 明日来てください。乳腺外科の先生が来ますから。  

 月に2回、土曜日に外部から来てるという。その内の一日がちょうど明日という。

 エコーを見ながら、可能性が高いですね、おそらくそうですね。

 大きな厳つい注射器のようなもので細胞診をするために、バッチンと採取した。センチネル生検するし、温存で行けるから大丈夫。普段は学生に手術させてるくらいだし、簡単だから大丈夫大丈夫、って。

 そんなに簡単な手術って、盲腸の手術くらいですか?

 盲腸は腹部にあって周りに大事な臓器もあるし・・

 盲腸の手術より簡単って言ってるんですか・・暗に

 あちこちリンパ腺を触診している真剣そのもの顔つきを見て、この先生にお任せようと思った。

 手術はこの病院でするし。

 この病院へは大学病院からアルバイトに来てるんや、ハッハッハッ!!

 大丈夫かいな、この先生。

 

 あれっ!?て思ってから、35時間くらいで乳がんと診断され、ショックはないはずないですよね普通の人なら。でも私は多分、人よりショックは少なかったと思います。

 その頃、大きなストレスを抱えていたんです。もうどうでもいいやと思っていたから、乳がんでもなんでもいいいやと思いました。

 

 時間が経つというのは何もかも薄めてくれるものです。もちろん寿命があったから言えることですが・・ 

 

 

 

 

 

 

 

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すっかり季節が変わりましたね

2016-10-14 15:33:31 | 乳がんのこと

 明け方、寒さで布団を引き寄せることがあってから、足元には薄い毛布を重ねて置くようになました。暑さで目覚めていた頃と比べると、数日のことなのにこの違いは大きいですね。

 睡眠が健康維持にはたいへん重要と言う事は百も承知していますが、なかなか実行できません。一時は入眠障害、中途覚醒に悩まされましたが、今はかなり軽減し5~6時間の睡眠はとられるようになりましたが、日付が変わらないうちに就寝することはまず有りません。

 またまたテレビ番組で便秘やダイエットに睡眠がどれほど大切なことかというを訴えているのを見て、こりゃもっと早く寝ないといかんなあ、心新たに思う今日この頃です。

 時代が進むにつれて、次々新説が出てくる!まだまだ未知のことの方が多いのですから、巷ではああすればいい、こうすればいいレベルですが、ノーベル賞ものの発見も続くことでしょうね。

 ありがたい事です。さて余命は、と考えてみたら、まず、1歳半で麻疹から肺炎を起こして、抗生物質を投与され助かった、高い薬だったけどね、と母に言われました。

 いやいやそれは親あっての事だけど、まず、風邪や麻疹に罹らんようにすべきでしょ。

 私は子供に予防接種は適宜ちゃんと受けさせてので、突発性発疹をはじめ、流行り病には一切感染せず、病院とは縁遠いと言いたいのですが、そうでもないようです。

 悲しいかなDNAのいたずらか、消化器系が弱いことや、頭痛が常にあるようです。私のじゃないよ、絶対に!

 私自身、ちょこちょこ病気はしますが、幸い死に病には見舞われれていません。来週はじめにも10年目に入る乳がんの定期検査の結果を聞きに行く予定です。何年たっても完全に安心できない性質の病ですが、今のところ何ともありません。

 主治医曰く、再発しても5年目ならあと5年、8年目ならあと8年の余命はありますから、ですって。そうか、10年目だもんね。その間にも医学は進むしね。

 結構失礼な事平気でおっしゃる主治医なんです。先生自身の担当の患者が、脳卒中や心臓病で亡くなったという連絡があったら、\(^o^)/って言うんですって。乳がんでは死なせないから、というのです。

 うぅxっぅー、お礼を言うべきなのか、怒るべきことなのか・・やっぱりお礼かな

 ま、先生のお蔭と私の運もあって、たまたま今はぴんぴんしています。

 マイナーな未来予測は自分には起こらないと考える人が、圧倒的らしいです。確率論から言えばそれはないらしいですがね。

 わたしもそうだけど。

   

 

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