小学校3、4年の担任の趣向で ”季節だより” といって季節を感じるもの、ほとんどが花でしたが、画用紙20×15㎝くらいに上段に色鉛筆で花の絵を、下段にその説明をつける任意の絵日記のような課題を与えられていた。私は対象に事欠かなかったし、絵を描くのも好きだし毎日のようにせっせと描いたものだった。
紫陽花は庭の柿の木の下にひっそり咲いていた。ごく普通の青色の玉アジサイだ。いつの間に?花好きな母の植える花々を関心をもって見ていたし、花の名前を聞いたりしていたけれどたぶん、私が知らぬ間に植えたものだろう。おそらくそれほど好きなタイプの花ではなかったのか、そうか紫陽花は家には無いものだ、と思い込んでいた花だったからか。そこに咲いていたのに気づいて驚いた。へぇー、うちにも紫陽花あるんや、でカタツムリは?あっ、いたー!!かわいいなぁ
その後”これガクアジサイっていうんだって”と母が縁に白い花(これはほんとにガクらしい)が付いている地味なアジサイも植えられ、そのうち玉アジサイの方が消滅した。あっちの方がよかったかな。無い物ねだり。
今はどれほどの品種のアジサイがあるんだろう。伝統の基本形のアジサイに飽き足らず品種改良された色も形もバリエーションに富んだアジサイが園芸店の店頭を飾っている。何度か購入した。変わり紫陽花かわいい!
消えた。大体2、3年で消える。いいお値段したのになあ。心がないからかなぁ・・。
お向かいさんが、”これあげる” と挿し木した紫陽花を大きな鉢ごとくれた。エッ、あ、ありがとう。
剪定もほとんどせず、年に2回ほど肥料をやっていら、ボチボチ花を咲かせてくれる。なのにお向さんはで花が咲かない。なんでだろう。なんでだろうかと思っていたら、潔癖症なんですよお向かいさんは。片っ端から詰めている。あかんでしょ、花芽を切ってしまったら。で、里帰りに3本、切って進呈した。
50年ほど前の絵日記、残してないのよね。残念( 一一)