日本列島、賑わいの中で

　パスポートの期限はいつだったっけ、久しく開いてないなぁ。国内旅行も、観光地の雑踏や、チケット切りの老人の亡者の形相に、現実を知らしめられてからは若いときほど行きたい気持ちも薄れ、テレビの旅行番組で結構満たされている。
　
　図書館に行くと、通常より人が多い。公共の施設の有り難みをつくづく感じている。これで無料の自習室が有ればもっといいけど、民業圧迫するからでしょ、ないんですよね。でも静かに読書出来るからありがたやありがたや。

　意気込んでも読み切れないから2冊だけ借りて、自宅読書に勤しむことにしよう。やっぱり主に海外を舞台にしたものだ。

　こういう物を読んでいると、いかに自分が何も知らないと言うことを思い知らされる。いったいひとりの人間の知識は、砂漠の一粒の砂ほど有るのだろうか。

　自宅にいると何かと時間が途切れる。

　そうだ、午後からは一人暮らしの友人が入院しているので、おしゃべりに行こう。