子どもの頃は、大人の男性は皆分別があって、なんでも知っていて、困ったことがあれば助言を与えてくれるエライ先生のような方ばかりと思っていました。
そうではないと悟ったのは社会人になってからでした。こちらもぺーぺーの新人でしたが、社会人を慣れてくるにつれ、上司やその周りにいる男性の個性が見えるようになってきました。
何を言っても怒らない人(暖簾に腕押し?)何かの言葉に異常に反応する人、仕事以外に熱心な人、もちろん仕事に熱心で、さすがに物知りなひと等・・
子供時代でも友達との相性はあるのは百も承知でしたが、そっくりそのまま大人の世界も続いていると知ったときは、少なからずショックでした。
そうそう、子どもの頃、小学校4~5年生の頃かな、家庭で話す大人の会話がなんのことを言ってるのかさっぱりで、私がこのような会話を理解できるようになるのかな、果たしてなれるのか不安を感じたものでした。大人に聞いても、子どもは分からなくってもいいとか、聞いても分からんでしょうと教えてもくれません。、それが政治経済や今起こっている事件やその背景などで、確かに語彙一つ聞いたこともないようなお話です。確かに無理でした。義務教育で習う内容しか頭にありませんでしたから。
そんな私でも頭も徐々に大人になっていくものですね。中学、高校、大学と進むにつれフツーにテレビのや新聞のニュースが理解できるようになってきました。あのころは本当に不安だった思いを、時に懐かしく思いだすこともありましたよ。
今でも不可解なニュースが時にありますが、もう悩みません。テキトーに取捨選択して聞き流しています。あまりに情報が多すぎますから。