以前はお泊りコースの人間ドックがあり、今もある種、お金持ちのステイタスのようですが、昨今、日帰りで、しかも半日コースも多いようです。
めざましい医療診断技術です。採血した血液、レントゲン写真、エコー写真など、今撮ったばかりの写真や検査結果が、お医者さんのデスクのモニターに映し出されるのです。従来のネガフィルム様な物でなく、コンピューターのモニター画面に映し出される映像を次々クリックするのを見た時は驚いたものでした。
長足の進歩です。PETやMRIもメニューに組み込まれたりもします。もちろん検診は健康保険適応外なので、費用はお安くはありません。
極力、病院には行きたくないので!(^^)!、行く毎に何かが変わってるのに気付きます。すごいですよねえ。
思えば人間ドックデビューの40歳の時のことです。私もこんな年になったのかと思いつつ、そもそも人間ドックって何よ!と修理前提?ヘンな呼び名、といやいやながら受けたのでした。
その時は検診予定日前に風邪をひき、1週間以上、風邪薬なんか飲んでいました。けれども前日にはかなり回復し、服薬もやめて当日に臨みました。
生まれて初めて飲んだ、聞きしに勝るバリュームの違和感。その時以来、バリウム検査は辞退申し上げています。何故かというと、その検査を終えた日の夜半、猛烈なじんましんが出て、余程、救急車を呼ぼうかと思ったのですが、こんなことで救急車を呼ぶのはどう、と思い留まり、ひたすら夜明けを待ってその病院の正規の時間に駆け込んだのでした。
アレルギー体質でしたが、この時ほどひどいじんましんは、あとさき経験がありません。風邪をひき、体力が落ちていた時期にバリウムで胃腸を荒らしたからだったのでしょうか。結局、じんましんが治まるまでずいぶん日にちを要したように覚えています。
こりごりでした。以来の人間ドックアレルギーに陥りました。 必要あれば、即座に医者に行くという心つもりはあったので、ずいぶん長い間、人間ドックを受けることはありませんでした。
しか~し、こういうトラウマは何かと弊害をもたらします。気が付けばすでに始まっているという病気は数あります。そうなんです、見つけてしまったのです、良からぬ病気を。幸い今は事無きを得ていますが、人間ドックは多少なりとも必要と思い改め、復活しました。今回で6~7回目でしょうか。ただ、バリウムは一切拒否です。代りに胃カメラを3度飲みましたが、これもキツイものですが、バリウムよりはましと思っています。ですから胃カメラが日程上、取れないときは胃の検査はパスです。いいんです、胃がんになったって。
結果は当日にはあらかた出ていて、概ね、診断を得て帰ってきました。正式には2週間くらいで届くようです。やっぱり早いですね(^_^.)