好きなことにぞっこん

花に癒され、永井龍雲の歌声に癒されています

大詰めの音訳作業

2020-09-26 10:35:49 | 日記

2月ごろだったでしょうか、2冊目の音訳する本を選択して手には取っていたものの、まずは全部読む、それからいろいろ調べて作業にかかるまでも時間がかかりますし。そのうちコロナで録音室も閉鎖となり、作業できない。

しかたない。家で録音できれば点字図書館の録音室までいかなくてもいいので、録音マイクが欲しいとかねてから思っていたこともあり、購入もしました。が、想定内のことマイクの性能が違う!すでに録音された自分の声と質が違うんです。これを続けざまに聞かされたなら、あれれれって思うこと疑いなし。半分くらい読み終えていたのでいまさら最初から読み直すのもなぁ、とあの手この手でマイクの位置、角度、ボリュームを変えて音質の近いところを探る作業にほとほと疲れ、許容範囲と思うところで手を打って、やっと開始しても、発声する声質や感情やピークの波もっていき方は読み始めと読みの終盤とではずいぶん違うので苦労する。こうなりゃゴリ押しでどうにか繋げよう。

この作業はこのPRSプロというソフトがあってこそできること。デイジー図書用に作られたもので、以前のように磁気テープに声を吹き込んでいた時代だったら、私はぜったに務まらなかった。多分戸口にも立たなかった。だって私、文字を読むと必ずカミカミになるんだもの。そんな人でも削除、挿入がいくらでもできるこのソフトのおかげでどうにか2冊目「車輪の下に」ヘルマン・ヘッセ著 の終了が見えてきた。うれしいな。

録音時間が9時間半くらいだけど、おそらく20倍くらいの時間はかかっているでしょう。いやもっとかな。一応できあがれば校正で見てもらうし、そこでまたやり直し、2校正を終えてやっと完成。完了は先の話だけど、やるしかないか。

その点、自主の読書はいいな、気軽で。

 

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気になっていた本

2020-09-19 09:16:28 | 日記

やっと気になっていた柳田国男の「遠野物語」を読みました。ただし石井正己の解説付きので。というのは1910年に出版された岩手県遠野地方の地名も事物の名称も時の隔たりも今や古典の域に属しているかもしれないので、現代の私には理解が難しいところが多いと思いましたから。

けれども幸い私には1890年代に生まれた祖父母と10年余り同居していたので、ニュアンスとして理解できるところもあるし、日本昔話によく出てくるお話でなんかで耳にしていたので決して異次元のお話ではない気持になりました。

昔話にまつわる不思議なお話は一言で言えば ”明かり” のなせる結果でしょうか。現代は夜間も意思あらば不自由なく人は動けます。電気の照明おかげです。山男を見た、座敷童がいた、河童を見た等は昼なお暗い深山や家屋内で見えないものを明かりの十分でない昔の人は見てしまう、それが畏怖をもって迷信となってしまう時代が続いていたんですね。

こう言ってしまえば身も蓋もないじゃん、といわれると思いますがこれが真実だと思います。先日もNHK「歴史秘話ヒストリア」で井上円了博士の妖怪研究のことを放送されていたのでまさにその通り、科学的に証明しようとする人がいたことを知って嬉しくなりました。わたしが言うまでもないことですがね。

宗教と占いが苦手!馴染もうと努力したことはあるけど、どうにも無理だったことがある私は、けれども遠野物語の時代に生きていたなら、やっぱりそう染まっていたのは間違いないでしょう。

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ブルーアイのネコちゃん

2020-09-03 23:48:16 | 日記

こちらをうかがっている青い目!そう、飼い猫ではありません。迷いネコなんです。

うちの(?)スズメに、砂入り玄米を与えていたのが、もうなくなって、野生動物に餌付けはどうでしょ、と思いながらも、もう食べなくなって捨てようと思っていたウインナーソーセージを刻んでいつもの場所に置いておきました。

チュンの食いつきは穀類よりはよくないものの、青虫なんかも食べるようだし、まずまず突っついていました。翌日にはきれいになくなっているので、雑食なんだなと思っていました。すでに一週間くらい経っています。

が、しかし!!一昨日、出先からの帰宅時、このニャンコがそのウインナーを食べているのを見てしまった。(正確には食べている現場を見てはいなかったのですが)。

私と視線がぶつかっても逃げ出す様子もなく、じっとこちらを見つめています。その目は青いのです。その時は腹が立っていたのでただ青いな、くらいの印象でした。

家の中に入ってなんだよなんだよと考えていて、もう一度外を見てみたら、まだいるのです。出てみると、逃げる様子もなくずっとそこにとどまっています。よくよく見たら痩せているのかな、かわいい顔してるやん、目すっごく青い、何猫?とか考えをめぐらしているうちに、この目にやられました。負けました。もう一つウインナーを大きく刻んで広告の紙の上に置いて差し出しました。

ソロリとウインナーを食べだしました。そうなんだ、この人間は食べ物をくれる人なんだ!ですね。

わたしは犬派で、猫とは縁もなく、記憶には一度も触れたことがなく餌をやったのは初めてです。子供の頃ならできたでしょうが、年齢のせいでしょうか、正体のわからない生物は不潔な気がして、抱き上げることができなくなっています。汚れた感じは全くなかったのですが。

どこかの飼い猫??

それから何時間たったでしょうか、だんだん玄関ドアに近いところに距離を縮めて座り込んでいます。

夜になると玄関ドアの開いて邪魔にならないところに、ちゃんと座っているのです。

参るなあ。

あんたどこのこ?お家にお帰り。

わたしは声に出して言ってます。ニャンコは答えられませんけどね。

まだ中ネコくらいでほんとにかわいい。

 

猫好きの友達に聞いてみました。

たぶん野良じゃないかな、今は基本、家の中で飼わないといけないし、首輪も必要。もちろんワクチンなんかも。脱走した猫なら探しているはず。

飼えない?

いや、無理だと思う。飼ったことないし夫が絶対反対だし。

 

無責任な餌付けが一番悪いと思うから、もうやめようと思うけど、ご近所で聞いてみて、飼い主さんがいないようなら、

これを読んだ方で里親になってもいいと思われる方、コメントください。まだ雌雄も不明ですが。

 

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