華のある仲間由紀恵さんを、朝ドラでお見かけしているからでしょうか、図書館で池上永一著『テンペスト』が目に止まりました。
NHKでやってましたよねぇ。見てなかったけれど、読んで見る事にしました。
江戸時代に、薩摩藩と清国との間に揺れる琉球国が舞台です。
必ずや私の先祖も生きていた時代、今の私たちが知る由もない事柄が琉球ではあったのですね。小説だから虚構に尽きると思いますが、驚きの世界です。
一番の驚きは、主人公が『宦官』のふりをしている、と言う設定です。正直、私、NHKの中国歴史ドラマを見るまで、宦官たるものが何であるか知りませんでした。
子どもが、”高校で習ったよ。御妃に従わせるために安心だから、タマタマとってしまうんだって” っええっーー
韓流ドラマでも女性が男性に成りすまし、活躍するドラマもあったようですが、”髭生えてない成人男性いるわけないやん。ばれない分けないでしょ”とごく普通の感覚で”あり得なーい”と言っていました。
ただ、西洋では昔、ボーイソプラノを維持するために、そんなことをする、と言うことを、私の高校の音楽の先生から聞いたことがありましたが、目的が違いました。
およそ日本歴史では聞いたことがありませんでしたし、琉球でも受け入れられてなっかたようですが『テンペスト』では、清国との絡みで、仲間由紀恵さんがその役だったような記憶があったからです。
食いつきはさほどではありませんでしたが、読み進むうちに面白くなってきました。
第一巻の返却期限が迫っています。もうちょっと待って!