5月の後半に特許庁から届いていた拒絶理由通知に対して、意見書&補正書を提出していました。拒絶理由通知書は全面排除ではなく、希望の持てる前向きな内容で、請求項2つの内、1つは今のところ拒絶理由がないが、もう一つはこれこれで、今のところ却下、と言う内容でした。
それを補正して提出していたのに、提出期限いっぱいの60日が過ぎても、ウンともスンとも言ってきません。待つ身は辛いものです、何らかの通知があるのを待っていました。
そろそろ待つのも限界、この週末か来週始めに特許庁にお伺いの電話をかけようと思っていました。
そうしたら、今日、特許庁の担当審査官から電話があったのです。
弁理士に依頼したら、まずは30万円かかる特許申請です。経済力のない専業主婦で、時間だけはあまっています。ここは自力で申請書を書き上げようとネットの記載例を参考にさせていただいて、ストレスで円形脱毛を作り、曲がり、戻り、つっかえ、時には絶望的になりながらも仕上げた申請書です。それでも手直しのオンパレードです。
目的の物の内容が一番問題ですが、その次に申請書の文章力が物言う世界です。内容が良くても、言わんとしていることを正確に審査官に納得してもらうように書く、これに尽きます。
電話の内容は想いとまるで違っていました。また補正をしなければならないのです。請求項1も2も。最近の最高裁判決によると、なんとかかんとか、とか。言われた理由は理解しにくい事でしたが、記載指導例を付けて送ります、と言ってくれました。ありがとうございます、助かります!
私は、まず、自力で書面で出願を済ませました。提出した後、よくよく見てみると、あらが見えてきました。決まりフレーズが書けていなかったり、抜けているところがあったのです。これはどうしようもない、私の手に負えない、と大阪の発明協会にお世話になることにしました。自力でなんて偉そうに言ってましたが、結局、先生方のお知恵や、電子出願のお手をお借りしました。こちらはぜ~んぶ無料でしてくれるのです。何という有りがたい組織でしょう。
発明協会さんは快く相談に乗ってくださり、何度か足を運びました。やっと前出の意見書&補正書の申請で終わり、と思っていたのに、今日の電話(T_T)
また悩まされるか・・でも、希望の光は見えている、と思っている(^o^)
話はちょっとずれますが、言わずと知れた事ですが、今回、関わっていただいた方々に感じたことです。とにかく切れ者です。当然でしょ、と言われるかもしれませんが、こちらが言いたいことや、数行書いてあることを即座に理解してくれるのです、私としては悩ましい事だらけなのに。これほど利発な方々は私の周りにはほとんどいないような・・ そういえば、あのアインシュタインもスイスの特許事務所に勤めていたとか。
とてもとても付いていけそうにないので、今度こそ決めてVサインを出してみたい。この作業から解放されたい!