何につけても目立たないように生きてきた、目立つことができないシャイな性格です(?)
自分の意見の主張さえ満足にできず、マイナスの方が多かった人生のような。たまーに人の耳目を集めるような状況に陥った場合、顔を真っ赤にして慌てて引っ込むような、ま言わば、損な性格だと思います。
ですから、昔から服もおとなしめの色、デザインに至っては何年も着れるオーソドックスな物ばかり。まったく冒険心も何もない一言で言えば地味な人間です。
けれども、小物や家具などはこだわりたい方で、ちょっとしたおしゃれなアイテムには目がいき、誰もまだ持ってなさそうな文具などは、いち早く手に入れたりはしていました。
そんな人間が、購入時、子どもの選択で、ブリリアントグリーンの軽自動車に乗っています。納車された日はかなり驚いたものです。
そんな目立つ色の車に乗る羽目になった当初、少し気恥ずかしい気持ちはありましたが、すぐに慣れてしまいました。だって自分が乗っていると見えないもんね。
おまけに小物に拘る私は、買いためていた布で、シートカバーをしっかり作り上げました。ヒョウ柄とトラ柄の布で。 笛の仲間に”これぞ大阪のおばちゃん”と言われてしまいました。
目立つ色の車の一番のメリットは広大な駐車場で、自分の車を探しやすい事です。白い車の時はかなり難儀した覚えがありました。グリーンは少ない方で、車の方から私の目に飛び込んでくるかと思うほど、探す苦労はありません。
先日オーケストラの慰問で、初めて訪れる施設に車で出かけました。駐車場の確保はできているのか、なければコインパーキングでいいや、と信頼のおけないポータブルナビを伴って目的地付近に到達しました。
案の定、ナビの住所検索の番地が途中でなくなり、施設の電話番号情報がない中、どうしたものか、近くにいるバズの仲間に電話をしようかと、傍らに停車しました。
そうすると、前の車から知った顔の仲間が車から降りて来て、”後ろに付いて来て。さっきから合図してたの気付かんかった?”と言ってくれるのです。
まだ、それほど気安く話す仲間ではないのですが、その車の同乗者同士で、あの車は私だと言って手を振ってたけど、気づかんかったようね、とありがたい案内を受けました(涙)
そっか、目立つというのは自分が駐車した車を探すためだけじゃなくて、知人に知らせる効果もあったんだ。前の笛グループの仲間も、私と同じ車を見かけたら、私じゃないかとつい覗き込んでしまうよ、ってよく言ってたもんね。
気を付けて運転しよう。目立ことをメリットだけにしよう。