我が家にペットはいませんが、敢えて言うなら私は犬派、子供は猫派で、それぞれ大好きと言えるかもしれません。
折しも今は猫の恋の季節です。最近、猫ちゃんの声を聞くことはずいぶん減りましたが、それでも時には告白なり、熾烈な争いなり、賑やかな季節です。
犬と違って猫には今でも野良がいるようです。帰るお家のない野良ちゃんでも逞しく生きているようです。恋もして、また赤ちゃんが生まれてくるんですよね。
夕刻、子供が”猫の声が聞こえる。”と言うのです。猫に関心の薄い私は、”2月だもんね・・”と深く考えません。”寂しそうな、悲しそうな声で泣いている”と何度も何度も言うのです。どれどれと私は猫の声を聞きに行くようなこともせず、”こちらから外にいる猫に聞こえるように鳴きまねしてみる?”なんて、半分茶々を入れるようなことしか言わない私に、子供の顔は曇り気味です。
それからお風呂に入って、出てきた子供は、”分かった。”
ずっと考えていたんですよ、猫ちゃんの哀れな声の分けを。
”なんで?”
”今日、お父さんは車に乗って帰宅しなかった。車のボンネットがあったかくなかったからだ。今日はこの寒さだし、当てにしていた暖を取れなくって、失意のなき声だったんだ。悲しそうな泣き声だったもん。”
そうか・・よく気づいたね、私なら絶対に気付かなかったこと。
パソコンを始め、負うた子にを教えられて浅瀬を渡る事も増えてきました。