「出前きつけ」 きもの美人に変身(*^-^*)

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留袖着付の注意点(その2)綺麗にできているのに、細かいことを言うようですが(-_-;)

2015年05月15日 | 着付の勉強会

 スタッフさんたちの留袖着付けのテストの目的は、

決められた時間内での技術の向上です。

今までの仕事は、ほとんどが「出前きつけ」へのご依頼だけでしたので

基本、二人着付けで余裕を見て1時間とのんびりムードでやっていましたが

最近はブライダルの列席着付けやスタジオなど

決められた時間内で一人着付けのご依頼も増えはじめました。

 

スタッフさんたちが、どこに行ってもお仕事ができるように

今回は一人着付けで30分以内と時間を決めてテストをすることにしました。

テストに合格した方には、お仕事に行って、よくご相談を受ける内容の筆記テスト

それに合格した方には、振袖着付けを後日やってもらうことに先日、先生方と決めました。

 

 「その方が素敵なきもの美人」になるような着付けをして欲しいと思っています。

 体形に合わせた補正など、前回も注意点を書きましたが

     今日の反省としては

1.出来上がった長襦袢に着物をはおらせる時のやり方

  いつも注意しているのに、長襦袢の襟元が浮いてしまいます。(その為に何度もあとから引いています)

  留袖は重みもあるので、後ろに引く手より、前にかける手に少しでも力は入ると浮きます。(乗せるだけでいいのですよ。)

2.半衿が出過ぎる

 留袖の襟元は、出来上がり寸法よりも少し控えめにしないと、なぜか?半襟が多めに出てしまいます。

 そして、比翼がついているので、より半襟がたくさん出ているような感じになるので気をつけましょうね。

 比翼は、よれよれにならないで、ぴんと張っているようにしましょうね。かと言って、上前・下前を下に引きすぎてはいけませんよ。

3.留袖は第一礼装なので、ドレッシーになるように裾つぼまりを強調します。

  下前は入っているので、上前のおくみ線からもう少し上にあげます。後ろから見たら衽の幅が出るくらい

  着丈も長めね。

4.帯の高さが注意しないと高い目になります。

  ミセス(特に留袖を着る機会が多い50代以上)の場合は、おはしょりも腰骨より3センチぐらい下に決めます。

  おはしょりの位置がミスと同じ位置にあるので、帯が高目になりやすいので注意しましょう。

 

5.枕の山は綺麗になってきましたが、3点のきめが甘いので、手のひらを使って3点のきめの所を押さえましょうね。

  帯締を持つのは、脇の手前からでいいですよ。

6.帯揚の出し方を左右対称にしましょうね。

 7.同じ箇所を何度も触らなくても良い様出来ると、タイムの短縮につながります。

 

 

準備をして、タイムは補正、着付け、帯、仕上げまで30分です。

昨日は、相モデルで2組づつ並んでタイムを計りました。

前回と違って、皆さん真剣そのものでした(#^^#)

先週に比べるとタイム内に収まる人が増え、補正もだいぶ上手に入る様になり、着付けも上達してきましたね。

体型がそれぞれ違うので、勉強になりますね。

 

  余談ですが、後ろ姿の時って、首をもたげた方が良いですね。

 

      

 

 

    この帯は垂れ先に無地の部分が2センチぐらいあるので、垂れなバランスが短く見えますが、ちゃんと長さは出ています。

 

      

 

 

参考になればいいのですが、連休前に私が計ったタイムは

  補正          1回目 4分10秒      2回目 4分3秒

  長襦袢・着物          11分4秒           9分22秒

  帯                 6分46秒           8分34秒

 

補正は、ほぼ時間が同じですが。着物と帯で、なぜか?タイムが・・・

私も、もう少し練習して、時間が決められた着付けでも補正を入れられるように頑張りますわ。(^_-)-☆

列席着付けはほとんど20分単位で割り当てられるので、ついつい補正がおろそかに(-_-;) 

コメント (10)
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