禁断の秘め事
アランは『幸福論』の中で次のように言っている。
幸福だから笑うわけではない、
むしろ笑うから幸福なのだ。
レンゲさんは、いわば次のように言ったのですよ。
愛するからセックスするわけではない。
セックスから愛が生まれる事もある。
分かるでしょう。常識的には幸福だから笑うのですよ。ほとんどの人がそう考えている。無理に泣き笑いしたからって、急に幸せになったと思う人は居ない。でも、アランは笑うから幸福なんだと言ったのですよ。そのような事もあるでしょう。つまり笑うような環境、状況に身を置けば、次第に幸福な気分になってくる。それと同じように、常識的には日常生活の中で気持ちの上で愛していると思うから、ベッドの中でも愛し合うようになるのですよ。でも、レンゲさんの場合にはホステスをやっていた時の経験でベッドの中で愛し合うことから日常生活でも相手に愛情を感じるようになった、という経験をした。そのような事もたまにはあるでしょう。レンゲさん自身が認めていることですよ。でも、それはレンゲさんがホステスをしていたからですよ。つまり、気に入ったお客さんとベッドの中で愛し合う機会が多いのですよ。
そうやって。。。そうやって。。。デンマンさんは、あたしをエロい女にしていますやんかあああぁ~
違いますよ。。。違いますよゥ。。。誤解しないでくださいよ。レンゲさんのように素直に、率直に。。。言いにくい事まで打ち明ける事ができる。。。悪いとか良いとかにこだわり無く、本音で生きている。。。その事に僕は感動し。。感銘を受けるのですよゥ。。。決してレンゲさんのエロい部分を晒している訳じゃないのですよ。。。むしろ、レンゲさんの知的な、哲学的な、恋愛論的な発想に僕はインスピレーションを感じているのですよ。だから、これだけ長い記事も書けるのですよう。
分かりましたわ。。。それでデンマンさんは何がおっしゃりたいのですか?
笑うような環境、状況に身を置けば、次第に幸福な気分になってくる。確かに、そのような事はありますよ。周りの人が皆笑っている。だから、なんとなく幸せな気分になってくる。
それで。。。?
レンゲさんと清水君はちょうどそのような状態なんですよ。つまり、毎日ベッドの中で愛し合っている。だからレンゲさんも清水君を愛していると思っているのですよ。本当はつまらないのだけれど、レンゲさんは清水君に尽くしている。それで毎晩清水君のお相手をしてあげている。
あたしは洋ちゃんを愛していますわ。
そうでしょう。でもねぇ、今まで不幸だと思って泣いていた人を思い浮かべてくださいよ。その人が、急に笑いの渦の中に投げ込まれたとする。ちょうどアランが言っているような状況になるのですよ。周りの人が皆笑っている。だから、なんとなく笑いたい気分になってくる。可笑しな表情を浮かべて周りの人が笑っているのですよ。レンゲさんだってそう言う笑いの渦の中に投げ込まれたら可笑しくなるでしょう。だから、つい、つられて噴き出してしまうのですよ。うへへへへ。。。一人だけ不幸だと思って悩んでいるのが馬鹿馬鹿しく思えてくる。それで、つい、つられて笑ってしまう。確かに、気分は明るくなるかもしれない。でもねぇ、心の奥で本当に幸せな気分になっている訳じゃない。つられて笑っているだけですよ。ふと独りになれば、昔の不幸がひしひしと心の奥に迫ってくる。
あたしも、ちょうどそのように本当は心の奥が虚しいのに洋ちゃんと愛の行為をしているので洋ちゃんを愛している気分になっている。。。、そう、デンマンさんはおっしゃるのですか?
うへへへへ。。。やっと分かってもらえましたか?
そのヤ~らしい笑いを止めて下さいな。。。デンマンさんは。。。、デンマンさんは。。。あたしが日常生活で洋ちゃんを愛していないとおっしゃるのですか?
レンゲさんはこれまでにもいろいろと清水君のことで僕に不満を漏らしてきたでしょう。
たとえば。。。?
だから、レンゲさんが愛情を込めて一生懸命作った詩なのに、清水君は見向きもしない。
それから。。。?
女心の繊細さも分からずに“下つき”と言うような女心を傷つける言葉を平気で言ってしまう。レンゲさんは無視しようとしたけれど、すっかり傷ついてしまったのですよ。
それだけですか?
まだまだ思い出せば、レンゲさんが僕に漏らした不満をここにたくさん書き出すことができますよ。
それで。。。それで。。。あたしは、洋ちゃんを愛していると言うより、むしろ嫌っているとおっしゃるのですか?
嫌っているとまでは言いませんよ、でも、レンゲさんの気持ちがそうならないようにと努力しながら清水君に尽くそうとしている意識が僕には見えますよ。
それで。。。それで。。。あたしが毎晩洋ちゃんのお相手をしていると。。。? デンマンさんは、そのようにヤ~らしく考えているのですかア?
イヤ別に、ヤ~らしく考えている訳じゃないけれど。。。実際、そうなっているでしょう?。。。違うのですか?
【レンゲの独り言】
洋ちゃんは、確かに女心の繊細さも分からずに
“下つき”と言うような女心を傷つける言葉を平気で言いましたわ。
でも、デンマンさんだって、こうして言って欲しくない事をズバリと言ってのけるのですわア。
そう言えば、話は変わりますけれど、あの“ズバリ言うわよ!” の細木数子はどうなったのかしら?
やっぱり、ズバリと言うのは日本では問題があると思うのですよね?
あなたは、どう思いますか?
デンマンさんは、カナダに居るのでズバリと言うのかもしれないけれど、
やっぱり女の繊細な気持ちの事も考えて欲しいと思うのですわぁ~。
言って欲しくない事を言われたような気持ちがいたします。
つまり、あたしは心の痛みを感じているのです。
デンマンさんは分かってくださるかしら?
『禁断のベッド (2008年1月8日)』より
レンゲさんは僕が言った言葉で心が傷ついてしまったのですか?
傷ついたと言うほど激しいものではありませんけれど、やっぱり痛みを感じましたわ。
僕はレンゲさんを傷つけるために言ったわけではないのですよ。
分かっていますわ。。。でも。。。でも。。。
でも、なんですか?
デンマンさんは、あたしに対してもっと優しかったはずですわ。
今でも優しいでしょう?
いいえ。。。最近、あたしに対しては、すっご~♪~く厳しくなっていますわ。
そんな事はありませんよ。僕はレンゲさんが清水君と本当に幸せになってもらいたいから、ちょっと厳しいなぁ~、これはちょっと言いにくいなぁ~。。。と思うことでもはっきりと言っているのですよ。
でも、言って欲しくないことってありますわ。
つまり、レンゲさんは僕から慰めの言葉が聞きたいのですか?。。。問題に直面して悩みを解決するよりも、悩みを忘れて優しい言葉を聞いて、一時的な癒しの中に浸っていたいと言うのですか?
あたしだって悩みをできるだけ早く解決して、洋ちゃんと本当の幸せをつかみたいと思っていますわ。
そうでしょう?。。。だったら、少しぐらい厳しい言葉でも素直に受け取ったらどうですか?
でも、素直に受け取れない言葉ってありますわ。
ん。。。? 素直に受け取れない言葉。。。? それって。。。それって、一体なんですか?
デンマンさんがおっしゃろうとしている事は、あたしが洋ちゃんを愛しているのではなくて、あたしはただ毎晩、機械的に洋ちゃんとエッチしているだけだと。。。
。。うん。。。うん。。。はっきり言ってしまえば、そのように言うこともできますよね?
んもお~!~。。。それは。。。それは。。。事実ではありしませんわア~。
しかし。。。しかし。。。レンゲさんだって認めていますよウ。
あたしが。。。あたしが機械的にロボットのように洋ちゃんとベットで愛の行為を続けていることを、あたしが認めている。。。デンマンさんはそうおっしゃるのですか?
だってねぇ、レンゲさんは次のように言ってましたよ。
【レンゲの独り言】
デンマンさんはマジでしょうか?
ふざけているなら、これほど長い記事は書きませんよね?
でも、あたしはなんだかコケにされているような気もしてくるのですわ。
結局、あたしと洋ちゃんの愛情生活がマンネリしていると言うことでしょう?
それを言うためにこれだけ長ったらしく書いたのですわよゥ。
確かにマンネリしているのよねぇ~
それは、あたしにも分かるのですわ。
だから、それを何とかしたいのに、
デンマンさんは、今日も回りくどい事を言って、
マンネリだけを指摘して終わってしまったのよ。
あなたも、そう思いませんか?
あさっては、デンマンさんがもっと前向きなお話をしてくれると思いますわ。
『禁断のエデン (2008年1月6日)』より
このようにレンゲさん自身がマンネリをはっきりと認めているじゃないですか!
。。。それは。。。それは。。。
それは、どうなのですか?
だからぁ~。。。あたしだって、機械的に、ただロボットのように洋ちゃんと愛し合っている訳ではありしませんわぁ~。
分かってますよゥ。。。僕だって理解していますよゥ。。。それでレンゲさんはいろいろと体位などを工夫しながら、マンネリを解消しようと努力しているのでしょう?。。。でも。。。でも、やっぱりマンネリをどうする事もできなくて。。。つまり。。。つまり。。。やっていて、つまらないのでしょう?。。。うへへへへ。。。
その。。。その。。。ヤ~らしい笑いだけは止めてくださいなア。
わるかった。。。悪かったぁ。。。つい。。。つい。。。うへへへへ。。。
そのようにして。。。そのようにして。。。デンマンさんはネット市民の皆様の前であたしをコケにしているのですわア。
誤解しないでくださいよゥ。。。笑いたくなるのをこらえるのって。。。本当に難しいのですよゥ。。。うへへへへ。。。
あたしをこれ以上コケにするのであれば、これで帰らせてもらいますわ。
ちょっと。。。ちょっと。。。レンゲさん!。。。ウェブカムを切って帰ってもらっては困りますよ。。。分かりましたよ。。。僕の言い方がまずかったのですよ。。。ちょっとこれを読んでくださいよ。
禁断の園でレンゲさんが
坂田さんと秘め事をして知った悦び
レンゲさんも16才の頃は、こうして可憐な乙女だったんですよね。
まだ高校1年生の女学生だった頃、レンゲさんは、初めて秘め事を経験した。
愛のない家庭で育ったレンゲさんは、心のよりどころがなくて、当時近所に住んでいた坂田さん夫婦の家に時々遊びに行っていた。
坂田さんも、レンゲさんの家庭の事情を良く知っていて、何かとレンゲさんのことを思いやり可愛がっていた。レンゲさんは、いつしか坂田さんに淡い恋を感じるようになっていた。
坂田さんは良い人だけれど、競馬競輪にハマッていて、そのことで妻の幸子さんと別居するようになった。レンゲさんは、そんなある晩、幼な妻のように坂田さんのために夕ご飯を作ってあげた。坂田さんにも何か感じるものがあったのかも知れませんよね。その晩、レンゲさんは坂田さんの腕に抱かれてハラハラ。。。、ワクワク。。。ドキドキしながら桜の花びらを散らした。。。
『エロい文学少女 (2007年4月11日)』より
また、あたしが16歳当時の事を持ち出してきたのですか?
その事が重要だから、僕は再び持ち出してきたのですよ。
どのように重要なのですか?
つまり、初めからレンゲさんは坂田さんに「愛されている」「可愛がられている」「庇護されている」と言うイメージを抱いていたのですよ。だから、レンゲさんは素直な気持ちで坂田さんの腕の中に入ってゆけたのですよ。
その気持ちが坂田さんにも通じていたとおっしゃるのですか?
当然ですよ。レンゲさんは幸子さんのエプロンを身につけて、かいがいしく坂田さんのために夕ご飯の支度をしてあげたのですよ。高校1年生のかわゆいレンゲさんが心を込めて坂田さんのために散らし寿司を作ってあげたのですよゥ。
男ってねぇ~、レンゲさんのようなかわゆい女の子が、このように心づくしの料理を作る姿を目の前にすると、ホロっとして。。。なんと言うか、心に沁みるものがあるのですよゥ。
それは。。。それは。。。デンマンさんが、ご自身の経験をおっしゃっているだけですわア。
しかし、結果としてレンゲさんは坂田さんの腕に抱かれる事になったのですよ。。。しかも。。。しかも、レンゲさん自身。。。その事を心のどこかで期待していた、と。。。ぬけぬけと僕に語ったのですよゥ。。。覚えているでしょう?
ええ。。。覚えていますわ。
つまり。。。、つまり。。。、坂田さんとレンゲさんの間では“愛のコミュニケーション”がうまく取れているのですよ。
どういうことですか?
レンゲさんはねぇ、坂田さんに対して「あたしを可愛がってくれている人」だという印象を持っていたのですよ。すると坂田さんは「レンゲさんを可愛がってあげたい」と言う優しい気持ちが湧き上がってくる。
そのように単純に坂田さんが反応したとは思えませんわ。
でもね、レンゲさんのように、かわゆい女の子が心づくしの料理を作る姿を目の前にして、ホロっとなると、男は坂田さんのような気持ちになってしまうのですよ。つまり、「レンゲさんは自分に可愛がって欲しいと思っているかわゆい女の子」と思うようになるのですよ。それで「かわゆいレンゲさんに自分も優しく接しよう」と思ってしまうのですよ。
そうでしょうか?
しかも、レンゲさんは幸子さんのエプロンを身につけて幼な妻のように坂田さんの夕ご飯の世話をしてあげる。しかも、うまそうな散らし寿司などを作ってしまう。これで、坂田さんは完全にホロッとなってしまう。つまり、二人がお互いに抱いているイメージをレンゲさんのこの行動がさらに補強してゆく。坂田さんはレンゲさんのことをさらに可愛い女だと思うようになる。レンゲさんも“幼な妻”のような行動を通して坂田さんへの思いをますます強くする。結果として、レンゲさんと坂田さんの相思の愛はますます高揚してゆくのですよ。
そうなのでしょうか?
レンゲさんが無意識のうちに坂田さんを“レンゲさんを可愛がる愛人”に導いたのですよ。そして、この延長線上にレンゲさんは次の詩を書くことになるのですよ。