かみに祈りを込めて
神に祈りを込めて
髪に祈りを込めて
そして、紙に祈りを込めながら。。。
前略
まだ1月、寒さが続きますね。
入院などしないように。
今、一番デンマンさんが居なくなると困ります。
その次が私の髪の毛をストレートにしてくれるパーマ屋の人。
その次が長~い付き合いの歯医者さん。
私の事を良く知って頼っていた人が急に居なくなると困ります。
父のように、もう会えないのは困ったです。
乱筆ですいません。
早々
小百合より
2008年1月7日
『ヘリオットさんと小百合さん (2008年1月19日)』より
。。。んで、髪の毛をストレートにしてくれるパーマ屋の人が、なぜ強調されているのですか?
これを読んでね、僕には忘れることのできない女性が懐かしく思い出されたのですよ。
デンマンさんのこれまでの人生には、実にさまざまな女性が登場するのでござ~♪~ますわね?つまり、ブルックリンの女でござ~♪~ますか?
そうなんですよ。うしししし。。。
。。。んで、いったい、どのような女性なのでござ~♪~ますか?
このページのトップにも載せたけれど、僕が一生懸命に作った写真を見てくださいよ。
この人が忘れる事ができないマリアさんでござ~♪~ますか?
そうなんですよ。マリアさんは100%の黒人ではないのですよ。お母さんがプエルトリコ人なんです。だから、肌が浅黒いというか、飴色を濃くしたような肌の色をしていましたよ。このマリアさんがブルックリンのアパートの僕の隣の住人だったのですよ。
それで、デンマンさんのことですから、また何かヤ~♪~らしい事をしたのでござ~♪~ますわね?
やだなあああぁ~。。。そのような先入観で僕の話しを歪(ゆが)めてしまわないようにしてくださいよゥ。
それで、どのような思い出があるのでござ~♪~ますか?
日本食がブームになり始めた頃だったかもしれませんね。このマリアさんがよく僕のところに醤油を借りに来たものですよ。
なぜ醤油なのでござ~♪~ますか?
お寿司を作ったので醤油を少しもらえないか?と言うのですよ。ん?。。。寿司が作れるの?まさかぁ~僕は半信半疑でしたよ。
“ケイトーもちょっとおいで。。。食べさせてあげるから。。。” そう言うのですよ。
その。。。その。。。ケイトーって何でござ~♪~ますか?
僕の名前ですよ。
デンマンさんはケイトーと呼ばれていたのでござ~♪~ますか?
そうなんですよ。Akiraと言う名前は、日本語を全く知らない人の耳には女の子の名前と考えてしまう人が北米人には圧倒的に多いのですよ。よく考えれば、女の子の名前は末尾がAで終わっているのが多いのですよ。Mariaだってそうでしょう? Julia, Sandra, Regina, ... けっこうあるのですよ。
それで、なぜケイトーなのですか?
僕の姓のKatoを北米人に読ませると10人のうち9人までが“カトー”とは読まずに、“ケイトー”と読むのですよ。おそらく、女の子の名前でKate (ケイトゥ)と言うのがあるでしょう?それから連想して“ケイトー”と読むようですよ。それならば、“アキラ”じゃなく、“ケイトー”を使っちゃおう!そう思って、使い始めたのですよ。
それで、お寿司はどうだったのでござ~♪~ますか?
それが、見た目は確かに“海苔巻き”で、お寿司になっている。ご飯を海苔で巻いてあったのですよ。ところが食べてみて驚きましたよ。
何がデンマンさんをそれ程に驚かせたのでござ~♪~ますか?
中に入っている具が、なんとォ~、イチゴジャムに、マーマレードに、ピーナッツバターに、チョコレートなんですよ。しかも、ご飯は10分で炊き上がる “Minute Rice (ミニット・ライス)” ですよ。つまり、インスタント・ライスですよ。日本人の食感では、とても食べられないような実にまずいご飯ですよ。それに、酢が全く入っていない。吐き出したくなるような異様なモノを食べてしまったのですよ。僕は、オエぇ~。。。と吐き出してしまいたい衝動に駆られたものですよォ~。
。。。んで、吐き出してしまったのでござ~♪~ますか?
でも。。。、でも、マリアさんの目の前で吐き出すのは失礼になるだろうと、じっと。。。じっと、堪(こら)えて、やっと飲み込みましたよ。チョーすっご~♪~いモノを食べさせられましたよう。んもお~~
インスタント・ライスでお寿司ですか?
そうですよ。ミニット・ライスを食べてみれば分かりますが、日本人なら2度と食べる気がしないご飯ですよ。それを海苔で巻いて中に入っている具がチョコレートですよ。考えただけでも奇妙なモノですよね。
それで、どうなったのでござ~♪~ますか?
僕は呆れてしまいましたよ。これならば、僕だってお寿司の作り方を教える事ができると思ったから、日本食料品店で材料をそろえてマリアさんに本物の海苔巻きとお寿司を作って見せたのですよ。
これを。。。これを。。。デンマンさんが作ったのでござ~♪~ますか?
卑弥子さんには信じられないでしょう?僕には、このような特技もあるのですよ。
写真をどっかから盗んで来たのでござ~♪~ますでしょう?
人聞きの悪い事を言わないでくださいよ。僕だって、このぐらいのことはできるのですよ。
それでマリアさんの反応はどうでござ~♪~ましたぁ?
それが。。。もう、メチャ喜んでしまってねぇ~。。。マリアさんが僕のことをすっかり見直してしまいましたよ。
それで。。。?
僕がその夜、自分の部屋に戻ろうとしてマリアさんのアパートから出ると、ジョージがニタリニタリしながら廊下で僕を待っていたのですよ。
なぜ。。。?
僕だって、可笑しな奴だなぁ~、と思いましたよ。“マリアの味はどうだった?” ジョージが、そう僕に尋ねたのですよ。 ん。。。? マリアの味。。。? ああ、そうかぁ~。。。マリアさんが作ったお寿司の味の事かぁ~。。。僕はそう思ったから、“マリアの味はまずかったよゥ~” と苦々しく言ったのですよ。
。。。んで?
ジョージは僕の横腹を人差し指で、ちょこっ、ちょこっとつっつきながら、ニヤニヤしているのですよ。“ケイトー。。。そんな事はないだろォ~?ええっ? オマエ、何度も何度もマリアをよがらせていたじゃないかぁ~?” ん。。。?何度も何度もよがらせていた? 話が全くかみ合わないのですよ。
どう言う事だったのですか?
確かにマリアさんは喜んで子供のようにはしゃぎましたよ。ジョージは僕とマリアさんがベッドで愛し合っていると思っていたのですよ。それで、ドアに耳を押し付けて中の様子を伺っていたと言うのですよ。
どうしてですか?
ジョージは次のように説明したのですよ。
マリアはねぇ、日本人の男に、ことの他興味があるんだよ。
なぜだか分かるゥ~?
マリアはねぇ、1年ほど前に初めて浮世絵を見たのだよ。
それも、国貞(くにさだ)の春画なんだよ。
それで、日本の男のモノは、あれほど大きいのかア!?
一生に一度、ぜひともお相手してもらわねばならないわ。
そう言ったのだよ。
オマエが日本人だと分かって、マリアは、オマエの気を引こうと
お寿司を作ったのだよ。
どうなんだい?
マリアはオマエを誘ったろう?
ドアのところで聞いていたけれど、マリアはずいぶんと声を出して、よがってたじゃないかア!
ジョージはすっかり勘違いをしてしまったのですよ。確かにマリアさんは喜んで、感激したのですよ。“キャ~♪~。。。素晴しいわああぁ~♪~ ケイトー、すてきだわぁ~。こんなにきれいなお寿司を作れるなんてぇ~。。。” そう言って僕に抱きついて、感激のあまりキスまでしたんですよ。だから、ドアに耳を押し付けて聞いていたジョージには、中ですっご~♪~い事が繰り広げられて居ると思ったのでしょうね。うへへへへ。。。
それで。。。それで。。。そのような事はあったのでござ~♪~ますか?
その夜には、ありませんでした。
。。。つうことわあああ。。。別の夜には。。。どうだったのでござ~♪~ますか?
それでね、髪の毛の事だけれど。。。マリアさんが口癖のように言っていたのが、“今度生まれる時には髪の毛がストレートに生まれてきたい”と言う事だったのですよ。僕は、何度も何度も聞いたものですよ。
それよりも、別の夜のことをお聞きしたのでござ~♪~ますわ。。。
でもね、僕は小百合さんと会った時の事を思い出しても、小百合さんの髪の毛がちじれていたようには思いませんでしたね。まっすぐだったように思うのですよ。
それで、マリアさんと別の夜にはどうだったのですか?
多分、パーマ屋さんの技術がすごかったのでしょうねぇ。僕には小百合さんの髪の毛がストレートの髪にしか見えなかったから。。。
。。。んで、マリアさんとはどうだったのでござ~♪~まっすか?
ちょうど、切りもいいようだし、これ以上長くなると読む人がイヤだと思うから、今日は、これぐらいにしておきますよ。
あのォ。。。あのォ~。。。デンマンさん!。。。でも、その別の夜のお話を聞かないとォ~。。。
【卑弥子の独り言】
あららあぁ!~
ウェブカムをきってしまいましたわよウ。
まったく、もォ~
画面が真っ暗になってしまいましたわ。んもお~~
これからが面白くなるところで、デンマンさんは、お話を止めてしまったのですわぁ。
やだア~。。。
あたくしは、絶対に、このお話しの続きを聞かないことには気がすみませんわ。
何が何でも、マリアさんとの事を聞きだすつもりですわ。
あなただって、聞きたいでしょう?
じゃあね。
『ブルックリンと小百合さん (2008年1月23日)』より
デンマンさんは、おととい逃げてしまったのでござ~♪~ますわよね。
ん?僕が逃げた。。。?
そうでござ~♪~ますわア。ウェブカムを切って逃げてしまったのですわ。言いたくない事があったからですわ。
ん。。。?言いたくない事。。。?
そうでござ~♪~ますわア。デンマンさんは、マリアさんと切っても離れられないご関係になってしまったのでござ~♪~ますわ。
ん?切っても離れられない。。。? 僕とマリアさんが、そのような関係になったと僕が言いましたか?
とぼけないでくださいなア。そのような事ぐらい、おとといの記事を読めば誰でも簡単に見当がつくのでござ~♪~ますのよォ。今日は、何が何でも、そのお話を伺うつもりでござ~♪~ますわア。
やだなあああぁ~。。。卑弥子さんは勝手に、そのように決め付けて僕とマリアさんの間にメチャ、すっご~♪~い秘め事が繰り広げられたと思い込んでしまったのですね?
いいえ、お話の中に出てきたジョージさんが、どうしてマリアさんがデンマンさんに興味を示したのか?その事を納得の行くように説明したのですわ。その説明を読めば、誰だってマリアさんが取った次ぎの行動が容易に想像がつくのでござ~♪~ますわア。
それが、平均的な日本人の考える事ですよゥ。でもねェ~、ブルックリンという所に住んでいる人には、日本的な常識が通用しないのですよう。ジョージが消火栓の頭をぶっ壊して水をジェットのように出して涼を取った。日本人は、そのような事を考えませんよ。たとえ考えたとしても、実際に消火栓をぶち壊して水を出すような事は絶対にしませんよ。それに、マリアさんが“海苔巻き”の中にチョコレートを入れて、それが日本の“海苔巻き”だと言って僕に食べさせた。日本人ならば、チョコレートを芯にして海苔巻きなど絶対に作らないものですよ。
だから、マリアさんとデンマンさんは切っても離れられない関係にはならなかった、とおっしゃるのでござ~♪~ますか?
そうですよ。日本的な常識で考えないでくださいよ。卑弥子さんが考えているような“スリルとサスペンスにあふれ、ワクワク、ヒヤヒヤするような秘め事”にはならなかったのですよう。
いいえ。。。あたくしは騙されませんわよウ。とにかく。。。、とにかく、おとといはウェブカムを切ってデンマンさんは逃げてしまったのでござ~♪~ますわア。やっぱり。。。やっぱり。。。言いたくない事があったのでござ~♪~ますわア。
違いますよゥ。それは、卑弥子さんの考えすぎですよう。あまりにも記事が長くなりすぎたので、僕はちょうど良い区切りができたと思ったので終わりにしただけですよ。
いいえ!絶対に逃げてしまったのですわあああぁ~!
卑弥子さん!。。。、あなたはちょっとばかり感情的になっていますよ。鏡を見てくださいよう。血管が目の周りに浮き出していますよ。ちょっと、ヤバイと思いませんかぁ~?
いいえ。。。ヤバイだろうがなんだろうが、おとといの続きを聞くまでは、どうしてもこの表情を変えるわけにはゆかないのでござ~♪~ますわア。
やだなあああぁ~。。。分かりましたよう。話しますよゥ。。。でもねぇ~、物事には順序と言うものがありますからねぇ。誤解を招かないように、順序良く話したいと思います。。。いいですね?
分かりましたわ。それで次の日の夜はどうなったのでござ~♪~ますか?
何もありませんでした。
そんな事はありませんわあああぁ~。
卑弥子さん!。。。あなたが、それ程ムキになって、ムカつく事は無いのですよう。やだなあああぁ~。。。次の夜は本当に何もなかったのですよゥ。
分かりましたわ。。。んで、その次の夜ですわねぇ。。。? でしょう?
やだなあああぁ~。。。勝手に決め付けないでくださいよウ! その次の夜も何も無かったのですよう。
分かりましたわ。じゃあ、秘め事があった晩に飛んでくださいなア。その間の事は無視しても結構でござ~♪~ますわア。
卑弥子さん!勝手に決めないでくださいよ。そう言う訳には行かないのですよ。もし、急に“秘め事”に飛んでしまうと、この記事を読んでいる日本語が分かる世界のネット市民の皆様に誤解されてしまうのですよ。だから、順序良く話してゆく必要があるのですよ。
つまり。。。つまり。。。いつものように、余計な事を話すのですわね?。。。また記事が長くなるだけですわあああ。。。
それは、仕方の無いことなのですよう。僕が言葉短く秘め事のことを話すと、平均的な日本人は絶対に誤解してしまうのですよウ。僕は誤解されたくないのですよ。なぜならば、僕の人格自体を疑われる事になってしまうのですよ。僕は、下らない、エロい、シモい男だとは思われたくないのですよ。
でも、ほとんどの読者の皆様方は、デンマンさんは下らない、エロい、シモい男だと思っていますわあああぁ~!
そんなことはありませんよ。次のコメントを読んでくださいよ。
余計なことでした。
(通りすがり)
2007-12-14 08:42:11
御丁寧な御返事をいただき恐縮です。
デンマン様は私が考えていた人物像より
はるかに立派な方であることが分かりましたので、
私のコメントはやっぱり余計なことであったと思います。
今後も立派な御意見は拝読させていただきます。
お忙しいのにお邪魔してはいけませんのでコメントは
差し控えさせていただきます。
『愚かな小市民 PART 1 (2007年12月07日)』のコメント欄より
卑弥子さんにも分かるでしょう?この“通りすがり”さんは僕のことを見直してくれたのですよ。
ええ。。。ええ。。。一人ぐらいは、そのようなお方が現れることもありますわよ。
卑弥子さんは一人だけだと。。。一人だけだと言うのですか?分かりましたよ。だったら、次の手記も読んでみてくださいよ。
信頼しています!
投稿日時: 2007-04-09 11:29
縁は異なもの妙にして有難きものですね
それにしても
デンマンさんのおっしゃるように、
長いおつきあいになりましたよねっ!(ニコニコ)
ネットで知り合って、紆余曲折はあったものの、
現在もこうして、きわめて親密なやりとりを
続けることができている、ということに、
あらためて「縁」というものを感じています。
そして、今のわたしはデンマンさんを
信頼しています。
信じていると同時に、頼りに思っている面も
あるんですよ(困りますか??)
わたしがデンマンさんに対してキレること…
今は、自分から一方的に決別するようなことは
考えられないんですよ
互いを人間として尊重しつづければ、
何ら恐れるものはないと、思っています。
それに…
しつこいようですが
わたしはボダを克服したんですよ!
とっても苦しい道のりでしたが、
通院するとともに、自分でも勉強して、
回復のための、あらゆるメソッドの中で、
「気付き」というものを、得ることができました。
かたくなで脆い自我を、育てなおすこと…
それは、死ぬまで続けなければならないことですが、
逆戻りなどしたくはありません。
ボダのマイナス面によって、
自分以外の方に、迷惑をかけることが
如何に幼稚で見苦しいものかということを、
血がでるほど、痛感しています。
by レンゲ
『ムカつくコメント (2007年12月15日)』より