獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

Apple Watch 6 アップルウォッチシックス 47800円が届いたけども・・・。視覚障害者はは果たして使いこなせるのか。

2021-03-10 23:33:41 | 全盲の視覚障害者でも一人で使える家電、情報機器、アプリ獲得プロジェクト
小さなモナカ

昨日受け取れなかったアップルウォッチ6 47800円。ヨドバシドットコムで購入。ゆうパックで届く。
夕方ヘルパーさんが来る前に、段ボールを開封し、中の箱を取り出す。虎屋のようかんのような、細長い箱。この箱の開け口がわからない。網膜色素変性症な私デスペア。ほぼ全盲な視覚障害者の私。どこからあけていいのかわからない。箱の表面がぴっちりと薄いビニールでコーティングされていて、どこからあければいいのかわからない。箱の角のビニールをひっぱってみてもなかなかあかない。
とおもったら、表面にビニールのビラビラが一枚出ていた。これをもって、さっとひっぱると、きれいにビニールがとれた。
箱をむき出しにして、またこの箱もどこからあければいいのかわからない。普通の箱のようにパカっとあける形状ではない。こちらも手探りでさわってみて、紙がおもてにとびでておれまがっているものがあるので、それをひっぱると、うまく箱があけられた。

その中には、さらに、同じような形の細長い箱。一つは薄くて、ひとつは厚い箱。

熱い箱のほうが重量感があったので、こちらに本体がはっているだろうとおもって、開ける。

箱を机の上にに横長に置く。

どこにアップルウォッチの本体があるのかわからない。

箱の左は足に、なにかちっちゃい、お菓子のモナカみたいな手触りの4センチ四方のうすっぺらい重量感のある金属隊がある。

アップルウォッチの本体、つまりリストバンドがついていない、アップルウォッチ本体が、薄い発泡スチロールの紙でつつまれている。これがまるで小さな高級モナカのような表面手触り。

そのつつみ紙をとろうとしても、うまくとれない。もしかしたらこの紙がアップルウォッチ本体のどこかにはさまっていて、強くひっぱたりしたら本体がこわれてしまうのでないかと心配。高い買い物なのでで、おもいっきりこの紙をやぶれない。
そこで、ネットでしらべてみたら、やぶってもよさそうなので、おもいきってやぶってみる。すると、つるつるの。表面がタイラで、裏面が、マルクすこしふくらんでいるアップルウォッチ本体がむき出しになった。

アップルウォッチ本体の一方の側面に、丸井ダイヤルがついている。その下に、サイドボタンもある。この2つが物理ボタン。

ネットで調べると、サイドボタンを長押ししたら電源がはいる。電源がはいれば、自動的に、近くにあるiPhoneと連携作業がはじまるとのことなので。アップルウォッチの本体のサイドボタンを長押し。30秒ぐらい押し続ける。

それでもなんにも、ウォッチもiPhoneも反応しない。その後何度かためすも電源が入った様子がない。

まてよと思う。もしかして充電がされていないのかな。

急いで、箱の中の充電器を探す。小さなモナカの横に、箱の真ん中に、フナワの芋洋館をうすぎりにしたような細長い板がはいっている。これがどうやら充電器のようだけど、コードがない。ただの板、それの両側がわっかかになっている形状。

これはどうも違うなということで、もうひとつのすこし薄い細長い箱を開ける。こちらも、なにがはいっているかいまいち手触りではわからない。よくよくさわってみて、はめこまれていたシリコンゴムをとりだす。これはリストバンド、3つリストバンドが入っている。

ということは、充電器はやっぱりあの、うすい板みたいなものか。よくよくさわってみると。板のように感じたのは、包装紙だった。コードを細長く、まいて、そのコードの真ん中あたりを、厚紙でうまく包んでいる。それが全体としてまるで板、のように感じた。

ということで、この紙もやぶって、充電コードを取り出す。充電コードの片方は、アップルウォッチの形と同じぐらいの、よりすこし小さい丸井円盤。すこしくぼんでいる円盤。どうやら、この円盤とアップルウォッチ本体の裏側のまるいふくらんだところをはめこむよう。マグネットでうまくくっついた。USBケーブルなので、USBポートにつなぐ。

その状態でしばらく待つ、5分もしないうちに、iPhoneがポンと音を立てる。どうやら電源がはいったよう。そしてサイドボタンをおすと、今度はちゃんとアップルウォッチの電源がはいった。
それと同時に、iPhoneもアップルウォッチを認識して、新しくアップルウォッチを同期しますかというメッセージ。アップルウォッチのボイスオーバーはまだオンになっていないけど、iPhoneのほうが読み上げてくれるので、なんとか設定はできた。

とおもったら、途中、アップルウォッチの画面に表示されたQRコードみたいな絵をiPhoneのカメラでよみとらないといけないのだけども、それがうまくできなかった。何度やってもだめだったのは、どうやら、アップルウォッチの画面にはQRコードがまが表示されていなかったため。

その後、ガイドヘルパーさんがきてくれたので、捜査を手伝ってもらって、なんとか設定完了。iPhoneのアプリをアップルウォッチにも同期するのに15分ぐらいかかった。

同期の途中で、アップルウォッチもしゃべりだして、ボイスオーバーがオンになった。

20分ぐらい充電しただけで、充電は30パーセントぐらいになっていたので、アップルウォッチにリストバンドをとりつけて、左腕にはめて、いざスポーツジムへ。

腕につけてみると、イメージよりもかなり薄くて小さかった。一昔前の、スマートウォッチは、かなり大きかった。ヘルパーさんが依然つけているのをさわらせてもらったら、大きかった。アップルウォッチ6の5倍ぐらいの厚みがあった記憶。それに比べると、アップルウォッチ6はほんとうすいね。

ちなみに、私は、アップルウォッチ Apple Watch 6の40mm GPSのみのものを購入。リストバンドはナイキのスポーツタイプの付属品。。

さて、ボイスオーバーもオンにして、外出。これで、いつでも時間確認ができる。このアップルウォッチがいつでも私に時間をおしえてくれるはず。

と思ったけども、ちゃんと説明書を無なり、ネットで事前に調べておくべきだった。私のおもったとおりにはアップルウォッチはしゃべってくれなかった。ヘイシリとよびかけても、なかなか答えてくれないし、時刻読み上げもアップルウォッチの画面をタッチしないと読み上げてくれない。読み上げてもボイスオーバーの声が小さくて、うるさい場所では時刻がききとりづらかった。防水だけども、プールの中でつかってみたら、まったく反応しなかった。

うーん。これは、書物をしょっとロバになりかねない。

つづく。






コメント
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