獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

はじめてカンセイガクインダイガクに言った。司法試験予備試験の試験会場の下見

2023-07-07 21:00:11 | 司法試験と私
カンカンガクガク

いよいよ、来週から司法試験の試験日当日らしい、聞くところによると、4日間もぶっつづけでやるとのこと。来週の水曜日かららしい。

似たような試験で、司法試験予備試験というものがある、これも来週日曜日7月16日にある。来週は連続して5日間司法試験があるのね。

私が受験するのは、予備試験のほう、司法試験を受けるためには、15年ぐらい前から、法科大学院いわゆるロースクールを卒業しないと司法試験は受けれなくなった。でも、それだと、法科大学院にいける時間やお金がない人は、弁護士や裁判官検察官になれないのかということdえ、別ルートとして、法科大学院にいってなくても、司法試験を受験できる、それが予備試験。この予備試験に合格すれば、法科大学院と同等の能力ということ。

ただ、この予備試験の合格率が低いたしか3%ぐらい。司法試験の合格率はたしか30%ぐらいなので、予備試験のほうがかなり難しい。

そして、ここでおもしろいのが、司法試験の合格者のでみると法科大学院卒業生の合格率は3割程度なのに、予備試験合格者の司法試験合格率はなんと90パーセント。なんかおもしろいし、なんか制度としてまちがっているよね。というか、予備試験の合格率3%というのが低すぎるのよね。

そんな難関な試験に挑む私、目の見えない、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。

てっきり、試験会場は、私が司法試験を受験していた20年ぐらいまえの試験会場、関西大学千里山キャンパスかとおもいきや。カンサイダイガクではんく、カンセイガクインダイガク、カンガク。

かんがくにはいったことがない私、ということで、今日ガイドヘルパーさんに手引きしてもらって、生き返りのルート確認。

阪急の今津線という、私はめったに乗らない路線のコウトウエン駅、甲東園駅が最寄り駅。私は、阪急岡町駅が最寄り駅名なので、そこから、いったん阪急宝塚駅にいって、そこで今津線に乗り換え。

今津線で15分ぐらいで甲東園駅。この駅はおもしろい駅で、あとからバリアフリー化されたようで、へんなところにスロープがあったり、エレベーターのためだけの改札があったりした。狭い駅でバリアフリーをすすめようとすると、こんな感じになるのね。車いすの人は使いやすいだろうけども、視覚障害者にとっては、なんか駅の構造がはあくしんくいのよね。駅ビルとして、アプリこうとうという西宮市の支所もはいっている公共的施設がすぐとなりにあって、そこと、駅が連結されているんだけど、豊中のエトレやるしおーれみたいに、建物にはいるんじゃなくて、いったんスロープでおりてから、建物の2階にはいる、へんな建物。

デスペア的視覚障害者のためのカンセイガクインダイガク上ヶ原キャンパスへのルートのポイント
1、正門はいってすぐにボランティアセンター

甲東園駅は2会が改で、1階におりると、車道があり、そこに阪急の路線バスがある、1番から3番までバス乗り場があるけど、どうやら、2番しかつかわれていないよう。

そのバス乗り場かには、すでに学生がたくさん列をつくっている。13時すぎだけど、こんなに学生がたくさんいるとはびっくり。午後の授業のために大学にいくみたい。
かんがくまでは駅から徒歩12分と書いてあったが、ただ、丘の上にある大学で、くねくね道をのぼらないといけないので、結構しんどいんだろうね、だから、ほとんどの学生は、駅からこのバスを使うみたい。今日も、盲人Tシャツをきていた私、それに気づいた若い男子学生が席をゆずってくれた、ありがたい。

バスの車内は、学生の会話、私の無線イヤホン、片耳が先に電池なくなっちゃうんだけど、これってあり? 

どうでもいいようなことを、楽しそうにしゃべりながら、大学に向かう、女子学生。私も、年をとったものだ。どうでもいいことを、おもしろいとはなかなか感じられない中年の私。

3つ目のバス停でカンガク前。10分ぐらいで到着。バス停をおりると、左右にのびる歩道、この歩道がせまいせまい。目の前には、あぶらそばのお店と、喫茶ってん。

バスをおりて、背中の向こう側の歩道のに、大学の正門がある。

ガイドヘルパーさんと点字ブロックをさがす。正門の前の、横断歩道にはしっかり警告ブロックがある。そして、砲弾歩道から、正門のの左端と右端に点字ブロックがつながっている。左端の点字ブロックは、左側の横断歩道につながっていて、それをわたると、あぶらそばのバス停、反対に、正門の右端からのびている点字ブロックは、別の横断歩道にのびていて、そ横断歩道をわたると、歩道があり、そこにもばすていがある、帰りはこのバス停からのる。
正門の前には、横断歩道までは点字ブロックがあるも、大学の中はどうだろうとのぞいてみる、向こうのほうに、時計台、そして芝生広場みたいなものがみえる。でも、点字ブロックはみあたらない。
これは、ひとりで、試験会場の教室までいくのは、大変だろうなと気が重くなっていたところ、ガイドヘルパーさんが、大声でさけぶ。
ありました

よくみたら、点字ブロックがちゃんと正門はいってから、あった。

その点字ブロックにそって、大きな時計台につなががる遊歩道をあるく。正門はいってすぐのところに、建物があり、そこにまず、点字ブロックがつながっている。ボランティアセンターと書いてある。学生ボランティアセンター。

のぞいてみると、クーラーのきいた事務所みたいなところに、学生が数人いた。そこで、大学のマップをもらいm試験会場のG棟の202教室の場所をおしえてもらう。
さすがは、ボランティアセンターの学生らしく、点字ブロックがつながっているルートをすぐにおしえてくれた。正門の前の車道からいけば、そのGトウには近いんだけども、それだと点字ブロックがないということで、中央の芝生広場までいって、時計台までいって、そこから、さらに、大学構内を横断して、そして、いったん車道にでて、わたって、左手がGトウですとのこと。

さすが、大学生、かしこいね。

おお礼をいって、センタをでて、点字ブロックにそってあるく。右手には、教会のような建物、神学部、かみさまのことを学ぶ学部の建物、途中、献血の車もとまっていて、学生が、献血のよびかけをずっとしている、この暑い中、がんばるね。献血学生は、構内を、ずっとねりあるいて、献おねあがいしまーすといって、ねりあるいていた。すごいね。私の母校、大阪大学では、ボランティアセンターもないし、献血をよびかけながらねりあるく学生集団もいいなかった、ほんと、カンガクって、キリスト教精神に基づいて、学生たちは勉強、活動しているのね。

点字ブロックにそってあるくと、時計台のふもとまでいき、そこで、方向を変えて、昔ながらの紙の掲示物がはってある掲示板の前をとおり、噴水のような水のながれる音をきき、さらにあるく、ここでもまた、献血よびかけねりあるき学生がいた。

しばらくあるき、いったん、大学の外にでる。左右にのびる車道、銀座通りという車道のよう。この2車線の車道をわたった向こうにも、さらにかんがくの大学がある。なので、学生がしょっちゅう、この車道をおうだんする。横断歩道はあるのだけども、信号はない。なので、警備員が二人たって、ずっと、交通誘導をしている、はいわたってください、車とおりまーすと、ずっと言っている。聞くと朝の8時から、夜までずっと誘導をしているとのこと。大変な仕事だね。

この車道を、かんがくが買い取ったらいいのにな、それができなければ、地下道か、陸橋をつくったほうがいいとおもうんだけどな。私は、日曜の朝、7時ごろ、この銀座通りをわたらねばならない、これはあぶないので、ホイッスルをふきながら、わたろうと思う。


2、G棟202教室

銀座通りをわたって、点字ブロックにそってあるく、すると、点字ブロックが左に分岐している、そこが、Gト棟。ちょっとしたのぼりスロープをのぼると、そこがGトウの2階。そんなにスロープはのぼってないので、てっきり1階だとおもたら、ここが2階。カンガクは丘の上にある大学なので、こういったことがおこるんだろうね。

点字ブロックにそってまっすぐあるくと、正面は、カフェテラスのような雑談スペース、たくさんの学生が、次の講義をまっているのか、はなしていた。

ここは202ではないということで、もどって、途中にあった、右分岐を右へまがる、建物の入り口にはいいる、ここが教室がある建物。右が206教室、左が209教室。まっすぐにのびる廊下をつきあたると、十字路のこ交差点のような廊下にとうちゃ。左が、下り会談、そしてトイレ、給水機、右がでぐち、正面が202教室と201教室。

なんとか、ひとりでいけそうだね。

こんなに、大学構内に点字ブロックがしっかりはりめぐらされているとはびっくり。建物の中には点字ブロックはなかったけど、おそらく、すべての大学建物の入り口には、点字ブロックが敷設されていると思う。すごいね。さすがカンガク。カンサイダイガク、オオサカダイガクとは、全然違うね。カンガクはすばらしい。
もしかしたら、司法試験委員会も、こういったバリアフリーのことも考慮して、視覚障害者受験生がひとりで受験できるように、あえて、カンガクを試験会場にしたのかな?そうならば、ありがたいね。

カンガクの点字ブロックにも驚いたけど、もっと驚いたのが、カンガクの学生の勉強熱心さ、今は、たぶん、夏休みか、試験期間中で、大学にはこなくてもいい金曜日だとおもうんだけど、たくさんの学生が、G棟にはいた、講義前の教室でhあ、たくさんの学生があつまって、しゃべっていた。いい雰囲気の大学だね。普通の大学だと、お昼休みには、学生がにぎやかだけど、14時すぎても、学生がにぎやかなのは、めずらしい。これがカンガクらしさなのかな。

私に、こどもができたら、カンガクに通わせたいな。それぐらい、とても印象のよい大学。

みなさんもぜひ、いってみてね。
さすがに、夏は、芝生広場ではカップルの学生たちがいちゃいちゃしているような、大学紹介パンフレットの写真のような光景はないけども、その活気、わかわかしさ、生きる力は、ただたんン位構内を歩くだけでも感じられた。若いってすばらしいね。

そんなカンガクの学生たちにもぜひ、7月12日発売のJuice=Juiceの曲を聴いてほしいな。

Juice=Juice『プライド・ブライト』Promotion Edit







コメント (2)
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