ルチオ・フルチ監督の映画「幻想殺人」をブルーレイで鑑賞。内容とか殆ど知らなかったんですがフルチ監督の映画はゴア描写が売りのタイプと幻想系のタイプとがあると先日沢山の彼の映画を見まくって気がついていた。今作はタイトルに幻想とあるので幻想系だとは分かっていました。
エロティックな幻想系ジャーロ映画で殺人場面までの流れがサイケで見応えあって面白かった。次々と殺人事件が起こるのかと思ってましたが基本はひとつのみでした。
そこからは犯人は誰なのか?夢の真相は?と謎解きの面白さで惹きつけます。色々と怪しい人物も登場してあれこれと結末を想像しましたが、まぁそんな事かな…みたいなオチで纏まり、分からなかったけど予感はしてたものだったのですが更にどんでん返しがあって、まさかの最初に思ってた真相への急展開に逆に驚きを感じるというものが待っておりました。
最初と最後が見所の映画で中盤はちょっと集中力に欠けるものもありましたが、しっかり楽しませてくれる映画でした。
フルチ監督の映画にしてはインパクトが薄くオチも何か拍子抜け感もあるのですが後期の作品に比べて完成度の高い映画だったと思います。
音楽は何気にエンニオ・モリコーネでした。