どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「悪魔のはらわた」

2024年03月31日 | 映画
DVDで凄く久しぶりにアンディ・ウォーホルがプロデュースしてる映画「悪魔のはらわた」を鑑賞。シネスコの画角を活かした格調ある美術や風景の撮影が良くて間伸びした印象もあるのですが絵として素敵な場面が沢山ある映画だと再認識出来ました。何と言っても脚本が凄くて初めて見た時からよく思い付いたなと思えるアイデアでフランケンシュタイン物語を作り変えています。
なかなかドギつい残酷描写もあり特殊造形も良く出来てて切られた首の表情が変化したりもします。真っ赤な血と臓物とエロが合体した個性的な映画ですね。
役者陣も皆個性的で良く特にウド・キアは最高です。人造人間の女も美しかったな。
悲しみもある物語ですが笑える場面も沢山あって登場人物達が真剣に変な事をやっているのが面白いですね。
今日見たDVDは上下に黒のついた4:3画角のものだったので画質は悪くてヘアにボカシも付いてたりで状態は良く無かったけどリマスターされたブルーレイがもうすぐ発売されますね。欲しいけど高いなぁ。
本来は3D映画として作られてるので飛び出しを意識した映像も多いです。高画質で3Dでも見れるソフトがあったら見てみたいです。








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「ファスター・プッシーキャット キル!キル!」

2024年03月29日 | 映画
ラス・メイヤー監督の傑作映画「ファスター・プッシーキャット キル!キル!」を関西弁字幕のDVDにて大画面で久しぶりに鑑賞。前半は結構覚えてたけど後半は忘れてて、普通にどうなっちゃうんだっけ?って面白く見直せました。音楽に構図の良い撮影に素早い編集で飽きずにズルズル見れちゃうものがありました。強烈な存在感の巨乳最強極悪姉さん達の活躍が驚きと恐ろしさと格好良さがあって特別な魅力があります。
所々理解不能でもある物語展開も何が起きるか分からない面白さに満ちてます。最終的には変な形ではありますが一件落着というか気持ちの良い主題歌と共に見終える事が出来ます。
白黒のかなり古い映画ですがインパクトのある作品です。
タランティーノとか今作から影響受けてるのが分かりますね。
随分と昔に六本木のミニシアターでフィルム上映で見て衝撃を受けた映画でソフト化されない時期が長かったので輸入盤LD買って何度も見たものです。ラス・メイヤー監督の映画では今作と「UP!」って作品が大好きです。







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「アインシュタインと原爆」

2024年03月29日 | 映画
Netflixのドキュメンタリー映画「アインシュタインと原爆」を大画面にて鑑賞。相対性理論とか言葉は知ってはいるけど中身はイマイチ理解していないのを発見した天才科学者アインシュタインがナチスドイツに迫害され逃亡して最終的にアメリカで間接的に原爆に関わってしまうという内容が時系列を追って分かりやすく描かれてました。相対性理論についてもざっくりとは理解出来ましたが全部数式として説明出来るというのが凄いですね。僕は数式になったらより分かりませんけど。
再現ドラマと実際の記録映像を織り交ぜて進んでゆきますが本物の昔の映像が興味深くて沢山見れたのが良かったです。それだけでも見る価値がありました。






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「ブロンド」

2024年03月28日 | 映画
アナ・デ・アルマスがマリリン・モンローを演じた映画「ブロンド」を大画面にて鑑賞。
2時間47分というなかなかの長尺でしたが映像や音響に芝居に飽きずに引き込まれて見れました。とても胸に響く辛く哀しい境遇や一時の幸福な瞬間と苦しい残酷な場面との落差が激しく上下して何度も苦しく悲しい涙が溢れてしまいました。色々と史実とは違う部分があるのでどうなの?と感じたりもしたけど段々とマリリン・モンローとしてだけじゃなく1人の人間のドラマとして内面的にリアリティのある物語として入り込めました。
実際のマリリン・モンローのドキュメンタリー映画を見ていたので背景とかも知れていたのでより共感出来て色々と謎だった部分を勝手に解釈し創作している部分が多いので批判も多いんだと思いますがひとつの説としてスターなのに満たされない悩みや苦しみを抱えた女性の物語として良かったです。
映像も数々の実際の有名マリリン・モンロー写真や映像を見事に再現していて演じるアナ・デ・アルマスがマリリン・モンローそのものに見えてきました。喋り方とかも完璧で芝居が素晴らしかった。そして美しいマリリン・モンローの魅力がちゃんと出ていたのが凄い!
白黒にカラーにアスペクト違いやカメラワークに構図等、映像表現も見応えがあって台詞では無く映像で心情や感覚を感じさせる演出がとても良かったです。
予想以上に素晴らしい映画だった。






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「クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男」

2024年03月28日 | 映画
クエンティン・タランティーノについてのドキュメンタリー映画「クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男」を鑑賞。監督8作目迄公開されて9作目を作ってる頃のドキュメンタリーで原題は「QT8」でした。
出演者や関係者のインタビュー映像がメインで進行する内容で監督本人のインタビューはありませんでした。8作分の紹介等もあるのであまり詳しくは描かれませんが興味深いエピソードなんかも紹介されてます。タランティーノのドキュメンタリーなのに関係が深かったハーヴェイ・ワインシュタインについてのエピソードも多かった気がします。その割に微妙に核心には触れてない感じが中途半端にも感じたな。まぁタランティーノについて薄っぺらく学べるようなドキュメンタリー作品だったと思います。
ブルーレイのソフトとかに収録されてる特典映像とかの方が各作品とタランティーノについてより詳しく知れると思います。
今作は色々な役者とかとタランティーノについて雑談してるような感じでへぇ〜そうなんだぁ〜って感じで、ちょいちょい面白い話が知れる内容でした。






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「ロンリー・ブラッド」

2024年03月27日 | 映画
大好きな映画「ロンリー・ブラッド」をDVDにて大画面で鑑賞。何度も見てますが何度見ても心にズシンと響く実話を元にした重たい青春物語です。美しい撮影と照明のスローモーション映像が音楽と合わさって流れる場面がとても良くて編集も素晴らしい。
今回特に音楽の良さに惹かれました。
ラストの父と対峙する場面の緊張感はやはり凄いものがありました。ここで涙しちゃう事もある場面なんですが今日は涙までは出ませんでした。最後のマドンナの主題歌の入り方とか曲も凄く良くて好きです。
役者陣は全ての人物が完璧なキャスティングと芝居だと思います。
DVDも充分綺麗で良いですがブルーレイで発売されたら買い直しても良いなと思ってます。





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「オフィスキラー」

2024年03月27日 | 映画
好きな写真家のシンディ・シャーマンが初監督した映画「オフィスキラー」を久しぶりにDVDにて大画面で鑑賞。
公開時にミニシアターに見に行きました。
前半ちょっと怠くて睡魔にも襲われてしまいましたが段々と独特の面白さが出てきて最後どうなるのかも忘れてたし再度新鮮に見直せました。安いB級映画風なノリとユーモアが印影強い照明やケバい色彩照明で素敵で憎めない作品として仕上がってます。
主演のキャロル・ケインの芝居が素晴らしい。
今作以降にも監督作品ってあるのだろうか?あったら見てみたいです。写真も人物じゃなくゲロみたいな写真になってきた辺り以降の作品は知らないので機会があったら見てみたいです。






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「デッド デッド デーモンズ デデデデ デストラクション 前章」

2024年03月26日 | 映画
ひょんな事から後章のチケットを貰って前章見ないと分からないよな…と予告編は見たけど殆ど内容とか知らぬまま「デッド デッド デーモンズ デデデデ デストラクション 前章」というアニメ映画を仕事帰りにレイトショーにて鑑賞。いきなり変わった設定と展開が進んでゆき面白く惹き込まれて見れました。
久々に今の若い世代の感覚が感じられるような新鮮さがありました。現実の日本の最近の災害や政治や文化なんかを連想させる問題に対する何かモヤモヤと感じ思っているような事が色々と出ていて無茶苦茶な内容なのにリアルな感覚も同時に味わえるような不思議な映画でした。ドラえもんみたいな漫画の描写があったり東京の風景だったり現実との類似性と違いなんかも面白く見れた。キラキラした青春物語では無く普通に流れて行くような日常物語として異様な社会で色々な事を考え対処して生きている女子高生が描かれてます。
後章はどんな展開に発展してゆくのかも楽しみです。




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「イン・ザ・トール・グラス 狂気の迷路」

2024年03月26日 | 映画
昨日見たヴィンチェント・ナタリ監督の映画が面白かったので同監督がNetflixで撮ったスティーブン・キング原作の映画「イン・ザ・トール・グラス 〜狂気の迷路〜」を鑑賞。
「CUBE」を連想させるような迷路の中から抜け出せないという謎展開でどうなるのか?どういう事なのか?という興味に引きづり込み引っ張るという内容の映画でした。
全体的には良く出来てるんだけど、ちょっと長いなぁとも思いました。結局は「トワイライト・ゾーン」の1話みたいな内容だったので。前半で睡魔に襲われてしまい登場人物の関係性を理解するのに混乱したりしましたが最終的には人生の別れ道での決断についての映画だったんだと解釈しました。
色々な謎がありましたが明確な答えというのは描かれて無いちょっとスッキリとはしないラストでした。






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「スプライス」

2024年03月25日 | 映画
「CUBE」のヴィンチェンゾ・ナタリ監督の映画「スプライス」のDVDを衝動買いして鑑賞。見始めたらグイグイと引き込まれ、どうなるのか?と面白く最後迄見れました。特に前半の流れは絶品。後半は多少先は読めはしました。遺伝子操作で生命を誕生させてしまう科学者カップルの物語でフランケンシュタインの物語の進化形のような側面もあり段々と人間に近い姿になってゆく生命体との関係性や人間同士の関係性等が興味深く描かれていました。親と子のような関係や男女の関係とかが生命体の成長と予測不能な変化と共に面白く見れました。途中いくつか突っ込み所というか引っかかる展開もあったけど見応えありました。VFXも凄く良く出来ていて真実味を持って自然に見る事が出来ました。映像全体のカラートーンなんかも良かったです。
主演男優のエイドリアン・ブロディという役者はあまり好きでは無いんですが演技は上手いですね。今回もちょっとだけくどさは感じたけど。主演女優のサラ・ポーリーは特に良い芝居と表情を見せてくれてました。そしてCGで描かれた生命体の芝居に存在感もとても良かったです。
思ってた以上に見応えのある良い映画でした。






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「タンク・ガール」

2024年03月25日 | 映画
LD持ってて昔何度も見たなかなかお気に入りな元気映画「タンク・ガール」の中古DVDを見つけて衝動買いしちゃう。なかなか画質も良かったので5.1ch 大画面にて鑑賞。
音楽がゴキゲンでサラウンド音響も派手で盛り上がる映画です。正直物語としてはあまり面白くは無いんだけど音楽と編集とアニメと美術とキャラクターの魅力で元気でパンクな楽しさがあって憎めない映画で好きなのでした。特殊メイクのキャラも活躍するしCGじゃないアナログな特撮なんかも味があって好みでした。色々と危機が訪れますが全て適当なノリと勢いで何も無かったかのようにアホらしく次々と解決してゆきます。
そのくだらなさがイマイチでもありまた魅力でもある映画です。
サントラCD持ってて昔よく聴いてたから音楽全てが懐かしかった。原作コミックも英語で読めないけどアート本としても素敵だったので持ってました。トイレに置いてたんだけど見かけないので捨てたんだっけ?何処か別な所に移動したんだっけ?





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「ナインハーフ」

2024年03月24日 | 映画
大学時代に公開されて流行っていた記憶のある映画「ナインハーフ」を今になってようやく鑑賞。逆光の美しい撮影のスタイリッシュな映像と音楽で描くオシャレな印象の官能映画でした。ミッキー・ロークの洗脳的な性癖にどんどんハマってゆくキム・ベイシンガーが色々なプレイをさせられ最後は別れるという9週間と半分の恋愛を描いた内容です。
当時はミッキー・ローク人気も凄かったのを覚えています。彼の喋りは囁くようで小さな声でしたね。今見ると魅力的ではありましたが役柄としては変態的で気持ち悪さも感じました。今の若い子が見たらどう感じるのかな?こんな映画が流行ったというのはやっぱり時代性が出ていたのかな。ホストにハマるような女性には堪らなく魅力的な映画なんじゃないかなと想像します。





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「フォーエバー・パージ」

2024年03月23日 | 映画
何作目になるのか忘れちゃいましたが今迄シリーズそれなりに見てる「パージ」の最新作「フォーエバー・パージ」を鑑賞。遂に時間期限無くなって殺人解禁状態が続きます。
始めにパージの期限を特に大きな問題も無く無事に生き残るという流れで安心する流れから今回はヤバイ展開になってゆきます。脚本が強引だけど色々と考えられてて現実のアメリカの人種の分断なんかの問題を極端にだけど盛り込んで考えさせられるものや、ちょっとリアリティも感じさせられる要素もあって興味深くも見れました。だけど全体的にはまぁいつもな感じというか何か予定調和な感じも拭えない独特な視点の娯楽作だったように思えました。






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「バタリアン」

2024年03月23日 | 映画
なんとなく久しぶりに「バタリアン」を見始めたら止まらなくなって全編鑑賞。ドタバタ具合とパンクな音楽がとても良い楽しいゾンビ映画です。昔、初めて劇場で見た時はどうやって終わるんだろう?と分からなくてドキドキワクワクしたものでしたが驚きの呆気ない幕切れが待っておりました。だけど何か可笑しさと恐ろしさの入り混じる引っかかるエンディングでもあり記憶に残るものとなりました。80年代の元気の良い独特の魅力満載の大好きホラーコメディ映画です。






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「アングスト/不安」

2024年03月22日 | 映画
「アングスト/不安」を久しぶりに大画面にて鑑賞。見始めたら独特のカメラワークと主演男優の異様な芝居に引き込まれ最後まで一気に見れちゃう凄い映画。何度か見てるのに後半の流れは衝撃を覚えます。
80年代の映画なのに今見てもインパクトのある殺人鬼視点の恐ろしい映画です。
実話というのが更に生々しい感じがあります。






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