朝方仕事一段落ついて長いバックアップ待ちの時間に持ってきていたDVDで映画を鑑賞。デニス・ホッパーとアーシア・アルジェント主演の映画「ザ・キーパー/監禁」
登場人物が少なくアップばかりの映像の映画でデニス・ホッパーが正直何をしたいのかがなかなか見えてこなくて、だんだんと朝方だったし睡魔に襲われてきた。一時間過ぎ辺りから記憶を失い気が付いたらラストでオチは分かってしまったが、さっぱり意味不明状態でした。
データのバックアップが終了して仕事も終わり、寝ちゃって見れなかった後半部分だけ後から見直す。
デニス・ホッパーは結構やばいオッサンのまんまな役でした。こういうイカれてる役は彼の得意分野ですが結構抑えめな芝居をしてたように思う。最後の人形劇辺りではまたちょっと笑える程の狂気を醸し出していて面白かったが、ケーキを持ってくるような場面なんかではなんともしれない切なさや彼なりの優しさというか哀しみも出ていて良かった。
この映画は各登場人物がみな一方的な望みや欲望を持っているが、見事に噛み合わないという残念で苦しく辛いものとなっている。
もう少しそれぞれのバックボーンや捻りの効いた展開なんかがあれば、もっと見応えあったとは思うがちょっと物足りない印象でした。しかし、なんか地味ながら良い部分も感じられた。アーシア・アルジェントも彼女ならではな佇まいや目と口の芝居が良かったです。
結構強引で独りよがりな自主映画的な感じもある作品でしたが作りはなかなかきっちりしてたと思った。