今日は休日。日中は殆ど寝てました。しかし本日は寒いです。洗濯したものの再び寝ちゃって干すのは遅い時間。部屋干し、こりゃ乾かないですわ。
ネットしたりダラダラ過ごし夜遅い時間から上映してる映画を見に隣駅まで出掛けました。本日は映画館が出来て何周年だかの記念で入場料は1000円均一。
見た映画は「フォース・カインド」というミラ・ジョボヴィッチ主演のスリラー映画。
ネットの公式ホームページを見たら大体どんな内容の映画か予想はついてしまったのですが詳しくは知らないまま鑑賞しました。映画の冒頭で再現ドラマと一部実際の記録映像によってこの映画は構成されます。信じるか信じないかはあなた次第。一部衝撃的な場面も出て来ますご注意を。と言って始まります。
「信じるか信じないかはあなた次第。」という所が要ですね。
とても興味を惹き付けられる展開に演出で映画に集中して見れました。面白かったです。
ここからはちょいとネタバレ的な事を書いて行きますので、これから見る予定の方は読まない方がいいと思います。
スピルバーグの「未知との遭遇」の原題名はClose Encounters of the Third Kind(第三種接近遭遇)というものでした。この「フォース・カインド」はClose Encounters of the Fourth Kind(第四種接近遭遇)という意味のFourth Kindでしたね。タイトルの意味が分かればこれで大体内容は想像出来ますね。
しかもこの手の映画はスピルバーグはテレビドラマ「テイクン」というもので既にやっています。
ただスピルバーグの映画では宇宙人が良い存在というかファンタジー的なやさしいものとして描かれていて、しかももろに存在を映像で派手に見せてくれますが、「フォース・カインド」は真逆です。
何だか分からないけれども恐ろしい存在。実態もはっきりとは見せてくれません。
それをフェイク・ドキュメンタリーの手法を使って一体どういう事なのか?本当なのか?と知らなかった現実(とされる)真実を追うという興味で飽きずに見せてくれる映画でした。
最初は実録の幽霊とかポルターガイスト的な話だと思ってたんですが、宇宙人ネタだったとはね。
しかし実録の宇宙人ネタの話だと急に嘘っぽい所が目立って冷めてしまうものが多いのですが、この映画は最後まで真実味を持ち興味を失う事無く見れました。
「信じるか信じないかはあなた次第。」という点に関してはある意味信じる部分というか自分との共通点も多く興味深く見れました。映画の中の人と同じように過去に宇宙人?に連れ去られて実験されたという悪夢なのか記憶なのかよく分からない経験を体験しているからです。あれが事実なのか何なのか?っていう今や分からなくもあり、もはやどうでも良くなってる事で2度と同じ体験はしたくないので忘れていたものを思い出しつつ見ました。興味深いのは深夜の3:33という時刻が何の説明もなく出て来ますがあれって何か意味あるのでしょうか?一時期この数字に何故かとらわれて?いたような時があり3:33というタイトルの映画を作ろうと考えていた事もあり話の内容はその時刻に幽霊だか何だか分からない謎の人物が現れては消えるというもので、それがメッセージを伝えるというものでした。
何か映画を作る時の物語って一生懸命考えても全然浮かばないんだけど、何かの拍子に急に降りてくるというか思いつくのって、もしかしたら何かの力が影響してるのかも・・って思ったり、それは例の○○○に対して否定的でないものだと良いのかも・・って思ったり。既においらは宇宙人の映画を作ってるからね。
まぁ、色々と妄想というか色んな考えを抱きながら見ましたよ。
しかし、映画として見ると最初は実際の記録映像という存在を信じて見れていたのですが途中からなんだかきな臭く思えるようになり、こりゃフェイクの映像だな。と思えるようになりました。しかし、とても効果的な演出法で新たな映画の手法として立派な見せ方だと感心してしまいました。
音楽の盛り上げ方、編集の上手さ等、映像としての見せ方としてとても効果的で惹き込まれましたね。
一部衝撃的な場面も出て来ます。っていう場面はモザイクがかかってたあの場面の事でしょうね。あれはたしかに衝撃的であり、人によってはショックだけの恐ろしい場面ではありますが、何か心に切なさというかやるせなさみたいなものが一気に胸に来てグッときて何故か涙が溢れてきました。
映画を見終えて何とも微妙な気分にさせてくれる映画。不眠症と何の関係があったの?とか実際の事件の映像ならばどうしてもっと有名な映像として表に出ていないのか?など突っ込み所はありますが、色々と考え、単純に否定するだけの内容では無いような気がしました。深く考えると興味深いですが、今の所、答えを知るよりも知らないままでいた方が幸せに過ごせそうな気はします。ただシュナーベルだかなんだかの古代の文明や言語については興味が沸き知りたくなりました。
なかなか興味深く面白い映画でした。お勧めです。「信じるか信じないかはあなた次第。」「映画を面白く見れるか見れないかもあなた次第。」ですけど。