随分と前にAmazonで注文したが海外からの発送の為、なかなか届かずで忘れかけていた商品がクリスマスに届いた。なんかクリスマス・プレゼントっぽいタイミングで良いのだが、商品はクリスマスらしからぬ代物で微妙。
ハーシェル・ゴードン・ルイス監督のスプラッターホラー二本立てなブルーレイです。「血の魔術師」と「ゴア・ゴア・ガールズ」って映画が収録されとります。しかし輸入版なので字幕は無し、しかも家のデッキが故障中なので見れません。
会社に持って行き、長い変換素材出しの時間が出来たので流し見る事にした。観たのは「ゴア・ゴア・ガールズ」っていうルイス監督の引退作品と言われてる映画。台詞は細かい所までは理解出来ないが内容は単純なので分かりやすい。だけど突拍子もない展開が繰り広げられるので油断出来ない感じ。しかし全体的にはタルい展開で見るのもタルくなる感じ。基本的にはジャーロ映画です。その殺害描写がグロくてグチャグチャで人形バレバレの特殊メイクでも嫌悪感を感じる程のインパクトがありました。見ると分かるがねちっこくて酷いんですが、同時にバカバカしく笑えてしまうユーモアもあってそこがこの映画の面白い所でもあった。演技も酷くて笑える。悲鳴とかふざけてるようにしか見えない。音楽の入れ方からもワザと狙ってるとしか思えないグロ・ゴア・コメディ。
フェミニストの反感を買いそうな内容ですが風刺も効いてる。
ゴア・ゴア・スプラッター・コメディ・ジャーロ映画。くだらないもの見て楽しめるユーモア感覚あってホラーが苦手じゃない人にしか楽しめない映画だと思います。
グダグダ感が多いのですが、最後は一応ヒネリのある犯人が判明したり、意外性では楽しませてくれます。最後にその真相や動機なんかを台詞でグダグダ説明してたみたいだが理解出来ず。
でもまぁいいか!って感じです。
ルイス映画祭で見逃した作品で海外のブルーレイなら安く手に入るからポチっと購入しちゃった訳ですが一度見れば十分な映画です。
フィルムの味わいと自主映画っぽいテイストが良い感じです。そして最近のつまらない金のかかったホラー映画なんかよりも古い映画なのにインパクトだけは負けてないという所が凄いし評価出来る作品群だと思います。
とりあえず有名所のハーシェル・ゴードン・ルイスの映画はこれで一通り見れました。