どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「緑の光線」

2020年05月31日 | 映画
今日もエリック・ロメール監督の映画を鑑賞。「緑の光線」です。昔、劇場で見た気もするが映像の美しさ以外は殆ど忘れていました。粒子の荒い16mmの柔らかい光の具合と風景と空気感のようなものがとても良い日常をスケッチしたような映画です。
特に面白味の無い日々が淡々と描かれていて、その中から一筋の光の奇跡のようなものが垣間見れるという最終的にはちょっと幸福な気分になれる現実的な内容だけど最後はファンタジーのような不思議な魅力が感じられる作品です。主人公の女性は何だか面倒臭い感じの人物でしたが孤独な感覚はとても伝わり共感も出来ました。
フランス人って常に恋愛の事とかが話題で大人も子供も自然に会話の中に存在するんですね。恋愛してないと問題だというような感じは独り身には息苦しさもありそうですね。
喧嘩したり苦しんだりもあるので1人の方が楽だったりもすると思うのですが楽しむという事が苦手になってゆく感覚も理解出来ました。
現在コロナウィルスの影響で家に引き籠りの孤独な日常が続いていますが、孤独に慣れてる僕には案外心地良くも過ごせてる気もしています。グダグダで何かしなきゃという気持ちもありますが深い事考えずにのんびり過ごすのも悪くはない感覚です。そんな中でこの映画を見れたのはなんか良かったです。




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「満月の夜」

2020年05月30日 | 映画
エリック・ロメール監督の映画「満月の夜」を鑑賞。ポスターとかでは知ってたけど多分初めて見ました。ミニシアター系映画といいますかお洒落女子が好んで観るような映画で分かる~って共感して見てた人もいたのではないかと思います。この映画でも男性はベタに描かれていて優しいけど友達以上になれないタイプと野性的で浮気症なのにモテるタイプに分かれてます。
なので、この先どうなるんだろう?という興味も先が読めてしまい結局やっぱりねーという映画でもありました。
ちょっと退屈する面もあるけど自然なありそうな女性像が描かれていたと思います。主役の女性を演じたパスカル・オジェという女優さんはこの映画の公開後に亡くなられたようです。
瞳の美しい声の可愛い方でしたね。すぐにメソメソ泣いたり自分勝手だったり役としては面白味はあるけど実際だったら面倒な感じはありましたが魅力がありました。


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「マックイーンの絶対の危機」

2020年05月29日 | 映画
最初だけでも久しぶりに見ようと見始めたら面白くて結局最後まで見ちゃいました。「マックイーンの絶対の危機(ピンチ)」です。マックイーンがティーンエイジャーを演じていますが全然ティーンに見えないのは置いといて、大好きな映画。
テンポも良くゼリー状のブロブが人を襲いどんどん巨大化してゆく流れはどうやったら退治出来るんだろう?と最初に見た時はドキドキしたものです。
アナログな特撮がとても効果的で目を惹きます。マックイーンが頼れる若者で活躍してくれます。後半は急に解決に向けて動き出しますがエンドマークが?に変わったり細かい拘りや演出がとても良い。オープニングの主題歌も凄く良いです。
低予算なB級な味わいが素敵な映画ですが何気に大人と若者の関係性がちゃんと描かれた映画です。この映画ではスティーブじゃなくてスティーブン・マックイーンっていうクレジット表記でしたね。




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「海辺のポーリーヌ」

2020年05月28日 | 映画
エリック・ロメール監督の映画「海辺のポーリーヌ」を随分と久しぶりに鑑賞。淡々と展開する映画ですが撮影が美しく出演者や風景が魅力的に撮られており不思議と飽きずに見る事の出来るフランス映画らしい恋愛話。
大人と子供の恋愛が描かれますが子供の方が案外冷静でしっかりしていて大人はその逆という所が面白く、反面教師的な学びや成長が見れるのが良かった所。しかしフランスって恋愛に開放的というか大人も子供も普通に愛や恋や性について語りあったりするんですね。そこが驚きでもあり新鮮でした。
結構昔にフィルム上映で見たのですが印象に残ってる場面も多くマリオンが水着で脚を曲げずにタオルを取る姿とか素敵でセクシーで良く覚えていました。美脚、美尻です。演じるアリエル・ドンバールさんはスタイル良いですね。「太陽の帝国」にも出てたかな。若き青年役にはシモン・ド・ラ・ブロスさんが出てました。彼には実際に会った事があり8mmで撮影させてもらったりしました。この映画より後だったので大人っぽくなったイケメンでした。他の出演作は?と調べてみたら残念な事に自殺されたとかで既に亡くなられていたんですね。残念です。


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「ドッジボール」

2020年05月27日 | 映画
買ったけど封も開けて無かったDVDで「ドッジボール」を鑑賞。日本語字幕が2種入っていてアブノーマル版という方で見たのですが何がアブノーマルなのか全然分かりませんでした。
典型的なお馬鹿ジャンルのスポーツ・コメディ映画で極端なギャグが連発します。ドッジボールの球がバンバン当たり痛そうな場面がなんか笑えます。
結構ブラックな笑いも多いですが個性的なキャラクターの憎めない良さが出ていて楽しい映画でした。だけど全体的には先が読めるベタな内容の物語だったと思いました。尺が短いのはとても良かったです。特典映像も色々入ってて楽しみましたが音声解説のやりとりのネタとか下らないけどアイデアは面白いと思いました。途中で喧嘩して解説が別な映画のものに変わったりしてます。悪ふざけなノリの勢いが面白い映画でした。


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「リーグ・オブ・レジェンド 時空を超えた戦い」

2020年05月26日 | 映画
買ったけど見てなかった映画「リーグ・オブ・レジェンド 時空を超えた戦い」を鑑賞。派手なCGばかりが売りの映画かと思ってましたが、なかなか物語も面白く各キャラクターが古典的な小説や映画でおなじみの連中だったりしてクォーターメインやネモ船長にヴァンパイアに透明人間にジキルとハイドにドリアングレイにモリアーティとかごった煮状態で登場します。最近のマーベル映画みたいな感じですね。この映画の良かった所はそんな今では時代遅れ的な扱いを受けてるような連中が最後の活躍を見せてくれるような面と時代背景もアナログな魅力がある所でした。
美術やガジェットが楽しい。結構昔の映画ですが合成やCGも盛り沢山で仕上がりも良い感じ。あまり深い事考えずに楽しく見れる娯楽アクション大作でした。あまり若い人にはウケなさそうな感じもありましたが僕には好きな要素がありました。


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「スウィング・オブ・ザ・デッド」

2020年05月25日 | 映画
DVDで久しぶりにゾンビ映画でも見ようと買ったまま放置していた「スウィング・オブ・ザ・デッド」を鑑賞。
インディーズ・ゾンビ映画最高傑作とパッケージに書いてあって色々と賞を獲ってるようで興味を持ったのだが、ゾンビが日常にいる設定で2人の男がハイキングするみたいに逃亡する姿を音楽に乗せてほのぼのとまったり描いたホラーではなく脱力系グダグダ映画でした。設定が斬新で評価されたんでしょうが似たようなのは自主映画で見ていたし、それ程面白いとは思えませんでした。何というか長いと感じたんだな。30分ぐらいの映画だと良かったとは思うのだが。だけど2人のキャラクター設定のしっかりとしていた所と長いので段々と愛着も感じれて最後の長回しはどうなるのかな?とグダグダながら見入ってしまうものもありました。




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「疑惑の影」

2020年05月24日 | 映画
ブルーレイで久しぶりにヒッチコックの映画「疑惑の影」を日本語吹替版で鑑賞。とても面白かった記憶の強い映画でお気に入りの映画でした。ブルーレイはとても画質が良くモノクロの美しい撮影やキャスト達が見れて良かったです。キャスティングが良くてユーモアとサスペンスのバランスが見事なヒッチコック映画でした。結末は知ってるので最初に見た時のような緊張感までは感じれなかったんだけどユーモアの面では新鮮に見直せました。
主演女優のテレサ・ライトが美しく笑顔が素敵でした。そんな彼女が疑惑に不安になる表情の芝居が良かった。不安を目で表現していたと思います。
特典映像でお婆さんになった彼女の姿も見れました。
そして疑惑の叔父さん役のジョセフ・コットンの存在感が凄くて彼は悪役はこの作品だけだったと聞くが実に印象的で彼の代表作だと思います。
物語自体は古い印象を受けるものもありますがクラシック映画としての魅力と最初と最後で人の見方や印象が真逆になる展開の面白さがある映画でした。
そういえばヒッチコックはこの映画には何処に出てたっけ?意識せずに見てたからか気が付きませんでした。


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「とむらいレストラン」

2020年05月23日 | 映画
久しぶりにお気に入り映画「とむらいレストラン」を見たくなりミルクマンに貰ったDVDを探してみるが何故か再生出来ないものとなっておりYouTubeで字幕無しだがあったので、それで再鑑賞。物語は分かってるから良いけど字幕はあった方がやっぱり良いね。
思ってた以上にチープな印象でしたが突拍子の無いヘンテコで悪趣味なギャグの数々はやっぱり憎めない可笑しさに満ちてて好きな映画です。
でも最初に見た時の衝撃というか下らなさを楽しめた感覚には及ばないものはありました。何気にちゃんとした部分や演出に狙ってるのか何なのか分からないセンスには脱帽。音楽の使い方が実に面白くて良かったな。
お気に入りのエンディングのサービスショットで温かい気持ちになれる愛すべきコメディホラー映画です。


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「ナイトミュージアム2」

2020年05月21日 | 映画
前作を見て面白かったので続けてパート2も鑑賞。沢山のCGの出来も良く再度楽しい見せ場を見せてくれて良かったんだけど新鮮さや面白さという意味では前作の方が良かったと思いました。色々と楽しませようと工夫されてますが二番煎じというか複雑にしただけなような気もした。結果は悪役が弱いしやりとりが単調で先が読めるという印象。だけど普通に面白い娯楽作としては完成度は高い映画だったと思います。特典映像にメイキングが収録されてましたが監督の楽しそうな仕事ぶりは見事だなぁと思えました。
パート3もあるようですが、見るかどうかは未定。新しい要素や面白さってあるのかな?


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「ナイトミュージアム」

2020年05月20日 | 映画
ブルーレイで買ったままずっと見れて無かった映画「ナイトミュージアム」をようやく鑑賞。面白いとは聞いていたが実に良く出来た娯楽作でした。
CGも良く出来ていて何かこんな事あったら面白いなぁ~みたいな事を沢山見せてくれました。色々と突っ込み所はあるのですが、そんな事はどうでもよくなる楽しさに満ちた映画です。
結構前の映画だけど良く出来てたなぁ。ロビン・ウィリアムスも健在でしたね。物語も前向きで健全なファミリー映画だったと思います。
パート2もブルーレイ持ってるので見たいと思います。


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「13日の金曜日 part6 ジェイソンは生きていた!」

2020年05月12日 | 映画
「天使とデート」を見てとても面白かったので同じトム・マクローリン監督による映画「13日の金曜日 part6 ジェイソンは生きていた!」を続けて鑑賞。ユーモアのセンスがやはり良いコメディ要素の強いホラー映画ですが、ちゃんと緊張感のある場面もあります。子供は決して殺さないとかジェイソンも人を選んでいるようでドキドキさせるけど何も起きないという所が上手い見せ方でした。この映画からジェイソンは完全な不死身になったのかな。怪力はそんなに見せませんでしたけど。娯楽性の強い楽しめる13金映画でした。




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「天使とデート」

2020年05月12日 | 映画
DVDで久しぶりに「天使とデート」を鑑賞。
天使が怪我してプールに落下していたのを助けた男とその婚約者と悪友や家族とのドタバタ恋愛ファンタジー映画。
エマニュエル・ベアール演じる天使が見惚れてしまう美しさです。フレンチフライが大好物でもぐもぐ食べる仕草が可愛い。そして空を飛ぶ場面は最高!特撮はリチャード・エドランドによるものです。天使の羽根の動きも良い。実際に使われた羽根の仕掛けも展示会で見た記憶があります。天使に男を奪われたと嫉妬する婚約者をフィービー・ケイツが演じています。彼女も可愛くも狂気に満ちたコメディエンヌぶりを発揮していて面白い。酔ってジーンズの上からパンティ履いてショットガン片手に復讐に行く所が好きな場面。天使は言葉が喋れず周囲に誤解や混乱を引き起こしてゆきますが主人公の男との気持ちが繋がってゆくという恋愛ものでもあり天使が来た理由もちゃんとしています。
楽しく笑える脚本がしっかりとしたラブコメ映画で演出も各役者の芝居もギャグセンスも良い。ファンタジックな映像に特撮も素晴らしいです。音楽も美しくラストではうるうる涙させられ、そして笑わせ明るい幸福な気持ちにさせてくれる映画です。
僕は宇宙人や天使や人魚やクリーチャーやモンスターとの交流を描いた映画っていうのが基本的に好きなんですね。




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「ロストボーイ」

2020年05月09日 | 映画
昔、劇場で観た映画「ロストボーイ」DVD持ってたけど中古ブルーレイが安かったので購入してしまい5.1chサラウンドで久々に鑑賞。部分的には印象に残ってる場面も多い映画ですが忘れてる面も多く懐かしくも新鮮に見直せました。今や、そこまで面白いとは思えないんだけどヴァンパイア映画とグーニーズを足したような少年活躍映画でホラー青春コメディ的な憎めない映画。コメディの部分がいまいちそんなに笑えない気がしました。前半はお兄ちゃん中心の恋愛青春ものとして進み後半は弟とその友人との吸血鬼退治のドタバタものとして展開します。後半がなかなか面白かったですね。
音楽がとても良くて懐かしく昔よく聴いたなぁと思い出しました。
また特殊メイクや効果も良く出来ていてヴァンパイアの顔のデザインや衣装も良かった。特に若きキーファ・サザーランドの存在感が強烈で活きてました。最終的なラスボスは薄っすらとは覚えてたけど印象には残ってませんでした。特典映像も盛り沢山で色々見ました。結構アメリカでは根強い人気作のようですね。


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「ベスト・キッド」

2020年05月08日 | 映画
ブルーレイ買ったまま、ずっと見て無かったリメイク版の「ベスト・キッド」をようやく鑑賞。ジャッキー・チェンとウィル・スミスの息子ジャスティン・スミス主演の映画です。原題はTHE KARATE KIDですが空手というよりカンフー・キッドという内容で中国を舞台に壮大なロケーションと共に見れました。ジャッキー・チェンのシリアスな芝居が今作では良くて過去の出来事に悩み苦悩してる場面で泣かされました。色々とリメイクにあたり工夫を凝らして新しいアレンジもされていましたが基本は元と同じなのでオチも知ってる為、大きな驚きや感動というものは無かったけれど普通に素直に楽しめはしました。だけど2時間20分はちょっと長いとも思いました。特典映像にはジャッキー・チェンがカンフーで活躍する別バージョンのラストもありましたが特典で見れたのは良かったけど本編には余計だったとは思いました。主演のジャスティン・スミスもとても好演していて良かったです。
だけど個人的には「ベスト・キッド」は元の方が好きです。ノリユキ・パット・モリタとラルフ・マッチオの方ね。アメリカを舞台に日本の空手の精神を伝えるという流れとか。音楽や主題歌とかも。後でDVDで最後だけ見直してみましたが編集も良く気持ちにグッとくるものがありました。


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