どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「裏窓」

2019年03月31日 | 映画
ヒッチコックの映画14本が収録された欧州版ブルーレイボックスを購入してから随分と経ちましたが本日その中から「裏窓」を日本語吹替版で鑑賞。
昔テレビ放送で見て以来かな。面白かった記憶があります。今見てもやはり面白かったけど最初に見た時のような緊張感はそこまでは感じれず。
部屋から出れない設定などを実に面白く効果的に使っていて美術も良く飽きずに見れる流石な展開。思ってたよりフェードアウトの演出の多い映画でした。そして久しぶりにグレース・ケリーを見ましたが本当に美しかったですね。何気に向かい家の色々な光景が面白く見れました。
ブルーレイで画質も色も綺麗でした。
中学生の頃にハマったヒッチコック映画をまた色々と見てゆきたいと思います。




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「ゲルニカの木」

2019年03月31日 | 映画
DVDでフェルナンド・アラバール監督の映画「ゲルニカの木」を鑑賞。
戦争を描いた生々しい迫力のある映像と前衛的というかシュールな描写のある映画でした。色々と当時の政治的背景とかは勉強不足で理解出来てはいませんが物語として男女が出会い最後に2人が一緒になるというシンプルな芯はありました。戦争についてや革命や権力者と人民についても色々と考えさせられるものはありました。
実際のモノクロの戦争映像を織り交ぜて感覚的に戦争の酷さが伝わってきました。ゲルニカの木に象徴されるように希望を捨ててはいけないという面と人間の残酷な一面がしっかり描かれていました。全体的には壮大だけど物語に入っては行き辛く延々と見せ続けられているような感じもある鑑賞でもありました。独特のインパクトはやはりあります。


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「パウダー」

2019年03月30日 | 映画
LDで見て感動して涙した映画「パウダー」のDVDを購入して日本語吹替版でかなり久しぶりに鑑賞。忘れている面も多かったけど音楽が素晴らしかったのは強く覚えていた。
とても美しい撮影と暖かくも奇想天外な展開と孤独な哀しみが染み入る物語でした。初めて見た時のような感動は今回は味わえなかったのですが良い映画であるのは間違い無い。
見る時期によるのか感動具合も違うんですね。「油揚げの儀式」の初期のアイデアはこの映画に似た部分が結構あったのも個人的に思い出深い。
いつも悪役的なイメージの強いランス・ヘンリクセンが実に優しく良い表情の芝居をしていて素敵でした。
ラストの意外で印象的な場面は感覚的にグッと来るものがありました。ここで音楽も盛り上がり昔は泣けたんだけどなぁ。また間を置いて今度は5.1ch の字幕版で見てみたいと思います。




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「クリエーター」

2019年03月30日 | 映画
ブルーレイで映画「クリエーター」を鑑賞。公開時に大阪梅田の映画館で看板やポスターを見たのを覚えていますがそこまで見たいと思えなかったのでした。当時のポスターでは「クリエイター」だった筈。今になってようやく見たのですが80年代らしい映画で出演者も懐かしい顔触れ。ピーター・オトゥールが結構歳取ってるのに若きマリエル・ヘミングウェイと結婚するみたいな展開がえ?って感じで違和感ありましたが好感の持てる展開で気持ち良く見終える事が出来ました。それよりこの映画で魅力的だったのは若きカップルの恋の行方でヴァージニア・マドセンの若々しい美しさが光ってました。ヌードもありました。最後は悲しい展開にもなりますがハッピーエンドで終わります。話の内容はベタで都合良すぎなものですが真面目に描くと重くなりそうなテーマを軽く明るく描く事で前向きな気持ちの良いものに仕上げていたと思う。音楽がとても雰囲気を盛り上げてくれていた。




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「プロフェッツ・ゲーム 殺人予告」

2019年03月26日 | 映画
先日久々にデニス・ホッパーの映画を見て他の見てない出演作品も見たくなりノーマークだった「プロフェッツ・ゲーム 殺人予告」というDVDを見つけてポチッと注文した。早速届いたので遅い時間だけど鑑賞。
内容とか殆ど知らずに見始めたのですがゲームのルールとか詳細がイマイチ良く分からず難しく感じたりしたけど単純に犯人は誰なの?って興味を持って飽きずに見れました。デニス・ホッパーは主役で渋い味のある表情の微妙な芝居が見応えありました。葉巻を吸ってる姿や仕草が印象的。他の役者陣も知らない人が多かったけど良くてそれぞれの個性を生かした芝居でドラマを面白くしていた。ソンドラ・ロックも出演しているとの事で楽しみにしていたのだがなかなか出てこずで、もしや気づいてないだけで歳とって容姿が変わって分からないだけ?と別な役者を疑ってみたりしたけど後半に突然登場しました。印象はあまり変わっていませんでした。「メイクアップ」という映画でも秀逸だった狂気も感じる表情と芝居は健在。出番は少ないけど存在感を発揮されてました。
ただ内容的には最後の台詞の意味も良くは分からずで表面的には普通に面白く見れるけど深い意味や説明が伝わりにくかったとも感じました。
なので辻褄合ってないような都合良すぎな展開や演出が目立つようにも思えた。
殺人場面は基本は見せない演出でしたが微妙に写る部分の拘りが無く雑で残念な気がした。一瞬でもしっかり作り込まれていれば良くなったのに…ってね。良い所もあったのでダメな部分が余計に感じた。だけど基本はドラマで見せる映画でしたね。
ラストのホッパーの良い表情のフリーズフレームは印象的。
1999年の作品でした。


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「午後の網目」

2019年03月25日 | 映画
名前は学生の頃から知ってて興味を持ってたマヤ・デレンという人の実験映画「午後の網目」というのを遂に鑑賞。白黒のアンニュイな表情の女性の写真だけは鮮明覚えてました。この女性がマヤ・デレンさんで監督・主演のようです。白黒のコントラストの美しい映像と流れるような移動撮影に編集が台詞の全く無い映画だけど怪しげで緊張感のある展開にぐいぐいと惹き込むものがありました。思ってたよりホラーのようなミステリーのようなドラマ性もあり最後は驚きのオチまでついてるという実験映画というより劇映画のような仕上がりでもありました。
詩的でもあり美しくも何処か不気味な雰囲気漂う素敵な短編映画でした。
マヤ・デレンさんはフォトジェニックで誰かに似てるなぁと思いましたが誰だろう「アビス」に出てたメアリー・エリザベス・マストラントニオさんだっけ?な。


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「ザ・ターゲット」

2019年03月24日 | 映画
DVDで久々にデニス・ホッパー主演の映画を鑑賞。共演はクリストファー・ランバート。「ザ・ターゲット」っていうアクション映画のようなジャケットですがアクション・メインでは無いちょっと変わった家族ドラマでありサスペンスとは違う謎解き物語でもありました。超自然な要素があったりシナリオとしては結構強引な展開も目立ちますが作りは丁寧で案外面白く見れました。
デニス・ホッパーはちょい役では無くガッツリ出演されていて良かった。
最初は似合って無い黒髪のヅラが気になりましたが途中からヅラ外して白髪の良い感じになりました。
クリストファー・ランバートも変わらない良い雰囲気を出してました。
女優さんも綺麗で魅力的でした。
ダイアン・クルーガーのデビュー作品らしい。悪役は何だかよく分からない役でした。色々と微妙な部分のある映画ですがデニス・ホッパーが久々に沢山見れたのでとりあえず満足。


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「クレイジーホース」

2019年03月23日 | 映画

フェルナンド・アナベール監督の「クレイジーホース」という映画を続けて鑑賞。これまたシュールだけども案外シンプルで分かりやすい物語ではありました。初めて見た彼の映画「死よ、万歳」にも通じるような母への想いみたいなものや死をイメージさせるものが滲み出ていたように感じた。ラストシーンとかもね。
不思議な無垢で天使のようなおっさんと出会って思いもよらない展開が進むので何だか良く分からないなりに雰囲気では伝わるものがあって面白く見れました。過去や未来が交錯する夢のようなあの世のような謎の世界を彷徨うようなミステリー映画のようなコメディーのような変な映画です。
小さいおっさんの存在感がとても良かったです。

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「死よ、万歳」

2019年03月23日 | 映画
Amazonで偶然見つけてどんな映画なのかも殆ど知らないけれど気になったフェルナンド・アナベール監督の初期3作品が無修整の完全版で収録されてるというDVDをポチッと購入してしまい届いたので早速鑑賞。
アート系映画なのかなと思いましたが難解でも良いからクレイジーなものを期待して見始めました。
古い映画ですがなかなか斬新でクレイジーとは少し違うけどインパクトがある映像を見てるだけでも飽きずに見れました。主人公は少年ですが監督の自伝的な要素も入ってるとかで母親への想いみたいなものや急に居なくなった父親への不安な想いや妄想が複雑に映像としてはストレートに表現されて興味深くも案外分かりやすく描かれてました。結構残酷だったりグロかったりエロかったりするイメージが挟まれます。なかなか刺激的な実験映画みたいな作品で音楽の選曲とか絵とか他であまり見ない独特なものがあって良かったです。




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「ヘル・オブ・ザ・リビング・デッド」

2019年03月22日 | 映画
色々なゾンビ映画が数多くありますが最近はあり過ぎてあまり見たいとなる映画は無い印象ですが気になってて見たかった映画「ヘル・オブ・ザ・リビング・デッド」をようやく鑑賞。
音楽が「ゾンビ」のゴブリンの曲がそのまま使われてたり内容も似てたりで色々な当時流行った映画のおいしい要素をパクりまくって盛り込んだ作りの低予算ではあるがサービス精神に溢れた二番煎じゾンビ映画でした。
だけど、これがなかなか面白くいっぺんに色々な映画の面白いところが見れちゃう辻褄とか合わない強引さはあるけど娯楽作品になってて楽しめました。ゴブリンの音楽も本家よりも繰り返し使われて気分を盛り上げてくれました。だけど途中でヒロインの大袈裟な表情の叫び顔を見てその後どうなるのかがスチル写真で見た有名な場面を思い出してしまい最後のなかなか衝撃的な場面は予想がついてしまっていたので衝撃半減でした。だけどインパクトある場面です。他にもこの映画ならではのインパクトのある場面がいくつもあってパクり映画でも良い面が感じられました。この映画を更に巧妙にパクってる映画もありますよね。
この映画は「ゾンビ」や「食人族」や「サンゲリア」をストレートにパクって潔ささえ感じる仕上がりになっているので今や何だか憎めませんな。
VHSビデオ時代のタイトルは「死霊の魔窟」だったようです。ジャケットは昔見た事ありましたよ。




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「いちご白書」

2019年03月21日 | 映画
ネット配信で題名は昔から知ってて気になってた映画「いちご白書」を鑑賞。内容は全然知らずポスターや写真のイメージで青春ラブストーリーだとばかり思ってのですが学生運動の時代の硬派でサイケな映画でした。
ドキュメンタリータッチの手持ちカメラ映像とサイケな細かい編集が時代性を感じるもので映像的にはとても好みではあったけど内容的には同世代を生きた訳じゃないのでちょっとピンと来るものは少なく部分的には気持ちは伝わるが名作とされるような良さまでは感じられなかった印象。
主役の青年が誰かに似てると思ったら「ウィラード」に出てた役者さんでした。女優さんは素朴で何処かにいそうな雰囲気があり良かった。
学生運動の時代、それもアメリカの、興味深くはありましたが何だったんだろう?あの熱気のようなものは。と思わずにはいられない独特の雰囲気を持った映画でした。



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「カルテル・ランド」

2019年03月21日 | 映画
ネット配信で予告編見て気になってたドキュメンタリー映画「カルテル・ランド」を鑑賞。色々と考えられる恐ろしくもどうしたら良いのか単純には答えられない難しい麻薬問題がテーマのドキュメンタリーです。
恐怖と暴力殺人で支配する者に対し武器を持って対抗する者そうでない者。
権力と集団の力と弱さ。分かりやすい極悪人に見た目には分からない悪人、見て見ぬ振りをする人。色々な立場の人間は麻薬絡みでは無くとも日本の社会にも置き換えて考えれる要素があります。メキシコ程病んではいないが政治や利権の問題とかね。
トランプがメキシコ国境に壁を作ろうとしている理由もこの映画を見ると分からないでもない面もあります。
色々とどうすれば良いのか分からない問題がありますが何もしないので無く行動に出るという事も大事な事だと思います。ただそれが正しいのか間違っているのかは分からない。批判ばかりするので無く対抗策を考えるべきであり問題を直視しないのでは無くしっかり正しく見て判断すべきだと思う。
劇映画では無くドキュメンタリー映画ならではのリアリティもあり見応えのある考えさせられる作品でした。
麻薬カルテルの殺人はとにかく残虐で酷い。そんなのが当たり前の世界っていうのは狂ってます。


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「ギミー・デンジャー」

2019年03月21日 | 映画
ジム・ジャームッシュが監督したイギー&ザ・ストゥージズのドキュメンタリー映画「ギミー・デンジャー」を見逃してずっと見たかったのですが、なかなかソフトが安くならずでネット配信のお試し無料ポイントを使用して鑑賞しました。パソコンで見たけど途中で回線が遅くなり画質が下がったりで音質もイマイチで残念な感じでしたが映画の内容は知らなかった事が盛り沢山で見応えがありました。
音楽場面は思ったより少なかった印象ですが興味深い話や影響受けた音楽や与えた音楽も知れました。
昔から基本的には変わらない魅力がありバンドとしても戦友のような絆みたいなものも感じられて良かった。
歳取っても若さとパワーを感じます。
ガンガン響くサウンドとイギー・ポップの叫びと踊りは最高です。
昔、渋谷の狭いライブハウスでイギー・ポップのライブを見ました。ずっと飛んだり跳ねたりしてました。
CD買ってサインも貰いました。
まだまだ元気に活躍して欲しいです。
アルジェント監督の映画に出演する話はどうなったんでしょうか? クラウドファンディング少額ですが出資してるんだけどなぁ。


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「グリーンブック」

2019年03月20日 | 映画
レイトショーで映画「グリーンブック」を鑑賞。アカデミー賞を受賞したのと監督を知ってたぐらいで殆ど予備知識無しで見ました。最初の方は劇場のスクリーン左上がまた下がってるのが気になったりガサゴソ何か袋を延々といじる客が後ろにいたりで集中して見る事が出来ず内容がなかなか頭に入って来にくかったですが徐々に物語に入って行けてホッコリするような笑いを誘う展開に自然と笑みが浮かぶ感じで見れました。内容的にはアカデミー賞が好みそうな実話の人種問題絡みのものですが描き方がユーモアもあり脚本が良く出来ているので色々と考えさせられつつも楽しめる娯楽作品に仕上がっていた。役者もみなとても魅力的でした。
先日見た「ムービー43」の監督の映画がアカデミー賞を獲ったというのが快挙に思えます。
素直に良い映画でした。


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「ムービー43」

2019年03月18日 | 映画
やたらと豪華な出演者が出てるけど内容は下ネタの酷い映画だとの噂は軽く聞いてた映画「ムービー43」をオムニバス形式の内容って事でちょっと試しに見てみようとネット配信で鑑賞。
1話目からしてインパクトのある笑える下ネタ全開のエピソードで最低だけど最高な内容で面白くズルズルと最後まで見てしまいました。大真面目にハリウッド・スター達が普通なら考えられないような役柄を演じているのが可笑しかった。だけどエピソードの面白さは個人的にはバラツキがあり笑えるのとそうでもないものとがあった感じです。インパクトではやはり最初の1話目で他に印象的なのは最後のとウンチものでした。


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