クリント・イーストウッド監督・主演の「グラン・トリノ」という映画を見て来た。
良い映画だった。中学生の頃はクリント・イーストウッドって厳つい顔があんまり好きじゃなかったんだけど、後に好きになった。その厳ついしかめっ面が存分に生かされた渋い演技を今回は披露している。
ちょうど今回の映画のタイ人の隣人がだんだんとイーストウッド爺に心を開いてゆく(というより爺が心開いてゆくのだが)様が良かった。
物語は予想は付くのだけど実に深く、伏線も無駄なく上手く描かれていてすんなりと入ってゆけます。
同時に色んな事を考えさせられたりしました。イーストウッド監督の映画っていつも同じ方向性を持っているというか、いかにもアメリカ的な考え方の作品が多く、最期は復讐もしくは暴力に走り、その悲劇性やヒーロー性に落ち着く感じがする。結末が人を赦すという方向にはあまり行かなくて、そこが何だか好きじゃなかったし、気持ちは分かるんだけども独善的で、そこが、悪い意味でいかにもアメリカ的な気がしていた。しかし、最近の作品ではそうじゃなくなってきていて、暴力は暴力しか生まないというか、もう少し別の考え方や他のもっと大切な何かを描くようになってると思う。
そんな訳で今回の映画はどうなるのかと思いましたが、とても素晴らしい力強いものを見せてもらいました。
ここでは結末は書きませんが、大切なもの、赦せないもの、本当の男というか、言葉では表せないものを感じさせられる素晴らしいものがありました。
全体的に見渡すと物語自体は予想は付くのですが、そこに至るエピソードや言葉には出さないが凄く伝わる色んな事や、生き方について色々と考えさせられる深い映画だったと思う。
クリント・イーストウッドという作家と俳優としての良さがにじみ出た作品でした。
前作「チェンジリング」は見逃してしまったが今や凄く見たい映画となってます。
イーストウッド監督の最近作は本当に良い映画が多いと思う。
良い映画だった。中学生の頃はクリント・イーストウッドって厳つい顔があんまり好きじゃなかったんだけど、後に好きになった。その厳ついしかめっ面が存分に生かされた渋い演技を今回は披露している。
ちょうど今回の映画のタイ人の隣人がだんだんとイーストウッド爺に心を開いてゆく(というより爺が心開いてゆくのだが)様が良かった。
物語は予想は付くのだけど実に深く、伏線も無駄なく上手く描かれていてすんなりと入ってゆけます。
同時に色んな事を考えさせられたりしました。イーストウッド監督の映画っていつも同じ方向性を持っているというか、いかにもアメリカ的な考え方の作品が多く、最期は復讐もしくは暴力に走り、その悲劇性やヒーロー性に落ち着く感じがする。結末が人を赦すという方向にはあまり行かなくて、そこが何だか好きじゃなかったし、気持ちは分かるんだけども独善的で、そこが、悪い意味でいかにもアメリカ的な気がしていた。しかし、最近の作品ではそうじゃなくなってきていて、暴力は暴力しか生まないというか、もう少し別の考え方や他のもっと大切な何かを描くようになってると思う。
そんな訳で今回の映画はどうなるのかと思いましたが、とても素晴らしい力強いものを見せてもらいました。
ここでは結末は書きませんが、大切なもの、赦せないもの、本当の男というか、言葉では表せないものを感じさせられる素晴らしいものがありました。
全体的に見渡すと物語自体は予想は付くのですが、そこに至るエピソードや言葉には出さないが凄く伝わる色んな事や、生き方について色々と考えさせられる深い映画だったと思う。
クリント・イーストウッドという作家と俳優としての良さがにじみ出た作品でした。
前作「チェンジリング」は見逃してしまったが今や凄く見たい映画となってます。
イーストウッド監督の最近作は本当に良い映画が多いと思う。