どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「トラップ」

2024年10月26日 | 映画
M・ナイト・シャマラン監督の新作「トラップ」をレイトショーで鑑賞。デ・パルマ監督の「スネークアイズ」をちょっと連想するようなサスペンス映画でした。誰が犯人なのか?という興味で見始めましたが犯人は主人公だという事が判明しちゃいます。だけど大どんでん返しとかもあり得るかも!と面白く飽きずに見れましたが結構はまぁ案外シャマラン映画にしては普通に終わった印象でしたね。
犯人が優秀過ぎて色々なピンチに襲われるも上手くすり抜けるのがドキドキハラハラはするものの都合良すぎな展開にも感じたりもした。警察は逆に無能な印象でもありました。まぁ映画だからありだけど。
アイドル歌手のコンサート会場から歌手の大ファンの娘に気付かれず共にどう脱出するかという展開と歌手も巻き込んでの流れが驚きと緊張感と共に描かれてました。
後で分かったんだけど歌手役の女性はシャマラン監督の実際の娘さんサレカ・ナイト・シャマランさんだとの事。本当に歌手で作詞作曲もやられているようで歌詞の意味が映画の主人公の感情を表現していたようですが歌詞の意味までは理解が追いつかずに見てました。どのくらい有名な歌手だったのか知りませんでしたが娘の歌手活動の壮大なプロモーション映画だったとも思えましたね。今回1番驚きだったのはココかもしれません。
歌手役はとても重要な役で歌も芝居もとても良かったです。主役のジョッシュ・ハートネットも独特の雰囲気があってとても良かった。







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「カッコーの巣の上で」

2024年10月23日 | 映画
「カッコーの巣の上」を5.1ch 大画面にて鑑賞。初めて見ると思ってたけど結末が予想出来たり見た事ある場面があったりだったので忘れてたけど昔に見てたかもです。
精神病院が舞台で変わった個性的な連中が沢山登場するのですが後に主役級の代表作がある役者達の若き姿が見れます。そんな役者陣の芝居も見応えのある映画でした。
投薬と規則正しい生活のロボットのような生活の中に型破りで楽しくしようとするジャック・ニコルソンが加わって皆の生活が破綻してゆきますが楽しい感じもあって笑えるものもありました。そんな仲間内の絆みたいなものも出てきたりの中、それぞれの背景や内に秘めたるものや病院側の実態が浮かんで見えてきます。自由を求めて脱走を試みるが…この先は書きませんが静かに胸に来る複雑なものを残す結末が待っていました。フワッとした印象的な音楽はジャック・ニッチェによるものでした。






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「ポルターガイスト」

2024年10月22日 | 映画
日本では劇場未公開となった2015年のリメイク版の映画「ポルターガイスト」を大画面にて鑑賞。オリジナル版が大好きなので絶対に超えるものは無いだろうと思って見なくても別にいいや!と見てなかったのですが見ちゃいました。大筋は同じだけど結構細かく設定や展開等が変更され現代風にアレンジされていました。前半はそれが興味深くは見れたけど何かどれも良くなくて次々に展開するCGで派手になった見せ場も盛り上がらずダイジェスト映像の羅列のようでもありました。
新たなキャスト陣も憎めない人間味も最初はそれなりに出てたんだけど段々とその良さも半減していった印象です。最終的に主人公達は家も無くして踏んだり蹴ったりな感じで救いがありませんね。
まぁ思った通りオリジナル版の方が全然良いなと再認識出来ました。
3D映画として制作されていたようなので3Dで見るとアトラクション的に後半は楽しく見れたかもしれませんね。エクステンド版という更に長いバージョンもあるようです。






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「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」

2024年10月22日 | 映画
Netflixで「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」というアニメじゃなくCG実写系のシリーズものがあると知り、どんな感じなのか気になって見てみた。大画面にて日本語吹替版で。思ってたのとは違ってモロCG臭いキャラクターのCGアニメでしたが戦車やモビルスーツ等はアニメとは違う実写っぽさもあっていい感じもありました。
ジオン軍側が主人公でガンダム側は敵という設定の物語で意外でしたが実際に戦争状態では起こり得るような状況や兵士達の気持ちや感情なんかに感情移入も出来て共に体験するように考えさせられたりもしつつ物語に惹き込まれて見て行けました。全6話あったのですが各話25分程なので一気に全話見ちゃいました。最初はガンダムが活躍する昔のアニメシリーズの実写版?って期待で見始めたのでアレ?って違和感あったけど戦争というものの残酷さや複雑な考えさせられる想いや敵味方関係無い希望みたいなものが描かれた予想以上の見応えあるドラマで良かったです。
最終話は特に良かった。






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「ボイス 深淵からの囁き」

2024年10月21日 | 映画
「ボイス 深淵からの囁き」というスペインのホラー映画を大画面にて鑑賞。Jホラーのような静かに見せない心霊っぽい不穏な空気感や音で盛り上げ驚かす見せ方の定番っぽい部分もありましたが脚本の構成や展開に予想外のものがあったり人間ドラマとしてもなかなか見応えのあるものもあり興味深く面白く見れました。恐ろしさもちゃんとありました。ベッドの下見て上見ての場面や冒頭の車の事故後の見せ方とかが印象的です。幽霊や呪い系な映画だと思ってたのですが魔女絡みのエクソシスト系の映画でもありました。
直接的に見せないで謎と不穏な流れの間で恐怖を構築したこの手のもので久しぶり良いなと思えたホラー映画でした。






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新作自主映画「INA Ⅲ」10月19日に上映されます。

2024年10月19日 | 告知
新作自主映画「INA Ⅲ」が上映されます。

伊那市創造館自主制作映画祭2024・激突!映像リニアBルート the 10th ! !

2024年10月19日12:45~
長野県 伊那市創造館3階講堂にて開催します。
入場無料・申し込み不要。

今年は全国から14本の伊那谷ムービー(伊那をテーマに、あるいは伊那の物品や景色人物などを取り上げた作品)と3本の招待作品が集まりました。

因みに下の創造館だより10月号の作品情報は、上映順というわけではありません。これから全体の流れを見て上映順を決定します。










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「天使の復讐」「Ms.45」

2024年10月17日 | 映画
もうすぐブルーレイが発売される事になった映画「天使の復讐」ですが一度VHS画質で見た事あって凄く良い作品だったのを記憶していて高画質で見直したいなぁ。買おうかなぁと迷いつつDVDにダビングしたのを久々に見直し始める。冒頭の流れだけでも一気に引き込まれます。やっぱり高画質でも見たいと思いYouTubeで検索すると全編HD画質で上下がカットされたビスタサイズでありました。日本語字幕は無いけどこちらで最初から見直す。途中から記憶も曖昧な部分もあったりで興味深く見れて素敵なカットが沢山ある映像で物語を進める作品だと再認識出来ました。主演の女優さんが美しく段々と狂ってゆく様が恐ろしくも格好良くも哀れでもあり素晴らしい。レイプ・リベンジものですが段々と見境無く殺しをするのが衝撃です。同僚の女性がナイフを股間に構えてその刃で殺しを止めるとか、その直前に女装した男を撃った時にカツラが取れて男になるとか手をハート形にして倒れるとか地味に細かい動作なんかにも印象に残るこだわりのようなものも感じれました。ラストに少し気持ちがホッと出来る場面があってそこはよく覚えていました。






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「ジェームズ・ディーンにさよならを」

2024年10月16日 | 映画
タイトルに惹かれて映画「ジェームズ・ディーンにさよならを」を大画面にて初鑑賞。監督はジェームズ・ブリッジズ。
ジェームズ・ディーンの大ファンの主人公がディーンの事故死をラジオで知り悲しみおかしな行動を取りもがく姿が描かれてます。何気にその時代の風景やファッションに友人達との行動が何とも憎めない古き良き感じもあったりして映像も見応えありました。
役者陣が豪華でリサ・ブロントやデニス・クエイドにトム・ハルスも出てました。
正直ファンとはいえ降霊を試みたり1人で舞い上がってる姿には付いていけないものがありましたが最後まで我が道を突っ走っていましたね。所々で友人達とのエピソードで良いなと思える瞬間がありました。
川辺の酒盛りや墓場の場面とかなんか好きでした。ビリー・ジーン役のゴス衣装にメイクのリサ・ブロントが良くて突然の悲劇な展開に驚きましたが直前の姿は美しく印象的でした。
なんか彼女の役の方に感情移入出来るものがあり逆に主人公には引いてしまうようなものがあったな。
僕も学生時代にジェームズ・ディーンの映画を見て憧れた記憶はあります。「エデンの東」じゃなくて「理由なき反抗」という映画の方が好きで不良だけど本当に強い者は心の痛みの分かる弱き者の味方となる男であると感じたものです。
久しぶりにジェームズ・ディーンの映画も見直したくもなってきた。
その頃に写真展にも行き写真集も買ったのを覚えています。ファッションのお手本でもありましたね。







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「バーバリアン」

2024年10月15日 | 映画
前からジャケ画像で気にはなっていたホラー映画「バーバリアン」を配信にて大画面で鑑賞。思ってたのと違って意外性のある斬新な展開のなかなか見応えのある映画で楽しめた。もっとベタベタなホラーかと思ってたので色々な裏切りや緊張感ある見せ方や伏線や回収が見事だと思えた。最後はベタな展開にもなるけど良かったです。
前半の疑心暗鬼なスリリングな流れに突然分断される流れ等、どうなるのか読めずで惹き込まれました。主役は女性ですが登場する男達は皆、他のホラー系映画で見た事ある男優さん達で知った顔だったので興味深く見れました。
ネタバレになるから内容に関して詳しくは書かないけど久々に面白いと思えたホラー映画でした。
ジョン・カーペンター風な音楽も一部あって良い感じでした。見えない闇に何かが潜んでそうな恐怖感も上手く出ていました。








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「侍タイムスリッパー」

2024年10月15日 | 映画
自主映画で凄く面白いと評判で全国拡大上映されているという気になっていた映画「侍タイムスリッパー」が近所の劇場でもやり始めたので観に行きました。6ポイント使って無料でも見れたんだけどココは自主映画だという事でちゃんと2000円払って見ましたよ。
結果から書くと凄く面白かった。何とも憎めない作品で夢中になって時々クスッと笑えもする楽しい人情味と温かさを感じれる侍SFコメディ映画でした。
役者陣が皆ハマっていて良い芝居を見せてくれ惹きつけられるものがありました。
何か実際に現場にいそうな感じの映画スタッフのキャスティングも見事。
脚本も良く出来ていてご都合主義や読めちゃう面もあるものの展開の流れの上手さで驚きや笑いと共に楽しく見れました。
自主映画とは思えない程のしっかりとした撮影にロケ地に役者陣で見応えありました。
劇場で鑑賞中にまぁまぁ大きめで長い地震が起きてちょっとゾワゾワしましたが続きが気になるし早く治まってこのまま上映中断せずに続けてくれ!と思ったりしました。無事最後まで上映されました。




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「ふたり(1973年)」

2024年10月13日 | 映画
「ふたり」という1973年の映画を月曜ロードショー日本語吹替版で大画面にて鑑賞。
主演はピーター・フォンダとリンゼイ・ワーグナーで監督はロバート・ワイズの恋愛物語でした。ベトナム戦争の脱走兵とファッションモデルの旅先での男女の行きずりっぽい大人な恋を描いていて脱走兵は自首する為に帰国する決意をしていて共に帰国しても別れが待っているという背景を背負っていました。当時のベトナム戦争に対しての反戦的なメッセージなんかが込められているのが分かりますが時代背景を知らずに今深く考えずに見ちゃうとその辺りの感覚が伝わりにくいものもありました。後半で台詞の部分部分で伝わりましたが。
色々な国を旅するロードムービー的な風景を楽しめるものがありパリの映像は綺麗だった。当時のフィルム撮影によくあった明るい街灯なんかの光の周りに青いフレアが出ている映像が特に綺麗で印象に残りました。ピーター・フォンダの浮かない表情と佇まいが複雑な心境を何とも言えない良さで表現していて今作が映画デビュー作というリンゼイ・ワーグナーがとびきりの美しさで目を惹きました。そんなふたりが恋に急に落ちる流れは正直何で?って感じもして情熱的というよりも何処か覚めた感覚もあるもののように感じたので感情移入はあまり出来ずの鑑賞でした。なので最後も音楽が切なく盛り上げますが、これが現実よ!上手くはいかないよ!という感じでクールにお別れして終わりました。









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「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」

2024年10月12日 | 映画
先日久々に見直した「ジョーカー」の続編「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」を劇場で鑑賞。ちょっと思ってたのと違う感じの映画で凄く長く感じた。犯罪者として刑務所に入れられたジョーカーの現実逃避の大妄想物語として僕は捉えて見てました。なので全部妄想として見ると色々と納得の暗い内容でしたがミュージカルになったり見た目は楽しく美しいものもあります。だけど僕はもっとクレイジーで弾けたものを求めていたのでしょうか?なんかノレないものがありました。
レディ・ガガ演じるハーレイも出会いは覚えてるけど直後辺りで睡魔に襲われてしまいジョーカーとの関係性が親密になる過程はちゃんと見れて無い気がします。まぁ展開的には理解は出来たけど。
ミュージカル仕立てで良かった部分も曲によってはありましたが全般的にはなんか入り込めない感じもありました。なのでレディ・ガガ自体は良かったけど最終的にはなんか必要性さえ疑問に思える役だったようにも感じたりもした。もっと2人の関係性に感情移入を素直に出来ていれば良かったのかもしれませんが…。






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「運動靴と赤い金魚」

2024年10月10日 | 映画
「運動靴と赤い金魚」という1997年のイラン映画を日本語吹替版で大画面にて鑑賞。貧しい家庭の兄妹を主人公にした物語で妹の運動靴を無くした兄がひとつしかない運動靴を互いの学校の時間だけ交代で共有する涙ぐましい内容でした。家庭の貧しさゆえに親にも言えないという親想いな面もあります。だけど重く暗い映画では無くて前向きで何処か微笑ましいものもあって悲観的でなく一生懸命に逞しく生きてる姿が描かれていて、とても良かった。兄妹の子役の芝居が素晴らしかった。マラソン大会の3等賞が運動靴だと知り必死に3等狙いで走る兄のひたむきな姿が素敵でした。結果はここでは書かないけれどラストはとても良いものがあり赤い金魚が印象的な場面で終わります。その前にお父さんの自転車のカットがあり、ちらっと見えた2つのアレが暖かい結末を予感させてくれて気持ち良く見終える事が出来ました。
素敵な憎めない映画でした。




   
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「オールド・ピープル」

2024年10月10日 | 映画
Netflixで画像で気になったドイツの老人ホラー映画「オールド・ピープル」を日本語吹替版で大画面にて鑑賞。綺麗な撮影で淡々と展開する映画でしたが静かにジワジワとホラー的な流れに突入してゆきます。Jホラーっぽい感じもあり先が薄々読める感じもしたけど微妙に外してくるのが良かった。
夜になったら見ていて嫌になるような展開が続いてキツいものがありましたが最終的にはちょっと良い話に纏まり朝が来て終わりを迎えました。なので全体的には良い印象でも見終えれましたが途中色々とツッコミ所や嫌悪感感じたりする部分がありました。
老人がまるでゾンビのように襲って来る所があって走ったり俊敏な動きになるのは必要無い気がしました。ただ集団でゆっくり歩いて来る方が不気味で良かったです。
何気にVFXも効果的に盛り込まれていました。ホラー映画として視点のアイデア等なかなか良くて恐ろしくも少し考えさせられる人間が怖い作品に仕上がっていました。
日本語吹替もとても良く自然に見れました。






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「ジョーカー」

2024年10月08日 | 映画
もうすぐ続編が公開されるので復習として久々に映画「ジョーカー」を5.1ch 大画面にて見直す。公開時に劇場で見て以来かな。暗く哀しみ感じる内容で主演のホアキン・フェニックスの芝居と撮影の色やトーンが良かった記憶が残ってました。再度見ても良かったけども初めて見た時のような良さや衝撃は無くちょっと長くも感じられた。主人公の境遇や妄想の暴走に胸締めつけられるようなものがあり心震える瞬間はちゃんとありました。
後半の展開は結構忘れちゃっていたので再度新鮮に見直せました。バットマンとの繋がりがある関連エピソードは前に見た時はそんなに今作に必要でも無かった気もしたが今日は良く思えました。
普通にリアルな人間ドラマとしても見応えのある内容だったと思います。
ジョーカーとしてのキャラクターとしてはバットマン映画では明るく楽しい方が好きですが今作は別物として共感出来る人間ドラマ映画として好きです。
新作がどんな映画になっているのか楽しみです。










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