「ロッキー4」の再編集版の映画「ロッキーvsドラゴ」を劇場まで観に行ってきました。新規映像も多く随分と編集が変わっているらしいが尺はそんな変わっていないという事でどう違うのかという点でも興味がありました。「ロッキー4」は初公開時に初めて劇場で見たロッキー映画で大阪松竹座で2回続けて見たのを覚えています。それぐらいハマった映画でビデオやブルーレイでも何度も見た映画ですが当時流行っていたミュージックビデオ感覚の編集や音楽に乗ったテンポの良い所が懐かしくも好きな面でもありました。
今日見た「ロッキーvsドラゴ」では子供とのやりとりやエンタメ路線の都合の良い部分がカットされてよりロッキーとドラゴに視点を絞って再編集されていました。
結構別テイクや使われなかった別エピソードが加わっていて違った面白さや良さのある映画として生まれ変わっておりました。
今作にしか無い良さもあったりしました。
だけどやっぱり元のバージョンも好きだったから違和感感じたりした面もありました。画面サイズがビスタからシネスコに変わっているのが暫く画面のフレーミングに違和感を感じたし音楽と編集の微妙な違いに違和感を感じたりもしたかな。
今回変わっていた点で感動して泣けた部分としてはアポロの葬儀でのロッキーの追悼の涙ながらに語る言葉でした。
そして変更部分では無いけれど泣けたのはポーリーとの関係性とやりとりで試合前の言葉とかグッと来るものがありました。
その辺りやプロボクシング委員会とのやりとりとかはその後のシリーズでのエピソードで形を変えて生かされていた部分もありましたね。ラストも少し変わってましたね。ここでは詳しくは書かないけど元の方がメッセージ性は素直に伝わり爽快に終わりましたが今作ではちょっとその点ではグッと来る感じは減ったけれどボクシング映画としてロッキーvsドラゴとしては更に良いものを感じさせてくれる印象を残すものとなっていたと思います。
久しぶりに大スクリーンで懐かしの映画を新たな映像や視点で楽しませてくれて堪能出来ました。