どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「テリファー 聖夜の悪夢」

2024年11月30日 | 映画
レイトショーで「テリファー 聖夜の悪夢」を鑑賞。なかなかお客入ってました。今回はサンタ仕様のクリスマス映画になってました。シリーズ全部見てますが0〜3まであって2から主人公も繋がっている続編の3となってました。今作は残酷描写は凄くてパワーアップしている感じがしました。手の込んだ見せ方やシチュエーションの工夫はお見事!だけど物語の展開なんかは今迄と同じく怠いというか引っ張り過ぎで飽きてくる感じもありました。
予想もしない展開もあり面白かった反面、予想出来ちゃう展開もありました。
色々と見ていて痛い場面がありインパクトがありました。
物語としては完結せずに更に続くみたいな感じでちょっと中途半端にスッキリしない終わり方でした。
劇場入場者プレゼントでクラウンの顔の大きめの手で持つようなお面みたいなのを貰いました。






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「レッドロック 裏切りの銃弾」

2024年11月29日 | 映画
昔中古LDをよく買ってた頃にデニス・ホッパーとララ・フリン・ボイルの出演している映画があって気になっていたのですが購入までは至らず忘れかけていた。レンタルDVDで上記の2人が出ている映画を見つけてニコラス・ケイジも出てたのか!とどんな映画か分からないけど借りた。「レッドロック 裏切りの銃弾」という映画を大画面にて鑑賞。
アメリカの西部っぽい風景や撮影に照明が綺麗で音楽も良い感じで流れてて気持ち良く見れました。ちょっと悪そうに見えて実は無茶苦茶良い人な主人公をニコラス・ケイジが演じていて他は良い人そうに見えて実はやっぱり悪人という役をデニス・ホッパーやララ・フリン・ボイルにJ.Tウォルシュが演じています。徐々に明らかになってゆく物語展開に飽きずに面白く見れましたが後半はなんとなく先は読めたかな。だけど色々と変化する状況等、工夫が感じられてなかなか良かったです。まぁ暫くすると内容忘れちゃう感じもしますが全体的に嫌いじゃない小品といった印象です。
ニコラス・ケイジが若くあまり好きじゃなかった頃のダサ格好良さが色濃く出た映画でしたね。
最初に書いたLDで気になってた映画というのは今作じゃない事に後から気が付き題名も急に思い出しました。「アイ・オブ・ザ・ストーム」という映画で見たいと思いますがDVDにはなってないみたいです。








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「バッド・ルーテナント 刑事とドラッグとキリスト」

2024年11月29日 | 映画
アベル・フェラーラ監督の映画「バッド・ルーテナント 刑事とドラッグとキリスト」のDVDを大画面にて鑑賞。ニコラス・ケイジ主演の同名タイトルの映画は見た事ありますが内容とか殆ど忘れてました。何でまた今作が気になって見てみたくなったのかというと同監督の「天使の復讐」という映画の主演女優ゾーイ・ルンドが脚本を書いて出演もしてるのを知り興味を持ったからでした。
主演はハーベイ・カイテルでどうしようも無い程、酷いドラッグとギャンブルの依存から抜け出せない刑事を演じています。全編見せ場は彼の芝居だと言っても良い程のリアルで見応えある芝居を見せてくれています。
ドキュメンタリー調の危ない街の描写や宗教的な美しい映像での描写と二面性のある撮影で内容もそんな善と悪の二面性が出ていたと最終的には感じました。主人公がずっと悪くどうしようもない状態っていうのも珍しいですが、どうあがいても自らは解決出来ない苦悩が伝わり刑事として超えてはいけない一線だけギリギリ何とか超えずに我慢して最終的に自業自得な死を遂げますが何かようやく苦悩から解放されたようにも感じられて神の視点での赦しのようなものがあったようにも思えた。生々しく重い映画でしたが深読みすると深い内容でもあったと思います。
脚本のゾーイ・ルンドはジャンキー役で出てましたが注射場面とか本物じゃないかな。後に本人はドラッグ中毒で亡くなられてます。
なので注射場面は目を背けたくなるようなゾッとするものもありました。






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「サイコマニア」

2024年11月29日 | 映画
ポスター画像見て気になっていた謎のバイカー映画「サイコマニア」をレンタルDVDにて鑑賞。リマスターされた映像に慣れてきた最近にしては珍しいフィルムゴミや傷がいっぱいの粒子の荒い映像でそれが古い当時らしい味があって何か良かった。冒頭から暫くはどんな話なのかもよく分からずであまり面白くは無かった印象でしたが段々と面白くなってきて最終的にはなかなか良かったなという印象を受けました。バイカー軍団のヘルメットのデザインが素敵で集団でバイクを走らせる映像も格好良かった。結構なスピードで危険な運転をしていてヒヤッとする感じもありました。心から生き返ると信じて自殺すると生き返り不死身になるという謎設定でバイカー集団メンバーが様々な方法で自殺する展開とかが斬新で楽しそうで安易に蘇ったり学芸会みたいなノリが憎めなくも面白い映画でした。







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「オーディション」

2024年11月28日 | 映画
三池宗史監督のキリキリキリとグロいと評判で気になっていた映画「オーディション」を大画面にて初鑑賞。何でか監督は園子温だと勘違いした状態で見始めたので映画の前半の内容と監督の不祥事事件とが重なって、こんな題材の映画撮ってたんだなぁと複雑で気持ちの悪い感覚もしたりの鑑賞でした。だけど物語に引き込まれジリジリとどうなってゆくのかと集中して見れました。後半の流れは薄々事前情報で知ってたので、それが如何なるものなのか?と興味がありましたが急展開で夢なのか現実なのか分からない不安で恐ろしいものへと変わってゆく様は想像以上のものがありました。見せないでも想像出来る見せ方や直接的に見せる断片が凄く衝撃的でした。キリキリキリという有名な台詞もゾッとするものがあり針とかワイヤーとか見ていて痛かった!
後半の流れは現実だとも捉えられますが全て想像上の悪夢とも捉えれる気がして、そちらの方が納得出来る感じがありました。その曖昧な感じが今作ではとても良かったし記憶に残り想像力を刺激する良い余韻も残してくれたと思います。











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「殺しの烙印」

2024年11月27日 | 映画
鈴木清順監督の映画「殺しの烙印」4K修復版を大画面にて初鑑賞。モノクロのシャープな映像が格好いい古いんだけど新しいというか新鮮な面のある映画でした。続編というかリメイク作の「ピストルオペラ」に合成での仕事で絡んだので話の内容よりも斬新な映像表現や自由な感じが魅力だと感じていたので今作にもそういうのを期待して見たのですが、しっかり期待通りな変わった映像表現も面白い映画でした。物語もシンプルで分かりやすく惹きつけられもした。そして役者陣がとても良かったですね。エキゾチックな顔立ちの女優さんが魅力的で目を惹きました。
緊張感のある展開や編集に音の使い方も見事でした。前々から気にはなっていた映画でしたがようやく見れたという感じです。








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「桐島、部活やめるってよ」

2024年11月27日 | 映画
公開時から評判良くてポスターで8mmカメラを構えているので自主映画作りの青春映画かな?と気になっていた映画「桐島、部活やめるってよ」を5.1ch大画面にて今になってようやく鑑賞。ちょっと思っていたのとは違う内容でしたが学生達の色々な人間関係や気持ちなんかが自然に上手く描かれていて惹き込まれ見れました。役者陣も今や有名な俳優達が沢山出ていて若き魅力を発揮してました。それぞれのキャラクターの何でも無い日常生活が淡々と描かれてますが徐々に色々な状況や想いなんかが判明してゆきます。題名にもなってる桐島という人物は登場しませんが彼がどうなっているのか?という興味でも見れて最後には色々と分かるのだろうと期待してましたが結局最後までよく分かりませんでした。まぁそれでもそれぞれのエピソードが良かったから見れたけど。やはり個人的には自主映画作りをするエピソードが好き。脳内の理想で描かれるゾンビ映画の映像は素敵でした。8mmカメラの機種も昔使っていたのとほぼ同じ型だったので親近感も覚えました。






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「LA2017」

2024年11月26日 | 映画
スティーブン・スピルバーグ監督のデビュー作というTV映画「LA2017」をレンタルDVDにて初鑑賞。近未来の物語ですが今や現実ではその未来を超えた年号となってます。1971年から2017年にタイムスリップした男が描かれていて殆ど会話によって未来の状況が説明されてゆきます。ちょっと字幕翻訳が頭に入ってき難くもありましたが興味深くもなかなか面白くは見れました。だけど映像的にはあまり面白味は無かったかな。冒頭は「激突!」っぽい雰囲気もありましたが未来はジョージ・ルーカスの「THX-1188」を下手にパクったような印象もありました。
若きシャロン・ファレルが紅一点の女を演じていて魅力的でした。
地球の環境問題と政治についてを描いたミステリーゾーンっぽい内容の物語で「THE NAME OF THE GAME」というTVシリーズの1編でした。






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「モールス」

2024年11月26日 | 映画
映画「モールス」をブルーレイで5.1ch大画面にて久しぶりに鑑賞。「ぼくのエリ」のハリウッド・リメイク作ですが、こちらも良い映画で好きな作品でした。忘れていた部分も多く新鮮に見直せて主人公と少女が互いに心を許す関係になる辺りで感動して涙も溢れました。少女の正体が判明してからは何か長くも感じて最後はプールの場面じゃなかったっけ?「イット・フォローズ」と記憶が混同しちゃってる?って考えたりもしましたが、ありました。初めて見た時のような衝撃というのは無かったけど結末知っててもなんか切なくも地味に恐ろしい純愛物語でした。
オリジナル版ではおっさんが実に切なかった記憶がありますが今作は素直に少年少女の方に感情移入して見れた気がします。






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「ペンデュラム 悪魔のふりこ」

2024年11月26日 | 映画
昔劇場で予告編を見て気になりレンタルビデオかDVDで一度見た筈の映画「ペンデュラム 悪魔のふりこ」のHDリマスター版をレンタルDVDで大画面にて鑑賞。殆ど内容忘れてたので新鮮に見れましたが結構途中で睡魔にも襲われもした。後半でエドガー・アラン・ポーの他の物語の要素も入ってきたりして面白くもなってきて最終的には気持ちの良いハッピーエンドで締めくくる案外素直な娯楽作に仕上がってました。途中はなかなかグロい描写や屈折した愛情なんかも描かれていますが。思ってたよりいかがわしさやエロさなんかは無かった印象です。ランス・ヘンリクセンの眼力が怖い表情に変な髪型なんかが良かったな。主演女優さんは雰囲気が現代風な感じが抜けきれて無かったけど綺麗な方でした。特典映像の監督インタビューを見ると元々はピーター・オトゥール主演で撮影一歩手前まで行ってたけど出資者が倒産したとかで中止になったのだとか。その後、低予算で仕切り直して何とか制作したとの事でした。









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「LOVE」

2024年11月25日 | 映画
ギャスパー・ノエ監督の映画「LOVE」をDVDで鑑賞。行方不明になった元恋人との思い出を回想する内容で幸せな過去と現在のどうしようもない嫌な予感のする状況が徐々に明らかになってゆく深く傷を抉る愛の物語でした。セックス描写は撮影や照明は美しいがポルノ映画ばりで日本版ではボカシだらけとなってました。元は3D映画だったみたいで3Dで見ると良さげな場面もありました。昔ながらの寄り目にすれば立体視出来るアナログな二画面での場面もありましたね。音楽もジョン・カーペンターの曲が使われてたりなかなか良かった。監督の実体験を盛り込んでいるのでしょうか?とてもリアルに感じれる瞬間がありました。
行方不明になった元恋人が自殺しているような予感を感じさせられますが、どうなったのかははっきりとは分かりません。前作との繋がりで魂が子供に転移していると想像するとラストの場面がより複雑な気持ちになります。








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「モリコーネ 映画が恋した音楽家」

2024年11月25日 | 映画
久しぶりに5.1chサラウンド環境でエンニオ・モリコーネの音楽を聴きたいなぁと思い公開時に劇場でも見た音楽ドキュメンタリー映画「モリコーネ 映画に恋された音楽家」をマカロニウエスタンの音楽を作曲した所辺りから見始める。そこから色々な時代の色々な音楽が沢山聴けて止まらなくなり結局最後まで見ちゃいました。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」と「ミッション」の音楽はやっぱり何時聴いても良くて今日も音楽だけ聴いても感動しちゃって涙が溢れました。




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「ショック・トリートメント」

2024年11月25日 | 映画
大学時代にVHSで見て気に入り何度も見た映画「ショック・トリートメント」をDVDでレンタルして久しぶりに大画面にて鑑賞。
今作の好きな所は物語の内容ではなく音楽と編集とダンスに個性的な役者陣とその行動に美術や衣装に照明とカメラワークのコラボレーションでズルズルと見てしまう楽しいものがあります。音楽はサントラ持ってて何度も聴いてたのでよく覚えていて懐かしくもゴキゲンな感じで見直せました。サントラCD中身だけ電車で忘れて無くしちゃったんだよなぁ。空のジャケだけ取ってあります。
今回見てAD役の女性が1番綺麗だったなぁと感じて声の高いナースの歌声が入って来る所がなんか好きだなぁと思ったりジェシカ・ハーパーのちょっと低音ハスキーな歌声も上手くて最高だね!と感じたりしました。
全体的にはテレビをダラダラ見るような感じで物語の内容に関しては全貌が見えずな時間が多かったけど案外飽きずに見れてラストは前向きな歌と歌詞で気持ち良く見終える事が出来ました。




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「ルクス・エテルナ 永遠の光」

2024年11月25日 | 映画
レンタルDVDでギャスパー・ノエ監督の映画「ルクス・エテルナ 永遠の光」を5.1ch大画面にて鑑賞。51分という短めの実験的な映画でした。映画の撮影中の女優に監督にスタッフ達の姿が色々な立場の視点を交えつつ描かれていて2面分割とか激しい点滅効果とか監督らしいスタイルや個性が炸裂した挑戦的な作品でした。後半の光の明滅は目がおかしくなりそうなドラッギーな効果があり単純に凄いです。人によってはピカチュウ効果というか癲癇を引き起こしかねませんね。
ベアトリス・ダルにシャルロット・ゲンズブールが本人役で出ています。






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「ドリーム・シナリオ」

2024年11月23日 | 映画
レイトショーでニコラス・ケイジが皆の夢に現れちゃうという映画「ドリーム・シナリオ」を鑑賞。設定とアイデアが面白くて興味深く可笑しくも恐ろしくもあり、何だか悲しく切ないものもありました。中盤からどういう結末になるのか?と思いましたが思ったより変化や展開は無く地味に上手く無難に纏まったなという印象でした。もう少し弾けた驚きのあるトンデモな展開をもうひとつでも入れてくれると良かったのになぁという感じもありました。滲み出るニコラス・ケイジの可笑しさと切なさが地味に良い芝居っぷりでした。夢が現実に影響してくる恐ろしさが地味に伝わる異色なアイデア勝利な映画でした。






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