山本監督のずっと見たくて期待していた新作映画「バイオレーター」を遂に鑑賞。
完成はしていて海外では上映もされてDVDにもなっていたけど諸事情?で日本での公開がなかなか実現しなかったという作品でした。どんな内容なのか知らなかったのですが前半はまったり展開します。撮影も綺麗でホラーっぽさは無いけど何か異様な空気感やキャラクターの登場でじわじわと興味を惹き村社会というか「口裂け女リターンズ」等の山本監督の他作品にも感じた独特の不穏な気持ち悪さみたいな恐ろしさが出ていて無表情で女の後を追う男達の映像とかの不気味さとかが際立ってました。
そして中盤からはトンデモな展開が怒涛の如く思いっきりホラーに振り切れてゆき驚きと同時に何だか可笑しくも思えちゃうホラー映画ならではの娯楽性というか面白味も感じれました。色々な存在感あるキャラクターが色々な見せ場を見せてくれました。あの映画のオマージュな場面なんてのもあり表情と異様な姿のインパクトは大!
一体何なんだ?この狂った展開は?って嬉しくもなりましたが最後まで見ると成る程としっかり繋がる脚本の巧さというか納得出来る展開があり驚きと阿鼻叫喚な結末にスッキリというか面白く見終える事が出来ました。ネタバレになるから詳しくは書かないけど沢山並んだキャラクター達の場面は素敵場面でした。
映画上映後の舞台挨拶で色々な裏話がざっくばらんに沢山聞けて興味深くも面白かった。氏神一番さんと監督の脱線トークが笑えました。
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