どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「モナーク レガシー・オブ・モンスターズ」

2024年12月17日 | テレビ
AppleTVにて海外版ゴジラのドラマ・シリーズ「モナーク レガシー・オブ・モンスターズ」を日本語吹替版にて何日かかけて全10話、最後まで鑑賞。丁寧なVFXと美術デザインで映像的に見応えあったけれどゴジラはあまり出て来なかったのは残念。どちらかと言うと殆どが人間ドラマで役者陣は良かったけど脚本が都合良すぎな展開が目立ったり過去と現在が交互に描かれる為、最初は興味深かったけど段々と過去も現在も謎ばかり残して進展せずに内輪揉めばかり見せられて飽きそうになる所もありました。最後の2話分ぐらいで話は大きく動き出して盛り上がり良かったですが驚きもあったけど薄々読めていた感じもありました。まぁそれなりに面白く前半と後半はドラマにも引き込まれました。カート・ラッセルと息子のワイアット・ラッセルが過去と現在の1人の同じ役を演じていて親子ならではの似た顔での芝居がそれぞれとても見応えがありました。






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「カミングスーン」

2024年12月17日 | 映画
2008年制作のタイのホラー映画「カミングスーン」を大画面にて鑑賞。今作に興味を持ったのは「心霊写真」というなかなか怖かった映画の脚本家さんが初監督した映画だというものだったので。映画館で上映されてるホラー映画が現実に影響したり中に入ったり出たりと「デモンズ」みたいな面白さと「エルム街の悪夢」みたいな設定とか興味深く面白く見れましたが全体的には定番なホラーというか特別な怖さというのは無かったかな。特殊メイクのデザインのインパクトやグロさに時折タイっぽい文化が新鮮だったりする所は良かったけど。日本のホラー映画っぽい感じもしたな。やたらと謎で引っ張るのでは無くテンポ良く新たな真相や展開を見せてくれるので案外飽きずに見れました。
ただラストはなんかスッキリしないというかそんな結末かい!って感じでした。
なんか切ない物語とか設定を期待してたので残念。元カノ役の女優さん綺麗でしたね。だけどシェーン!ってばっかり言ってた印象です。






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「レッド・ワン」

2024年12月16日 | 映画
少し前まで劇場公開されてた映画「レッド・ワン」がクリスマス・シーズンだからか早くも配信で見れるようになってて大画面にて鑑賞。全編VFX満載の映像で見せるクリスマス娯楽映画に仕上がっていました。深い事考えず楽しく見れる映画でしたが画面が全体的に暗いなとも感じました。ファミリー映画なのでもう少し明るくても良かったのではと思っちゃいました。ドゥエイン・ジョンソン主演のコミカルで面白いアクション映画でサンタクロース絡みの物語で魔女と戦うという最後は心暖まる内容となってました。
クリスマスに見るには良い映画ですね。






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「ネットワーク」

2024年12月15日 | 映画
早朝8:40からの上映の午前10時の映画祭で映画「ネットワーク」を初鑑賞。社会派のマスコミ映画だと思って興味を持ってたのですが字幕が多くてなかなか頭にすんなり入って来なくて早朝だったせいか睡魔にも襲われたりしながらの鑑賞となりました。まぁ全体的には見れて内容も何とか理解出来たんだけど演技はそれぞれ見応えあったけれど物語の内容としてはそれ程凄いとも思え無かったです。だけどラストの展開は予想はしていた以上に強引な驚きがありました。そんな終わり方なんだ!ってね。公開当時と今見るのとでは感覚も違うと思いますが今ならネットとかに当てはめて考えると違った意味で説得力も増す気もしました。テレビの力の強さや倫理観について等を考えさせられる映画だったと思います。しかし役者陣の芝居はそれぞれ見応えありました。不倫関係のくだりは必要だったとはあまり思えませんでしたけど。






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「9/11 その時、司令本部で何が起きていたのか」

2024年12月14日 | 映画
「9/11 その時、司令本部で何が起きていたのか」という2001年9月11日の同時多発テロが起きた際のブッシュ大統領の動向についてを追ったドキュメンタリー映画を鑑賞。当時テレビに釘付けで衝撃を受けて、その後も色々なドキュメンタリーや映画を見ましたが今回も新しい事も知れる興味深いものがありました。ブッシュ大統領や当時の政府関係者のインタビューで構成されてました。まぁ政府にとって都合の良い話にもなってるので何処まで信じて良いのか分かりませんが、かなり正直に信じても良い面もあったように思います。当時は情報が錯綜していたし政府関係者よりもテレビの報道の方がリアルタイムで何が起きているのか伝えていましたね。
エアフォース・ワンでは電波状態が悪くて暫くテレビが見れなかったというのは意外でした。何にせよ恐ろしくも衝撃的な歴史的な1日でした。







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「STILL マイケル・J・フォックス・ストーリー」

2024年12月12日 | 映画
パーキンソン病になって闘病しているマイケル・J・フォックスのドキュメンタリー映画「STILL マイケル・J・フォックス・ストーリー」を5.1ch大画面にて鑑賞。生い立ちから役者になって成功して結婚して子供も出来て病気になって、それを隠しながら仕事を続けて病気を告白して闘病を続けている今の姿もしっかり見せてくれる内容でした。昔、彼の著書「ラッキーマン」で病気の詳細は読んでいたので知っていた事も多かったけど現在歩行も大変そうな姿とリハビリ風景なんかを見て病状が進行してるなと感じた反面、それでも元気そうだなとも思えて映画見終わる頃にはそんな姿にも慣れてました。本人も大変だっただろうけれど奥さんも大変だったと思います。
ファミリータイズ見てた時から素敵な方だなと思ってました。バック・トゥ・ザ・フューチャーで売れた時期は凄い人気ぶりだったのを思い出しました。結構、当時劇場で出演作品見てました。独特の動きや間で憎めないキャラクターを演じるのが上手かったですね。今作もそんな昔から変わらない彼のキャラクターが出ていて前向きな映画となっていました。






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「ドラッグ・ゲイター」

2024年12月11日 | 映画
アサイラム社のB級なCGワニ映画「ドラッグ・ゲイター」を鑑賞。ドラッグ大好きなワニさんがドラッグ食って最強になってというアホみたいな設定で展開します。登場人物達の会話で色々と説明されるのですが外に出ると誰かが食べられる場面があって一旦仕切直しという事でたまり場の飲み屋に戻って会話で次の作戦を喋くり合って、また外に出て誰か食われるというパターンの繰り返しでした。グダグダ見る分にはまぁ良かったですがドラッグがあんまり活かされてない気もした。もっとバカにラリったワニとか主人公達も粉まみれになった時はアホみたいな行動したり一次的に狂って最強状態になったりしてくれた方がもっと面白くなっただろうになぁと思ったりしました。
最後まで生き延びる主要キャラクター達は憎めないチーム感があったりしたのは良かった所。そしてCGワニも思ってたよりはちゃんとした出来だったと思います。






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「Love Letter」

2024年12月11日 | 映画
先日亡くなられた中山美穂さん主演の岩井俊二監督の映画「Love Letter」を大画面にて初鑑賞。公開時に人気だったのは覚えてますが見て無かったのでした。役者陣が皆若い!と思えて新鮮でした。中山美穂も綺麗で可愛かったですね。内容も全然知らなかったので1人2役というのにも驚きました。脇役達が何気にいい味出してて特に蘭々と熊さんのユーモアある役が楽しかった。
撮影がとても綺麗で音楽も優しく入って気持ち良く見れます。綺麗過ぎて音楽はニューシネマ・パラダイスっぽいと感じもしましたが。物語はズルズルと惹き込まれるように次々と過去が明らかになってゆく流れで2役の違ったキャラクターの女性と亡くなった男との関係が描かれます。風邪ひいてる女性の方のキャラクターが好きでした。
お涙頂戴な恋愛物語だと思ってましたが、ちょっと意外でユーモアもある暖かい映画で良かったです。ちょっと切なくもありますが前向き方向へ。
中山美穂さんの信じられない突然の死の後に見たので内容的に複雑な感情にもなりますがご冥福をお祈りします。そして同い年だったんですね。




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「ウルフズ」

2024年12月09日 | 映画
劇場で予告編見て、そんなに見たいとも思わなかったんだけど劇場公開が中止になって配信のみになったとかで逆に興味を持った映画「ウルフズ」を7.1ch大画面にて鑑賞。
ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットの掛け合いやコメディ調の展開がなかなか楽しい娯楽作でした。脚本が良かったんだけどアホみたいな都合良すぎな展開も結構ありましたね。なんかどういう事?マジで?みたいな理解し難い部分もあり考えましたが結局深い事など何も無く頭空っぽにして深く考えないで見れば良い映画だったな。ちょっと途中しつこいやり取りとか怠い面もあったけど役者力で何とか飽きずに一気に見れた感じ。
ラストにもう1つアクションの見せ場がありそうで見れるかな?と思ったら良い所で終わりました。まぁキレ良く終わったので良いですが短くて良いので見たかった気もします。
続編で見れます!って流れかもですが特別に続編映画が見たいって気持ちは起きなかったな。続編作るとか作らないとかニュースになってた記憶がありますが。







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「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」

2024年12月09日 | 映画
iPhone新しいの買ったらApple TVが3ヶ月無料お試しで見れるという事で前から見たかったドキュメンタリー映画「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」を5.1ch大画面にて鑑賞。元々大好きなバンドで音楽も昔何度も聴いていたのもあり最高に良い映画だと感じました。映像も貴重な素材が沢山使われていて、それぞれ短いけど見たかった映像が見れて良かったです。ウォーホル映画のコラージュだったりがサイケに音楽に乗せて色々と見れたりします。ルー・リードの幼少期や妹さんのインタビューや姿も興味深かった。
ジョン・ケイルのインタビューはいつも自分の功績自慢みたいなものが入るものが多い印象でしたが今作では抑えめに出てはいました。モーリン・タッカーのインタビューはフラットで要所要所での貴重な証言が聞けました。ブートレッグCDで聴いてたような公式アルバムに無い曲がサラウンド環境で聴けるのも良かった。全曲じっくり聴ける訳では無いけどダイジェスト的に聴けました。
「ヘロイン」と「オール・トゥモロー・パーティ」の曲は今回聴いてて心揺さぶるものがあり涙も不思議と溢れちゃいました。
大学時代の自分自身が凄く求めていた理想的な映画として形になっていたと思います。






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「エルム街の悪夢」

2024年12月08日 | 映画
久しぶりに映画「エルム街の悪夢」をブルーレイの7.1ch 大画面にて鑑賞。サラウンド効果抜群で音楽がとても良かった。役者陣も若く懐かしく80年代に初めて劇場で見た時の事とかも思い出したり。だけど結構忘れていた部分もあったりしました。エンドクレジットでのロック調の曲とか。ラストの母親がドアに吸い込まれるカットは人形っぽくていらなかったかもと思ったりもした。夢の中で殺されるという設定で眠れないというのが恐ろしくどうなるんだろう?と興味深かった。最後は何だか分からないけどアクションバトル的要素も加わり夢世界の素敵な映像と悪夢な映像とで惹き込まれました。何気に冒頭の夢シークエンスが好きだったりします。
学生時代に見た時の方がやっぱり授業中の居眠りなんかに共感出来てより面白く見れた気がします。今見ても映像的にも音響的にもしっかりとした見応えある映画でした。






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「恐怖の精神病院」

2024年12月08日 | 映画
DVDでRKO白黒映画「恐怖の精神病院」を初鑑賞。ボリス・カーロフ主演で金と権威に汚い院長を憎たらしく演じています。法律を盾に私欲の為に色々と画策する政治家と理想論と善意だけで行動する女性との政治色の強い内容でした。善意も偽善的な面もあり完全には感情移入出来ない部分もあり最後の恋愛要素のハッピーエンドも何か気持ちの悪いものもありました。精神病院の患者達による裁判と復讐の場面は良かった。全く動かなかった患者による殺人は予想外で驚きました。
精神病院での患者への酷い扱いと改善についての実際に起きた事柄を元に作られているようです。色々と都合良く展開する主義主張が前面に出た映画だったように思います。






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「吸血鬼ボボラカ」

2024年12月07日 | 映画
DVDでRKO白黒映画「吸血鬼ボボラカ」を初鑑賞。題名に吸血鬼とありますが吸血鬼は出ません。伝染病やウィルスに迷信や風などの目に見えないものの表現や描写が見事だと思える想像力を刺激する映画でした。
数年前にコロナ禍を経験したからこそ興味深くも真実味も持って見れた気もします。昔も手洗いが基本だったんですね。風向きも重要だというのは今回知れました。昔から見えないウィルスとの戦いというのは繰り返されていた事が分かります。今作の撮影に照明も素晴らしく木々の枝の影を動かす事によって風の表現が上手く出ていて美女と光と闇のコントラストが美しく良かった。ボリス・カーロフも独特の存在感がありました。






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「コックファイター」

2024年12月06日 | 映画
ブックオフで映画「コックファイター」のブルーレイを見つけてジャケットに惹かれて購入しちゃう。ビスタサイズとスタンダードサイズの2種がHDリマスター版で収録されていて大画面にて両方とも初鑑賞。初めにビスタサイズで見たんですが途中で睡魔にも襲われたりして興味深いんだけど何か人物の関係性が理解し難くて心にグッと来るものというのがあまり無かった印象でした。続けてスタンダードサイズで見直した時には色々と確認作業のようでもありましたが関係性なんかも理解出来て案外2度目に見た方が面白く見れた気がします。闘鶏なんて初めて見たしルールなんかも知らなかったからね。
改めて見ると好きな事に情熱持って一生懸命に頑張ってんだけど好きな女性からは全く理解されずで別れられるという男の物語でラストは悲しい面も少しあるけど好きな事を貫き通した成功の面もあり複雑なハッピーエンドでもありました。あのまま好きな道を突き進んで欲しい感じもしますが、あのままだとロクな事にもならない感じもありますね。
見方によってはダメ男ですが理想でもありました。ウォーレン・オーツの滲み出る存在感が大きな魅力で他の役者陣もアメリカにいそうな生々しい人達でした。
今じゃ動物愛護団体から非難されまくりそうな内容の映画ですが現在も闘鶏って盛んに行われているんでしょうか?
ロジャー・コーマン制作のモンテ・ヘルマン監督作ですが公開時に全然お客入らなかったそうです。







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「関心領域」

2024年12月05日 | 映画
カンヌ映画祭でグランプリを獲った映画「関心領域」を5.1ch大画面にて鑑賞。アウシュビッツ収容所の隣で普通に幸せに暮らしている一家の日常を淡々と綺麗な映像で描いてあり視点とコンセプトが斬新。疲れていたので前半部分の何でもない家庭風景で睡魔に襲われちゃいましたが引越しの話辺りからはちゃんと見れました。時折聴こえてくる収容所からの音が何が行われているか知ってるだけに恐ろしく複雑な気持ちになりました。家族の夫は知ってるけど奥さんは知らないのかな?と最初は思ったりして考えさせられましたが途中で全て知ってる上でのあの行動に態度だったんだ!と分かり更に恐ろしいものを感じました。子供達は何か違和感に気付いているが、それが日常なので何とも思わなくなってましたね。おばあさんは少なからず胸を痛める何かがあったのかもしれません。正確には何が起こったのか理解出来てませんが謎の手紙を残して突然居なくなりました。
題名にもあるように関心の無さというものの怖さと関心を持たずに自分達の事だけ考えてれば幸せにも暮らせるという人間というものについて地味に考えさせられる映画でした。
全体的にはちょっと難解でとっつきにくい部分も多かった印象です。









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