どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ターミネーター:新起動/ジェネシス」

2019年11月11日 | 映画
最新作の「ターミネーター」を見て再度1つ前の映画が見直したくなり「ターミネーター:新起動/ジェネシス」をブルーレイにて鑑賞。この映画はテレビシリーズのダイジェストみたいな見せ場いっぱいの内容で深い事考えずに楽しんでみれる娯楽作に仕上がっており見始めたらあっという間に見れちゃいます。何だかご都合主義でどうなの?っていう設定とかもありますが楽しんだ者勝ちな映画です。これの続編を作ろうとしてたみたいですがこれで充分完結した内容なのでこれはこれで良いと思います。ラストのシュワちゃんがどうなるのか忘れてたので、そんなオチだったかぁ。と素直に楽しめた。ぎこちない笑顔が良かったです。
でも、やっぱり「ターミネーター」はパート1が1番好きなのでした。
普通に現代を舞台にパート1の悪者版ターミネーターでリメイクするというのもありだと思うのですが、それじゃあヒットしないかな?シュワちゃんに代わる良い役者はいないか。今だとドゥエイン・ジョンソンかな?


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「It イット THE END ''それ''が見えたら、終わり。」

2019年11月10日 | 映画
レイトショーで映画「It イット THE END "それ"が見えたら、終わり。」を鑑賞。前作は怖さは無かったけどホラー版グーニーズみたいな青春恋愛冒険物語としては結構好きな映画で楽しめました。旧テレビ版でも見てるからオチは知っているのですが後半はちょっとがっかりな展開だったので今作はどのようにリメイクするのか?ラストを変更してるのか?という興味もありました。結果基本的にオチは同じでしたね。だけど笑えるくらいの振り切れたラスボスの描き方だったので面白くは見れました。巨大な化け物とかCGを使ったクリーチャー描写はインパクトがあり良かったです。だけど怖いというよりも笑えるのですが…。そんな笑える感じと大人の同窓会的な絆みたいな部分が今作では良かった所。個人的にも世代が近い感じもあってね。大人版グーニーズ改めルーザーズって感じでした。原作のスティーブン・キングが台詞有りのちょい役で出演していたのは知らなかったので嬉しい喜び。久々に見ましたが随分とやっぱり老けられてました。味のある芝居を見せてくれた。
今回も最終的には大人の青春冒険物語として楽しませて貰えましたが、やっぱり3時間近くある尺は長過ぎです。
昔のテレビ版では半分の尺でも上手く描いてあったのにね。回想シーンは分かりやすくはあったけど長くてちょっと飽きましたよ。


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「ターミネーター:ニュー・フェイト」

2019年11月10日 | 映画
映画「ターミネーター:ニュー・フェイト」を鑑賞。リンダ・ハミルトンが久々にサラ・コナー役で復帰してシュワちゃんも出てるという事で少し期待して見ました。前半部分は意外な展開も見せて第1作みたいな流れもあったりして面白く見れていたのですが中盤から何だか失速して物語的にもつまらなく感じてしまいました。CGが凄い事になってて派手な見せ場を見せる程やり過ぎというか無茶苦茶で今のは死んじゃってるでしょ!なんでやねん!みたいな退いてしまうものがありました。結局今までと同じ事を昔のキャストと新キャストでCG多用してやり直してる感が拭えなかった。しかしシュワちゃんターミネーターの最後の展開にはベタだけど素直に感動しちゃってホロリとしましたよ。だけど全体的にはイマイチでした。リンダ・ハミルトンは良かったけどね。これなら前の新起動の方が個人的には飽きずに娯楽作として楽しく見れた気がします。




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「アレックス」

2019年11月08日 | 映画
DVDで「アレックス」を久しぶりに鑑賞。ギャスパー・ノエ監督の新作よりこちらの方が個人的には好きで初めて見た時は衝撃でした。時間軸が逆に遡る展開ですが徐々に全貌が判明してゆき先に待ち受けている悲劇を知りつつも幸福なエンディングというか始まりに向かってゆきます。改めて見直すとレイプ犯は結局生き延び勘違いで別人が殺されていたんですね。色々と酷い内容の展開ですが一寸先は闇というか人生何が起きるか分からないというリアルな面が出てました。危険には事前に回避出来る行動というのもあるとは思いますが。ブウォンブウォン鳴る効果音のような音楽に1カットで回るように捉えられた16mmの粒子を感じる映像とか好きです。ラストの目がチカチカするような映像も印象的。
これを劇場で見た時はトリップ感もありました。


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「CLIMAX クライマックス」

2019年11月07日 | 映画
渋谷へ気になってたギャスパー・ノエ監督の新作「CLIMAX クライマックス」を観に行きました。相変わらずである意味期待通りではあったが事前に誰かの感想記事読んでしまいタイトルやクレジットの出し方等の構成を知ってしまっていたのでその点では驚きは無し。だけどそこは好きな部分でした。斬新だったのは日本語字幕の出し方でしたね。ヤバい映画だと聞かされてたので覚悟して見たのですが、たしかにヤバい部分もあったけどもっとクレイジーでゲロゲロでエロエロで血塗れになるのかと思ってた割にはそうでもなかったかな。ドラッグ映画としては「レクイエム・フォー・ドリーム」の方が衝撃だったし1カットで見せる映画としては「アレックス」の方がちゃんと意味もありテーマも伝わったので好きかな。見てる間はどうなるのか?とドキドキしたり笑えてしまったり面白く見れて良かったけれど見終わると想定内という感じもしました。
個人的には1カットに拘るのでは無く編集無茶苦茶ドラッギーなやつを見たかった気がしてます。見てる側が吐きそうになるようなのをね。


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「ミニスキュル 森の小さな仲間たち」

2019年11月07日 | 映画
映画「ミニスキュル 森の小さな仲間たち」を鑑賞。台詞は無く映像と音で楽しませてくれる背景は実写でキャラクターは擬人化されたCGのテントウムシと蟻が主人公の映画でした。
とても効果音が面白く付けられていてサラウンド効果も満点で音楽も盛り上げていて良かったです。キャラクターの動きなんかも可愛らしくて良かった。だけどちょっと内容の割に長くて途中で睡魔に襲われたりもしました。
全体的に良く出来たCGアニメ映画です。短編映画で色々なエピソードを少しづつ見れるような感じの方が良いかもですね。
ハエとのチェイス場面とか「スターウォーズ」のチェイス場面みたいで音的にも盛り上がり楽しい場面でした。
なんか全体的にルーカスの映画みたいな雰囲気も感じたりしました。
テントウムシの夢の場面のロケーションはアルジェントの「オペラ座/血の喝采」のラストを連想させられましたけど。


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「サンゲリア」

2019年11月06日 | 映画
ブルーレイの7.1ch 大画面で映画「サンゲリア」を久しぶりに鑑賞。
改めて見ると細部までしっかり良く出来てる映画で特殊メイクはもちろん、音楽に効果音なんかも実に良い仕事っぷり。公開された時は怖いの苦手でテレビCMと番宣見ただけでトラウマになって見る勇気も無かったんだけど同時に見たい気持ちも大きかったです。
ずっとびびってた眼に木の破片が刺さる場面は今や大好きというかじっくり見ちゃう場面です。後半はゾンビというかサングが沢山出てきて火炎瓶でやっつけたり音楽も盛り上がり何とか脱出するもののラストには絶望的で印象に残る結末が待っているのですね。
背景に写ってる今は無きワールドトレードセンタービルが目に付きます。
汚いゾンビ映画を高画質で堪能しました。
公開当時のキャッチコピー「今年、いちばんドキ~ンとする映画です。」が懐かしい。




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「モンスター・パニック/怪奇作戦」

2019年11月05日 | 映画
YouTubeで「モンスター・パニック/怪奇作戦」という映画を見つけて日本語吹替版で何となく見始める。幼稚で説明台詞ばかりだけども、とんでもない設定に物語がどんどん進んで行き気が付いたら半分ぐらい見ちゃってた。
途中ちょっと飽きもあったけどドラキュラ、フランケンシュタインの怪物、ミイラ男、狼男という主要有名モンスターが登場して美女も出るので何だか下らないんだけど妙なワクワクする少年心もくすぐる憎めない映画ではありました。凄くチープなんだけど骸骨とか蜘蛛の巣とか美術の一部はしっかり作り込まれていて良かったです。
最終的には蘇ったモンスター達の活躍も殆ど無くグズグズで終わっちゃうのですが長々と見せられてもアレなので短く終わったのは良かったのかも。
見終わってそこそこ楽しくは見れたんだけど満足感の無い消化不良気味な感覚が残る何だかな映画でした。



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「ジャンヌ・ダーク」

2019年11月04日 | 映画
前から気になっていたイングリッド・バーグマンの主演映画「ジャンヌ・ダーク」をDVDで日本語吹替にて鑑賞。
安いDVDだったので画質はイマイチかと思ったけどまぁまぁ良かった。
書割りマットペイントやセット撮影の多いちょっと舞台風な印象も受ける昔ながらのハリウッド映画でしたが衣装とか美術とかなかなか良かったです。
話の内容は既に別な映画で2本程見てるので知っているのですがバーグマンの芝居や映画にかける情熱みたいなものも伝わり結構長めの映画ですが集中して飽きずに見れたしキリスト教の良き面より嫌な政治的な面が感じられました。史実を元にしている話ですが色々と考えさせられたり時代の中の美化された伝説のような部分なんかもありつつも最後は何とも苦しい解放感みたいなものも感じれたりした。
バーグマンのアップの表情の芝居に惹き付けられました。


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「EFFECTS」

2019年11月03日 | 映画
ブルーレイで「EFFECTS」というトム・サヴィーニが出てるピッツバーグ・ホラー映画らしきものを見つけて半額セールだったし衝動買いしちゃう。サヴィーニの特殊メイクのメイキング的なドキュメンタリー映画かな?とも思いましたがパッケージ裏の英語を読むと80年に作られた映画らしく4Kでスキャンされているようでした。
帰ってから早速鑑賞。画質は16mmみたいでザラザラしたフィルムの質感に傷やゴミも沢山でカットによってはフォーカスも甘く昔の低予算映画の感じがそのままで懐かしき質感でした。
映画の内容は英語字幕しか無く出ても直ぐに消えたりで読みにくく邪魔に感じたので途中から切って鑑賞しました。台詞の意味とかよく分からないし中盤で飽きもありましたが後半からは台詞分からずとも映像だけでも理解出来る展開だったので面白くは見れました。内容はフィルムメイカー達の物語でスナッフ映画なんかが絡んできてスタッフに役者が隠しカメラで撮影されつつ殺されそうになったり反撃したりというようなもの。監督役に「死霊のえじき」の音楽担当のジョン・ハリソン。追われるカメラマン役に同じく「死霊のえじき」のジョー・ピラートが出演しています。ピラートさんは今作でも身体を張った演技を見せてくれてます。トム・サヴィーニは助演で出演。特殊メイクも担当してるとは思うけれどあまり見せ場は無く効果もチープでイマイチでした。ちょっと特殊メイクに期待していたのでそこは残念でした。途中で上映される白黒の映像の荒いスナッフ・フィルムはいかがわしさがあって良い感じでした。その後の台詞の意味をちゃんと知りたかったな。音楽がとても良くて雰囲気を盛り上げていました。
特典映像で短編や後のドキュメンタリーも見る。短編もフィルムの質感が素敵で本編よりしっかりした作りの映画だと感じた。ロメロも出てるインタビュー集は後の歳取った姿が見れて和気藹々と語られる昔話は字幕無いから良くは理解出来ず早送りもしたけど興味深いものがありました。こちらには本編の映像がスタンダード・サイズで収録されてます。本来の画角はこちらだったんだと思います。


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「アダムス・アップル」

2019年11月03日 | 映画
新宿でしか上映してない何か映画を観に行こうと「アダムス・アップル」という謎だが面白そうな映画をチョイス。見終わって2005年の映画だったのを知る。先の読めない予想外の展開が新鮮で面白い映画でした。前半部分で少し睡魔に襲われはしましたが徐々に目が離せない展開となってゆき前半の伏線となるものの意味がじわじわ来る映画でした。結構シリアスな内容ですが荒唐無稽な展開があったりもします。笑えるような展開もありますが笑って良いものなのか微妙な感じが面白い。キリスト教的な教えだったりの含みがありそうでしたが、そこまでは深くは理解は出来てない気はします。
だけど悪人の中の善の部分と聖人の病的な部分と登場人物の関係性の変化が見応えがあって変わった良さを感じれる掘り出し物といった良作でした。


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「アイドル冥府魔道」

2019年11月03日 | 映画
山本監督の新作短編映画を観に東放学園音響専門学校へ大学時代の友人と共に行ってきました。
学校の教室での上映だったので学友と再び着席するのが学生時代を思い出したり。上映はプロジェクターの調子が悪かったのか映像は解像度も低く残念なものでしたが音響はとても良かった。流石は音響専門学校でしたね。
映画は何というか変で面白い映画でした。何でもありの無茶苦茶な展開のエンタメ作品で印象に残っているのはタイトルが3回も出るとか交通事故の場面での笑える展開や油断してた所に突然登場する常連俳優ワニ完才さんのキャラクターやスローモションの惹き付ける下らない展開の見せ場にラストの唐突なエンドマーク等、メジャー映画ではまず見れないような発想と自由な映画遊びみたいな感覚が楽しい映画で自主映画みたいな面白さが好感持てるものでした。最近の自主映画はちゃんとしたというか真面目なものが多く何か物足りなさを感じるものばかりですがプロの方がこういう破壊力のある映画を作られるのは流石というか凄いというか刺激を貰いました。
映画って形にハマらないものが面白いよね。僕も変な映画「赤い無」を作ったりしましたがウケは微妙だったりしました。だけど似た可笑しさは出てたとは思うんだけどなぁ。


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「ショコラ 君がいて、僕がいる」

2019年11月01日 | 映画
映画「ショコラ 君がいて、僕がいる」を鑑賞。最初ジョニー・デップとジュリエット・ビノシュが出てるという映画と勘違いしていたのですが全然違う映画でした。実在した黒人道化師ショコラを描いたフランス映画でした。丁寧な作りの映画で黒人が差別されていた時代の人々の反応や思い遣りや友情や愛情が描かれた作品でした。
差別等はありましたが酷いものでは無く最終的には自業自得というか酒や麻薬なんかに溺れて身を滅ぼしてゆきます。そこが何とも複雑な部分もありました。最後に当時のリミュエール兄弟の撮った映像で本人の姿も見る事が出来ました。このような映像を撮られていたぐらいだから人気も待遇も良かったんじゃないかと思います。
相棒の白人道化師の言葉で道化師は表では笑いを提供するけれど裏ではとても孤独だというような台詞が印象的でした。


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