どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「誘う女」

2020年08月12日 | 映画
ガス・ヴァン・サント監督でニコール・キッドマン主演の映画「誘う女」を鑑賞。内容とか全く知らずに見たのですが後で知って驚いたのは実話を元にしている映画だったようです。
役者陣が何気に豪華で皆、良い芝居をしてました。驚いたのは先日見た「ミディアン」に引き続きデビッド・クローネンバーグが役者として味のある役を演じていた所。似てるなぁ~と思ってクレジット注意して見て確認したらやはりそうでした。
映画はテレビのドキュメンタリー番組のザッピングのように少し変わった切り口で描かれていて音楽もハードロックとかがブツ切れで流れたり斬新でもありました。徐々に全貌が分かるような展開が面白くテレビのワイドショーを見てるような感覚で見れる恐ろしくも何処か滑稽な可笑しさもある映画でした。
ニコール・キッドマンの綺麗だけど嫌な女っぷりが見事な演技でした。
しかし、これが実際に起きた事件っていうのはやはり凄いですね。


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「珍説 世界史 PART 1」

2020年08月10日 | 映画
メル・ブルックス監督の映画「珍説 世界史 PART 1」を日本語吹替版にて初鑑賞。世界史をコメディとして描いていてメル・ブルックスが何役も演じてたり色々な個性的な役者がバカバカしいコントを繰り広げる楽しい映画になっておりました。
下らないギャグ連発です。何気にマットペイントとか特撮が良く出来ていて活かされてました。最後のTHE ENDと書かれた山やPART2の存在しない予告編の遊びとか映画そのものでもギャグにしてるような作りが面白いです。
過去の映画のオマージュというかパロディーみたいな部分にも愛が感じられました。「2001年宇宙の旅」や水泳ミュージカルのエスター・ウィリアムズの「百万弗の人魚」なんかのパロディ場面が良かった。
大爆笑映画というものでは無いけど憎めない笑いのある楽しい映画でした。




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「ミディアン 死者の棲む街」

2020年08月09日 | 映画
公開時に大阪松竹座で見たきりだった映画「ミディアン 死者の棲む街」をブルーレイで久しぶりに鑑賞。面白かった記憶はありましたが内容は忘れている面が多かった。ただデビッド・クローネンバーグ演じる殺人鬼のマスクのデザインが恐ろしいインパクトを残していました。見直してみてもあのデザインは絶品でしたね。話の内容は「ラビリンス 魔王の迷宮」のホラー版というか何処かホラーというよりダーク・ファンタジー映画のような印象も受けるクライブ・バーカーらしいちょっと変な映画でした。主人公と恋人との無理矢理な恋愛物語とかもありますが、ミディアンに棲む異形な種族のフランケンシュタインの怪物みたいな扱いの者達への畏敬や哀しみなんかが感じられる所がとても良かったです。人間側の方が悪者として途中から見れる感じでした。特殊メイクの効果が素晴らしく沢山の異形の者達が登場します。マットペイントやミニチュアやセットも沢山で効果的に使われており最後は派手な爆発やら何だか凄い事になってます。そんな独特の世界観が見事な映画ですが何かまとまりというものが無く何だか凄いけど良く分からないまま終わってしまったような変な感覚も残す映画でした。ディレクターズ・カット版というのもあるみたいで見たいですが何処が違うんでしょうね?高いから買わないだろうけど見た人いたら教えて欲しいです。




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「A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー」

2020年08月06日 | 映画
ちょっと気になっていた映画「A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー」を鑑賞。ホラー映画なのかファンタジー映画なのか?と思って見始めましたが、とてもゆっくりとした展開の撮影の綺麗なアート系な感じの少しユニークな映画でした。ちょっと切ない幽霊目線の物語展開でどうなるのか?という興味や展開の意外性に惹きつけられて見れましたが薄々オチというか纏まり所は予想は出来て結果まぁ大体予想通りでした。低予算のインディーズ映画かと思いきや役者は有名俳優でVFXとかもしっかりと作り込まれていたりで実は金もかかってそうでしたが内容的には短編映画でも良かったんじゃないかなと思えるものを無理矢理に長編にしているような印象も受けました。台詞が殆ど無くて映像だけで進行するのは良かったし全体的には悪くは無いし好みの部類で色々と考えたり想像出来て良かったけど何か残るものは少なかった気がします。
画面は4:3のスタンダードサイズでした。


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「吉原炎上」

2020年08月05日 | 映画
映画「吉原炎上」を鑑賞。公開時に親父が見に行ってた記憶があります。
何となく最初だけ見てみようと見始めたら展開の流れに引き込まれて最後まで見れました。1人の花魁の生き様が描かれていて心意気みたいなものが分かる部分とそうでない部分が感じられる華やかだけど暗い哀しい物語でした。役者陣が今から見ると皆若いと感じれました。主役の名取裕子さんは目力というか顔付きがキツいというか怖い部分が感じられる印象でしたが今作の最初の方は初々しく柔らかい印象もありました。後半ではキツい怖い印象が上手く活かされてましたね。
タイトルから最後は炎上するのは想像出来てたのですが映像的に見応えのある炎上場面を見せてくれてました。
ヌード場面も結構ありますがあまり魅力的では無く何か違うものを感じました。噛んで~の場面はおぞましさを感じました。


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「日本のいちばん長い日」

2020年08月05日 | 映画
午前10時の映画祭で上映されてて見たかったけど見逃してしまっていた映画「日本のいちばん長い日」をようやく鑑賞。映画も長い作品でしたが内容も濃厚で大変な1日を描いたものでした。案外知ってそうで勉強不足の為か全然知らなかった事が沢山知れて興味深くも色々な感情が入り混じり見れました。そんな切迫した終戦直前の日本の姿が分かりやすく追体験するように見れる映画だったと思います。
モノクロの映像に役者陣の顔付きや衣装に美術等がとても良く昔の事柄ですが現実味を持って見れました。
今の日本があるのもこの日の決定が大きく影響している筈ですが少しの違いで結果も大きく変わっていただろうと思われます。何が正しいかとか一概には言えませんが今でも時代は大きく変わる地点にいるように思います。
何にせよ日本は国民が安心安全に暮らせる社会になって行って欲しいです。
今も昔も問題は沢山ありますが…


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「ヤング・マスター/師弟出馬」

2020年08月04日 | 映画
ジャッキー・チェンの映画「ヤング・マスター/師弟出馬」を久しぶりに鑑賞。面白かった。学生の頃にジャッキー映画を見まくってたけど結構内容忘れてしまっているのもあって今作もそうでしたが見直すと思い出す場面の多い映画でした。扇子を使ったカンフーとか見た目にも良かったです。
コメディ調のジャッキー・チェンの魅力とキレの良いアクションが満喫出来る娯楽作でした。ユン・ピョウも出てました。
物語の内容という面ではそんなに面白いものでも無かった気もしますが飽きずに一気に見れました。カンフー場面が長いと感じる部分もあったけど見たい部分でもあったので存分に見れるのは良かったです。


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「レプティリア」

2020年08月03日 | 映画
トビー・フーパー監督の映画であまり良い評判を聞かない映画「レプティリア」をスルーしてたのですが、見たい!と思った時にはDVDも高くなってて見逃していた。ようやく本日見る事が出来てまぁ安っぽく残念な部分もあるけれど思ってた以上に楽しめて満足出来る映画には仕上がってました。
ちょっと期待してた最近の「MEG」という巨大サメ映画より倍ぐらい面白かったです。前半はバカ学生達の青春恋愛映画のように展開し音楽に乗せてドタバタと進みちょっと怠くもあるけれど途中から何だか変な方向に向かってゆきトビー・フーパーらしい流れになってゆきます。ムカつく感じなバカ学生とか癖のある大人が唐突にインパクトある喰われ方をしてワニに襲われてゆきます。何だか普通に助かりそうな流れなのにいきなり喰われちゃうのが驚きであり見せ場もしっかり見せてくれてました。ワニ版の「悪魔のいけにえ」みたいな感じもありました。
全体的に安っぽいので何処か笑えちゃうような感じもあるのですが、そこが楽しくも憎めない部分でもありました。最後のオチは大体は読めてたんだけど捻りもありワニがウザキャラを吐くなんていうのは予想外でした。その理由付けもちゃんとあって下らないけど良かったです。最終的には何か優しいファンタジーみたいな無理矢理な終わり方しますが青春恋愛映画に人喰いワニが割り込んできて滅茶苦茶にしちゃいましたとさ。というなかなか可笑しくも面白い80年代のアホで明るいノリみたいなものも感じれる人喰いワニ映画でした。




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「マンディンゴ」

2020年08月02日 | 映画
題名とかは前から知っててちょっとエロい映画かと思っていた映画「マンディンゴ」をようやく鑑賞。衝撃的な内容の映画でした。南北戦争以前のアメリカの物語で黒人に対する扱いがとにかく酷い。それが現実だった時代をストレートに描いてあります。とにかく価値観とか今とは違い過ぎますが、それが当たり前のように描いてある点が凄いし興味深くもあり良かった所。
見応えあります。何とも救いの無い終わり方をしますが当時の価値観で物事が拗れるとこうなっちゃうんだなぁ~と変な説得力と共に見れました。
映像は美しく格調高い恋愛メロドラマのように描かれてますが内容は残酷で下世話でエゲツないものです。
衝撃的な映画でした。



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「ポリス・ストーリー3」

2020年08月02日 | 映画
見たかどうかあやふやだった映画「ポリス・ストーリー3」を深夜に何となく見始める。そしたら面白くて最後まで見てしまいました。最後まで見て昔1度テレビ放送だかで見てたのを思い出しました。今作はジャッキー・チェンのアクションも凄いけれど共演の女優ミシェール・キングのアクションが凄くて見応えありました。数々の見ててヒャっとするような身体を張ったスタントを見せてくれました。最後のNG集とか見ると一歩間違えると死に至りそうな撮影をされてましたね。CGでのゴマカシの無い危険なアクションはヒャっとするけど迫力や凄みが違いますね。
久しぶりに見るとよくやってたなぁ~と感心しちゃいます。物語展開もスムーズでユーモアある展開と凄いアクションで楽しませてもらいました。


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「ボイス・フロム ・ザ・ダークネス」

2020年08月01日 | 映画
エミリア・クラーク主演のホラー映画「ボイス・フロム ・ザ・ダークネス」を鑑賞。ホラー映画だと思って見てたのですが撮影の綺麗な静かで綺麗で大人しい映画で幽霊ものっぽかったけど、なかなか先が見えずどうなるんだろう?と見れた反面ちょっと怠くも感じたり。だけど最終的には最初から予想していたような結末でした。それを丁寧にしっかり描いていたと思います。怖い映画というよりもしっとりとした愛の物語という風にも感じれてハッピーエンドのようにも思えますが見方によっては地味に恐ろしい話でもありました。地味だけど良い印象も残す少し変わった映画だったようにも思います。エミリア・クラークはヌードも披露していてしっかりとした演技をしてましたが何かこの時代の雰囲気には合わない今っぽさのようなものも感じてしまいました。表情は場面や照明によって凄く変化があり良かった瞬間は節々にありました。




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「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」

2020年08月01日 | 映画
そこまで面白そうとは思えなかったけれど気になってた映画「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」を鑑賞。思ってたより壮大でアクションも沢山ある娯楽作でした。荒唐無稽ですが何処か懐かしい感じもするロケーションも見応えある冒険物語でした。だけど全体的には何かイマイチ盛り上がらない感覚もある映画でもありました。これはやはりテレビでは無く劇場の大スクリーンで頭空っぽにして楽しむべき映画だったとも思いました。役としてはそんなに大した役割は無かった気もしますがペネロペ・クルスの魅力が大きな見所でもありました。


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