どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「非情の罠」

2020年08月20日 | 映画
スタンリー・キューブリック監督の初期の白黒映画「非情の罠」を初鑑賞。
制作・監督・脚本・撮影・編集を担当しているようです。ノアールな陰影の美しい撮影が素晴らしくて目を惹きます。物語も映像で語られるような流れで何が起きるのか分からない感じから突然大きく展開したりで驚きと緊張感のあるものがあったりで見応えがありました。尺は67分と短めですが無駄無く見やすく楽しめました。ラストはハッピーエンドのキス・シーンで終わるというものですが何かスッキリしない微妙な後味を残すものもありました。
ファム・ファタールな魅力の女性の本性が何とも恐ろしい面も感じられたからね。時代を感じる舞台や背景等も興味深く見れました。



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