同志社大学体育会航空部 活動日誌

同志社航空部の活動報告を公開中!

アメリカ遠征 浅野編 終了報告

2022年09月27日 | 遠征

こんにちは

アクロバットにハマり、ループやウイングオーバー、背面飛行などを習得した浅野です。

 

本日でWilliams でのフライト訓練が終了しました!

アメリカでの発数は55発(ソロ31発)、飛行時間は21+40でした。内ASK21が24発で6+38、ASK23が18発で7+48、ASW24が13発で7+24でした。

またASK23で1時間滞空と2時間半滞空、ASW24で1時間滞空2回、24キロ周回も複数回することができました。

ソロも30発貯まり、スピントレーニングも経験し、ライセンスの書き換えと全国大会への経歴も無事に充足させることができて良かったです。

最後の1週間ではアクロバット飛行を3回行い、いくつかの技を自分でも出来るようになりました!学連ではアクロバット飛行は出来ませんがとても良い経験になりました。

実はアメリカで国際滑空記章銀賞の5時間滞空・50キロ周回・獲得高度3000mを狙っていたのですが達成することはできませんでした。3年前にアリゾナに行った登島さんの話を聞いていたためWilliams にも爆強サーマルを期待していたのですが、想像とは異なりました。

しかし、Williams のサーマルは強さも大きさも日本とよく似ておりサーマルソアリングの練習には持ってこいの場所でした。ちなみに春が一番条件が良いそうです。

条件が良い日は10〜11時頃からぽこぽこし始め+0.5〜1で入れても半周程度、2〜3時頃になると全周入ることができ+0.5〜2、強いサーマルに当たると+2〜4、ただセンタリングをミスるとサーマルを逃してしまうと言った感じでまるで大野滑空場のようでした。

また最後の1週間はASW24を乗り回し、高性能単座機の楽しさを十分に味わってきました!28は24から翼が少し進化し全体的に少し高速性能になっただけでほぼ同じだそうです。正直なところ日本に帰ってから同志社23よりも同志社28に乗りたいですが、現実的には全国大会は同志社23で目指すことになると思います。

ただそんなことも言ってられず、日本に帰るとすぐに関関同立戦と東海関西競技会が待っています。アメリカで培った技術を思う存分発揮するとともにどちらも連覇出来るように頑張ります。

とにかく全国大会優勝に向けて残り数ヶ月全力で駆け抜けます!!

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アメリカ遠征 浅野編 ライセンス取得報告

2022年09月19日 | 遠征

こんにちは

アメリカ遠征の準備も3週間前から始め、いつもぎりぎりの世界線で生きている4回の浅野です。

 

森と内野に遅れること約2週間、9月1日からWilliams での訓練を開始していました

訓練6日目にソロに出てソロを貯めながら学科試験の勉強をしていたところ、来週18日に内野と2人ともCheck Rideをするからと言われました。まだ学科試験すら受けておらず、後からきた僕はてっきり内野の1週間後とかに試験かなーと高を括っていたためとても焦りました。それからは毎日アメリカの料理で胃がもたれながら、ソロを貯めて学科試験とオーラルの勉強を並行してするというストレスフルな生活を送っていました。水曜日には学科試験の会場になんと飛行機で送迎してもらい無事に合格しました。

 

そして今日無事に2人ともPrivate Pilot に合格することができました!

 

僕はあと1週間程滞在する予定なので勉強も継続しながら、関関同立、東海関西、全国に向けてソアリング技術も向上させていきます!

また今のソロは17発で23では1時間滞空と2時間半滞空をして計7時間程飛んでいます。来週はasw24に乗れる可能性もあるので引き続き頑張ります!

アメリカ遠征の詳細なブログはまた落ち着いたら書きたいと思います。

 

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アメリカ遠征3週目 (森 総括)

2022年08月29日 | 遠征
毎日ポテトを食べる生活が平気になった森です。

3週目は荷造りなどで忙しくしながらも、機体の予約が空いているタイミングで何発かフライトをしました。人生初のアクロバティック飛行も体験できて、とても楽しかったです。

海外で飛んでいる先輩に憧れて、元々は2回生の夏に渡米する予定でしたが、新型コロナの影響を受け、気づけば4回生になっていました。渡米前のソロは19発あり、CAB実地試験の科目も練習していましたが、2年前に発行したアメリカの練許を見ると、やはり海外で飛んでみたいという気持ちが再燃しました。研究室の予定もあり余裕の無いスケジュールでしたが、特有の地形を生かしたソアリングを経験でき、またライセンスも取得することができました。

私はアメリカに数年住んでいたことがあり、英語でとても苦労した訳ではありませんが、やはり異国の地での訓練・試験は大変でした。しかし、自分以外にも訓練をしている現地の生徒が何人もいて、お互いに相談しながら勉強することができ、無事ライセンスを取得することができました。WSCでは、16歳のライセンシーもいれば、定年後に初めて訓練を受ける人もいて、とても刺激的でした。担当してくれた教官も、ピュアグライダーの教官をしながら陸単のライセンスに向けて訓練をしておられたり、全員が常に新しい挑戦をしているような環境でした。

また、WSCはアレキサンダーシュライハーのディーラーもやっており、全国から修理や点検のために沢山の機体が集まって来ていました。真っ二つに折れた胴体を直しているところなどが見れて、とても面白かったです。普段の訓練に使う機体も、365日、整備チームがメンテナンスしており、とても綺麗な状態に保たれていました。訓練後にASK23の整備を猫の手レベルでお手伝いさせていただきましたが、学ぶことが多かったです。この時着ていた服は良く分からない液体で黒く汚れて、捨てることになりました(笑)。

訓練外でも、現地の人が温かく接してくださり、とても楽しく過ごすことができました。ハワイでウィンチを新しく購入したというパイロットとウィンチの安全性について議論したり、ニュージーランドから来られた曳航パイロットに曳航中の苦手な科目について相談したり、グライダー漬けの3週間でしたが、とても充実した時間を過ごしました。

毎日ホテルから滑空場まで往復1時間歩いたこと、一晩中コオロギの鳴き声に睡眠を邪魔されたこと、夜1人寂しく航空法と向き合ったことなど、辛いこともありましたが、今となれば全て良い思い出です。

アメリカで得た新たな知識と経験を、後輩にも伝えていけたら良いと思っています。

また、私と期間は少しズレていますが、内野と浅野もアメリカでのライセンス取得に向けて頑張っているので、応援したいと思います。



人生初アクロ飛行

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アメリカ遠征2週目(森 ライセンス取得)

2022年08月24日 | 遠征
Williams での生活にも慣れてきました、4回生の森です。

2週目は、条件に恵まれている日があり、教官と共に3,40km程離れた山の方にある、コンバージェンスを掴みに行きました。6000ftで離脱し、マイナスも大きかったためこのままプラスが無かったらR/Wに戻れないなと一瞬不安に思いましたが、雲の下にはしっかりプラスがあり、12,800ftまで上がることができました。

また、週末にcheck rideをすることをいきなり告げられ驚きました。フライトでは実地試験科目の再確認をし、ホテルでは口頭試験対策の最後の大詰めをしました。

試験本番、2時間半の口頭試験を乗り越え、フライトもやりきりました。場周に入る直前に(嬉しいことに?)プラスが現れ、試験科目に急遽ソアリングが追加されてしまい、30分を超える長いフライトになりました。

降りてくる頃には疲弊していましたが、最終的に合格することができて良かったです。

残りの1週間も、技量向上に努めたいと思います。






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アメリカ遠征1週目(森 初ATソロ)

2022年08月16日 | 遠征
4回生の森です。

私は今、アメリカ カリフォルニア州にある、Williams Soaring Centerに来ております🇺🇸

1人での渡米は心寂しくも、エキサイティングでもあり、これからの3週間は挑戦的に訓練をしたいと思っています。

Williams Soaring Center(以後WSCと記載)は週5日オープンしており、フライトができない残りの2日は勉強と休息に充てて効率的に過ごしたいと考えております。

以下、1週目の日記です。

【訓練0日目】
数年ぶりの海外、1人での国際線に多少緊張しながらも無事SFOに到着。SFO近くのテストセンターでFAAのwritten testを受験、90%で合格しました。筆記試験は事前に勉強しており、現地の教官ともzoomで話し合ってendorsementをいただいていたので、渡米後スムーズに受けることができました。

【訓練1日目】
アメリカ初フライト。両翼端に小さなタイヤが付いており、翼出し無しで発航できることに感服しながら、久しぶりのATを楽しみました。アメリカらしい塗装の曳航機に曳いてもらい、ウキウキしました。他にも、個人所有の高性能機が格納されたトレーラーが30個以上並んでおり、圧巻の景色に感動しました。

【訓練2日目】
AT特有の試験科目である、「Box the wake」や「Steering turn 」などを練習。1日数時間のフライトと40℃を超える暑さにやられてヘトヘトになりました。毎朝6時起き、徒歩で滑空場へ向かい、17時過ぎに訓練が終わり、また徒歩30分の距離にあるホテルへ戻る生活に、体力面での不安を覚えます。また、サングラスを突き抜けてくる日差しに眼もやられました。ホテルに戻ってからは気を失うように寝てしまいました。

【訓練3日目】
無線の使い方を覚え、周りの状況も分かるようになってきました。個人所有の単座機が絶え間なく飛んでいき、曳航機も常に2,3機が待機しており、セルフローンチ、ヘリコプターなども発着するグライダーポートなので、無線がとても大事です。喋ることはできても、聴き取るのになかなか苦戦しました。

【訓練4日目】
ダミーブレイクをくらいました。高度250ft (75m)で。必死に右旋回して着陸しましたが、後ろの教官は「Haha! Rope breaks can happen anytime!」なんて笑っておられました。まだ慣れない滑空場でしたが、無事着陸でき、自信がつきました。
索切れの他にも、緊急時の場周経路がポジション毎に数パターンあり、色々経験しました。left 45°とright 45°のパターン、ベースレグを伸ばした先から入るパターンや、midfieldパターンなど、日本では経験することの無かった場周を学びました。

【訓練5日目】
WSCのPre-solo checklistをクリアし、ASK23Bで初ATソロに出ました。自分では納得いかなかったものの、Tow-Pilotにピッタリ後ろに付けてて完璧だったね!と褒めていただきました。このTow-Pilotの方もグライダーのライセンスを最近取ったそうで、その他にも色々なお話を聞けました。様々な機体と様々なpilotがいて、交流が深いのがWSCの良いところだと感じました。


まだWSCに来て1週間ですが、とても濃い時間を過ごしました。4回生なので研究室の予定などもあり、長くはアメリカに滞在できません。期間が限られているというプレッシャーに押し潰され無いように、ポジティブに真剣に訓練に取り組みます。


アメリカ初フライト

アメリカらしい塗装のTow-plane🇺🇸

個人所有のグライダートレーラー達。この奥にまだ数倍ものトレーラーがあります。

練習機の格納庫。これより大きい整備用の格納庫もあります。



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