同志社大学体育会航空部 活動日誌

同志社航空部の活動報告を公開中!

ワイケリー2日目(2011.12.31)

2011年12月31日 | Weblog
前田です。

本日から本格的なフライトが始まりました。
朝のブリーフィングでは12~14時がサーマル上限6,000ft(約1,800m)、14時以降にサーマル上限が10,000ft(約3,000m)のブルーコンディションが予想されていました。他の方は500kmタスクを宣言されていましたが、中村さんと私はSTART:Waikerie~TP1:Alawoona(南東 約75km)~TP2:Morgan(北西 約40km)~TP3:Wunkar(南東 約40km)~GOAL:Waikerieの300kmコースに挑戦することにしました。(方位・距離はいずれもワイケリーから)
2,500ftで離脱後、+4m/sのサーマルでまず6,000ft(約1,800m)まで上昇してから、TP1を目指しました。サーマルは一定間隔にあり、高い高度を維持することはそれほど難しい条件ではありませんでした。おそらく条件はかなり良い方で、300kmを飛ぶには比較的簡単な状態だったのだと思います。
オーストラリアのサーマルは非常に大きく、サーマル近づいたときは、周辺の乱流を顕著に感じることができます。早めに回ってしまうと上昇率の悪いコア周辺で旋回することになるので、旋回開始前にしっかりと待つこと、一番強いコアに寄せることを意識しました。特にサーマルを上向きGの感じ方で分かるようにしようと努力しましたが、外してしまうこともあり、まだまだ体のセンサーが悪いことを感じました。
TP2のMorganまでは、高度4,000ft以上では、サーマルがあっても速度を落としてグライドし、高度が4,000ftに近くなればサーマルで旋回して高度を上げるというルールで距離を伸ばしました。TP2以降はサーマル上限高度が9,500ft(約2,900m)にまで変化したものの、サーマル間隔が広がり、沈下帯も広くなったことが飛んでいてわかりました。沈下を気にして飛んではいましたが、Goal手前20kmで2,500ft(750m)になってしまい、沈下をなかなか抜けなかったためひやひやしましたが、何とかサーマルを掴み、問題なく帰ることができました。もしかしたら、ぎりぎりR/Wに滑り込めていた高度ではあったかもしれませんが、そのような高度においても冷静な頭で考えることの重要性を感じました。また高度が低くなって弱いサーマルを何とか掴もうとしている際、もちろんアウトランディングも選択肢の一つにはありました。それに関しては今年8月に滝川で受けたアウトランディング・シミュレーションの経験が非常に大きく役立ちました。着陸場所の選定もできており、「これなら着陸できる」という自信を持てていたので、サーマルに集中し、焦ってつかみ損ねるということにならなかったのだと思います。
明日も良い条件とは言われていますが、夜になって上空に高層雲がかかってきました。
1月1日も中村さんと一緒に飛んでいただく予定です。今日飛んだコースを一人でも飛べるように、経験を積んでいきたいと思います。

>川治へ
雰囲気ですが、クラブ主宰の方をはじめ皆さんフレンドリーに接していただいてます。私がもっと英語が話せればもっといろんなことが聞けると思うのですが。。

飛行データをOn Line Contest(OLC)にアップデートしました。興味ある方はご覧ください。
ますOLCのページを開き、ユーザー登録した後に、上の方にある「Competitor」タブの「List of Competitors」から「maeda」で検索すると「maeda keinchi」が出てくると思います。(※登録名を間違ってしまったので、今は「keinchi」となっています。)
個人のページに入るとフライト航跡がマップで見れたり、IGCファイルをダウンロードできます。IGCファイルは、解析ソフト「SeeYou」を使うとフライト詳細を表示できます。

OLC:http://www.onlinecontest.org/olc-2.0/gliding/index.html?c=C0&sc=&st=olc&rt=olc

私のページ:
http://www.onlinecontest.org/olc-2.0/gliding/flightbook.html?sp=2012&st=olcp&rt=olc&pi=45408

See Youのダウロード先
http://www.naviter.si/
See You本体のほかにオーストラリアの地形データも「Map」からダウンロートしインストールしてください。


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ワイケリー1日目

2011年12月30日 | Weblog



H20年卒 前田です。

OB専用掲示板に書き込みがあったように、私は中村悟志先輩のご厚意でオーストラリアのワイケリーに来ています。
村瀬主将の許可を得ておりますので、状況の許す限りではありますが、現役学生にも興味を持ってもらうためにも
活動報告「番外編」として書かせていただきたいと思います。
ワイケリーはアデレードから160kmほど北東にある街で、今はワイケリー・グライディング・クラブのクラブフライトを中心に行っています。中村悟志さんを含む数名でデュオ・ディスカスとASW20を所持しているため、そこに混ぜていただく形で参加させていただきました。とは言うものの、来ているのは中村夫妻と私だけですので機体は常に空いた状態にあります。
私は29日19時過ぎに日本を飛び立ち、成田→シドニー(JAL)、シドニー→アデレード(カンタス)で向かい、中村ご夫妻は関空→シンガーポール→アデレード(シンガポール航空)と別々ではありましたが、アデレード空港で無事落ち合うことができました。
その後は中村さんにレンタカーを運転していただき、ワイケリーに15時頃到着。クラブの会長ジョンさんに挨拶し、滝川に4回いったことがあるというマークさんにワイケリーの注意点についてレクチャーしていただきました。その後、中村さん、私の順にデュオ・ディスカス(HHD)でチャックフライトを受けました。私は離陸後、+2~3m/sのサーマルを使い5,000ft(約1,500m)まで上昇して、R/Wから半径20km程度を飛び、アウトランディング場の選定についてレクチャーを受けたり、ストール・スピンリカバリーの練習をして着陸。約1時間のフライトでした。
着陸は無事に降りたものの高めの進入となり、場周中の見下ろし角の設定が甘かったと反省しています。(もちろん地上目標はないので、ダウンウィンドの幅、ベースターンの位置は見下ろし角などで判断します)
オーストラリアでのフライトは翔友会援助で行かせていただいた3回生以来で、久しぶりに見た広大な景色には圧倒されました。夜は南十字星、天の川が見えて感動の星空です(田舎で真っ暗なのです。)
本日は上空の写真がありませんが、時間がある限りブログ更新をし、航跡をOLCにアップしたいと考えています。

【ワイケリーGoogle mapのURL】
http://maps.google.co.jp/maps?q=Waikerie,+South+Australia,+Australia&hl=ja&ie=UTF8&ll=-34.17943,139.98642&spn=0.293683,0.614548&sll=-34.173749,139.98642&sspn=0.293702,0.614548&vpsrc=0&brcurrent=3,0x0:0x0,0&hnear=%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%BC+%E5%8D%97%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%82%A2+%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%82%A2&t=m&z=11
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12月大野同志社合宿

2011年12月19日 | Weblog
こんばんは、3回の村瀬です。

先日17日・18日に年内最後の合宿である、大野単独合宿がありました。
宿舎にネット環境が整っていなかったため、ブログの更新ができず申し訳ありません。

17日は朝から北西風の積雲コンディションで、昼前から滞空する機体が
チラホラありました。
全国大会出場条件である1時間滞空を達成するため何度も単座や13ソロで飛び立ったのですが
10数分程度しか浮くことができずずいぶん悔しい思いもしましたが、
午後から風が北寄りになり始めると権現山の手前でぐんぐん高度を上げている機体があったので、
とにかく飛び立とうと思い21ソロで出発。プラスは大きくはっきりしており、800まであげて
別のサーマルで高度をかせぎ、最終的には1200まで上げました。
そのころにはR/W東に大きなストリートができていたのでストリートの中を
1200以上上がらないよう速度を出してひたすらウロウロして、
1時間滞空を達成しました!!わーい!!!
同じ時間に飛び立った名大3回酒井も1時間滞空を達成し、少々下手な着陸をしてしまいましたが、
地上に降りてきたらみんなに祝福されてとても嬉しかったです。
正直上空にいるときは沈下にハマったりして1時間滞空ができないんじゃないかとものすごーーーーく
不安でした。。

また、先日教証を取られた川又さんも今合宿に参加して下さり、学生では3回清水が
初めて後席に乗っていただきました。
つい数か月前までは一緒に活動していた先輩が教官になってまた一緒に
空を飛べるのは懐かしく、またとても嬉しいです。
これからもご指導よろしくお願いします。

OBの西山さんも応援に来て下さいました。いつもありがとうございます。
ほとんどの合宿に応援に来て下さり大変うれしく思います。



18日は前日と打って変わって一日静穏な中の訓練となりました。
ぼくは28で2発飛びましたが、やはり21や23に比べても足の長さや舵の効きの良さは
すばらしい機体だと感じました。
成果としましては1回花井が一人立ちをしました。
少し時間はかかっていますが、1回性も順調に一人立ち、課目アップを重ねています。



いよいよ3月の妻沼で行われる全国大会まで、同志社主催の合宿は2月の同志社・府大・南山・神大合宿のみと
なりました。
しかし全国大会出場のための経歴のこともありますし、できる限り合宿に参加し技量の向上に
務めたいと思います。
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トレセン Day3

2011年12月05日 | Weblog
こんばんは。

4回の田渕です。

昨日はブログが更新できず申し訳ありませんでした。
本日まとめて報告させていただきます。

まず昨日ですが、寒気が下りてきて、日射もあり条件が見込まれたのですが、
強風のため一日中待機となりました。
またOG1年目の朝日さんと川又教官が宿舎に来てくださいました。
訓練できれば後席に乗っていただけるチャンスでしたので残念です。


さて本日ですが、昨日より風が弱まるとの予想で朝から訓練開始しました。
ですが、予想に反して正対風が7~9m/s程吹き全国大会の練習としてはもってこいの
条件となりました。
この条件の中、村瀬は無事ATのチェックをパスし、24km周回の全国出場条件をクリアしました。
これで全国出場選手の足りていない経歴は、篠原、山南、村瀬の1時間滞空のみです。

他の選手も強風着陸、曳航機の横乗りによる地形慣熟等、全国のための練習をこなせました。
しかしまだまだ及ばぬところ多々ありますので明日からも集中して頑張っていきます。
では、おやすみなさい。





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トレセン day1

2011年12月03日 | Weblog
こんばんは、3回の村瀬です。

いよいよ今年のトレセンが始まりました。
一昨日の晩に木曽川に集合し一泊、昨日は1日かけて陸送をし、来年3月に行われる全国大会の舞台である妻沼に到着しました。
昨日の晩は妻沼についた途端雨が降り出し、トレーラーの係留で硬い地面に負けハンマーが2本・アンカーが1本折れるというアクシデントにも見舞われました。びっくりしました。
本日は朝から雨のため訓練はなく、妻沼学科をしたあとは各々妻沼の地形を地図を片手に慣熟したり、係の仕事をして過ごしました。

僕を含め初めて妻沼の空を飛ぶ人が多いですし、まずはしかりと妻沼の地形・ルールに慣れること、そして滞空・周回を重ねられるよう準備を怠らないようにしたいと思います。
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