同志社大学2回、稲山 茉佑です。
大変遅くなりましたが、ここで新人戦の総括を行わせて頂きます。
今年度の新人戦は、9/14入り日、9/15〜9/21が競技期間というスケジュールで開催されました。
開催初日は天候が危ぶまれ、9/15は競技中止となりましたが、9/16から6日間は晴れ、とても良い大会日和となりました。ラウンドも4まで成立し、フライト技術を見つめ直す良い機会となりました。
以下では、ラウンド毎に自身の感想を述べたいと思います。
私は全てのフライトでダイブ閉直線初期失速と最小沈下速度による飛行を行いました。新人戦前の3日間の立命同志社木曽川合宿で重点的に練習した2科目でしたので、科目に関しては自信を持って臨む事が出来ました。
しかし緊張に勝るものは無く、イメージトレーニングをしてから望んだ1発目は、納得のいくものではありませんでした。決められた場周コースを描いてフライトする事、丁寧な舵の使い方やフレア等、普段は意識せずとも上手く出来るはずの操作で、思い通りの舵を取る事が出来ませんでした。
周りのレベルも高く、フライト後は自身の技術力の無さに落ち込みましたが、気持ちを切り替えて2発目に臨みました。
2発目は、1発目で失敗した点を修正し、大きなミス無く終える事が出来ました。又着陸の際には指定地に入れ綺麗なフレアを行う事を心掛けました。全ての操作を声に出す事で、教官にも自分のフライト計画が伝わりやすいようにしました。
3発目、4発目も同様にフライトし、今までの練習の成果を発揮する且つ、修正点を洗い出す事が出来ました。
1週間の新人戦を通じ、フライト技術の面で大きな学びを得ましたが、他大学の同期との交流や組織運営についても考えさせられました。
ある関東の大学では、新人戦で上位を狙う為に半年前から新人戦に向けた練習や分析を行い、又別の大学では日頃から訓練効率を上げ1発でも多く飛べるような徹底した組織運営が行われていました。
同志社大学では部員数が多い為、単独合宿を行う事が多いですが、今後更に他大学との交流を増やし、良い点を取り入れながら、効率性や役割分担を改善していくべきだと感じました。
他大学の同期が、「グライダー操縦の上達」や「団体優勝」、「組織改革」等目標は其々違えど、1つの目的に向かって努力し続けている姿を見て、私も刺激を受けました。
残り2年半の部活動をどの様に過ごして行くべきか、この新人戦を通じてヒントを貰えた気がします。
大好きな航空部と、同期、先輩後輩方と共に今後も高みを目指し、この部活で各々が全力で目標に取り組める様な環境を作りたいと思います。
最後になりますが、新人戦に際しご支援頂きましたOBOGの皆様、そして沢山の応援を下さった部員の皆様、本当にありがとうございました。
毎日の様に宿舎に届く差し入れは、心の支えになりました。また実際に木曽川まで応援に足を運んでくださった先輩方と同期には感謝しても仕切れません。
皆さんの温かさを感じた1週間でした。
今後もこの経験を活かし、部活動に励みます。