同志社大学体育会航空部 活動日誌

同志社航空部の活動報告を公開中!

2023/11/27-11/29 トレセン前半記録

2023年11月30日 | Weblog

こんにちは、一回生の梅村です。

今回は、妻沼飛行場で11/27〜12/4に行われている全国大会に向けた強化合宿、通称トレセンに参加しています。

 

・1日目

全国大会を見据えた東海関西の選手が集結するトレセン、まだ独り立ちも出来ていない自分としては、「他大の、発数が何倍も多い同期たちと一緒の訓練やっていけるかな…😢」と戦々恐々としていました。しかし木曽川での準備や、妻沼への陸送などの時間があったことで今日の訓練中やその後の宿舎で歓談が出来るくらいには打ち解けることが出来ました!

 

訓練そのものは、訓練に慣れている学生が多いということもあり矢継ぎ早に離陸と着陸が繰り返される状態で、RWワークが普段の何倍もしんどかったのですが、その分時間に追われながらも正確に準備をする練習になったと思います。特に、4機の機体を1時間足らずで準備しきる手際の良さには舌を巻きました。

自身のフライトについては、1発しか飛べなかったものの、普段の訓練とは異なる教官の指導で初めての飛行場でのフライトだったため思うように操縦することができませんでしたが、妻沼の地形慣熟、目的にしやすいポイントや位置を把握するためにどこを見るべきか、ということが理解できました。また、自分のフライト中の自分の姿勢の悪さを、松本教官に強く指摘されてしまいました… 今まで意識的に整えていなかった部分の指摘であったので明日からは、そこの修正を最低ラインとしてフライトに臨みたいと思います。

 

自分は明後日までではありますが、残りの二日、珍しい環境で得たものをしっかり持ち帰れるよう、周りの先輩についていけるよう気を引き締めて頑張っていきます!!

 

・2日目

1日目に訓練の流れをある程度把握できたことと2日目は午後の宿当だったので、機材係の養成や独り立ち項目の達成のために機外点検やハンドリングを積極的に申し出て、意欲的によく働けた日だと思います。そのおかげか独り立ち項目の残りも、ASK21の機外点検とハンドリングの2回目を残すだけとなりましたし、発航の流れを止めずRWワークを行えました。

同期の子ともさらに仲良くなったため、冗談を言い合ったりフライトについて相談をすることが出来ました。

 

記念写真(撮影 : 関大の山本先輩)

フライトについては1発であったものの、1日目に言われた首の傾きや座る位置、腕の動かし方を修正するように意識して操縦したところ、動かしたいと思っている以外の方向に力が加わることも減りバンクの程度も把握しやすくなりました。やっぱり基本の姿勢を作ってから、テクニックを身につけないと意味がないのはどんなことも一緒なんだなって思いました。

松本教官に「空中でのトリムセットに時間がかかってるしいい加減」だといわれたので、次回以降はトリムを動かすことによる舵圧の変化を教えてもらい、迅速に速度セットが行えるように目的を設定してフライトしていこうと思います。

松本教官に教えてもらうのは今合宿が初めてなんですが、すごい自分と合ってる気がします。ダメなところを見抜いて、それを直すためのアドバイス、直したらどうフライトに影響するかを丁寧に教えてくれるし、改善が出来たらちゃんと褒めてくれるっていうのがすごいいい感じでした。

宿当でRWにはいなかったのですが、午後は早めの2時頃に訓練を切り上げていました。西高東低の気圧と、ちょうど寒冷前線が通過するタイミングで西風が13m/sくらい吹いていたみたいです。訓練が早く終わって内野先輩のお時間を頂けたので、3日目のウェザブリ、Blipmapの図の見方を教えていただきました。

 

宮地教官が温泉に行くことを許可してくれました。リフレーッシュ!

 

3日目も西、南西からの風が吹く予報なのでピスト交代や横風待機にも対応できるよう注意して頑張ります。

 

・3日目

他大の上回生の方にも見てもらうことでようやく独り立ちを達成できました~😂

独り立ちをもらうことはゴールではなく、作業の責任すべてを背負うことであるのでこの意識を忘れずより一層気を付けてRWワークを行います!

 

朝の指導員MTG、ウインチにパラシュートが挟まるトラブルや強風待機、第二飛行場との兼ね合いで発航出来ないタイミングがありながらも、総発数は41発と訓練生全員が効率よく準備を行えていたと思います。自分自身も機体取りや発航準備で人数の多寡を把握し、的確に仕事を行えていたと思います。

 

午後からは正対風ではあるものの再び風速10m/s台の風が吹いてピス交と30分程の待機時間がありました。

 

荒れる吹き流し

 

3日目のフライトは2発で1発目は、2日目に言われてたトリムセットと旋回を見ていただきました。トリムに関しては20発超えるまでに感覚を養っておかないとその後の離着陸の訓練に響きそうな、操縦姿勢と同じく基本的なものだと思うので力加減を馴染ませないといけないです。旋回はバンクが深かったり浅かったりしていると言われ、何度旋回するのにどれだけバンクが必要か、ラダーを踏まないといけないのかということも毎フライトでメモしていき体に染みつかせる必要があると感じました。

2発目は午後の強風でのフライトで、後で聞くと上空の風速は13m/sくらいあったそうです。その中で直線・旋回の訓練をしたのですが、直線は偏流を考えて仮の目標点を取って飛行することに慣れておらず流されるままになってしまいました、、、なかなか強風の中で訓練できる機会も多くはないのでこういった機会にちゃんと偏流を取る訓練をしておきたいのに、毎度焦ってしまって適切な処理が出来ないのが悔やまれます。地上にいる時点で分かっていることなので次こそは発航前に決意して練習しなくてはいけないです。

 

・全体の総括

3日間の合計発数は4発ではありましたが、松本教官の指導もあり、今まで見落としていたものを気付かされるとても有意義な訓練でしたし、同期の子たちとも親交が深まり、ライバルの存在を強く意識させてくれる合宿でもありました。係認定を早く取って外参をして、さらに発数を伸ばすだけでなく、ライバルたちと意見を交わし、自分の位置の相対化を行っていくべきだと感じたトレセンでした。

 

ご拝読ありがとうございます!中後編もこうご期待!

コメント
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