同志社大学体育会航空部 活動日誌

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強化合宿@大野2日目 浅野初ソロ

2021年06月28日 | 合宿
こんにちは、久しぶりに体を動かしヘトヘトになった浅野です。
約3ヶ月の滑空場閉鎖を経て久しぶりの訓練参加となりました。
集合日の段階では2日とも雨+南風の予報だったので行く意味あるのかななんて思ってしまっていましたが、蓋を開けてみるととてつもなく実りのある合宿となりました。

2日目の今日は8時には発航を開始し、撤収日でありながら74発飛ばすことが出来ました。
訓練に慣れた者が多く、お互いに意思疎通の取れた無駄のない動きができていた為非常ににスムーズに飛ばすことが出来たのだと思います。今後自大合宿でこれが出来るようにしていきます。
ただ、常に働き詰めであり3ヶ月ぶりのリハビリとしては少しハードな訓練でした。

風は終日静音〜正対2mとソロ日和の1日であり、朝からソロがどんどん出ていました。そんな中9時半頃に自分に発航順が回っきました。
まずは堀田教官に乗っていただき、上昇から着陸まで安定した操縦ができました。今合宿で堀田教官にしか乗っていただいてなかったので、松村教官にも見ていただくことになり、すぐにまた搭乗しました。もしかしてダミーなのかと思いましたが上昇中に切られることはありませんでした。このフライトも安定した操縦ができ、着陸した瞬間「よっしゃ!」と思いました。講評の後もう1発行こうかと言われ搭乗準備をしました。
ということはこれはもう確実にダミーです。
これに成功すればソロに出られるし、良くない操縦をするとソロに出られないと考えると緊張してきました。
何も考えないようにしても緊張はおさまらず喉がカラカラになっていきました。グライダーに乗るのにここまで緊張したのは初めてです。
機体に乗り込み索を付ければ後はもうやるだけです。
200〜250mの高度で機体に衝撃がはしり、すぐに滑空姿勢に入れ離脱操作をしました。速度を確認して高度を確認してとにかく速度に気をつけながら小さい場周を描き帰投しました。索切れ時の緊急操作とその後の判断は問題なくできましたが、体にガチガチに力が入っており目線もふはん付近ばかりに集中してしまっていた為着陸操作が最悪の出来になってしまいました。
やらかしたもう終わったと思いましたが、松村教官に「もう1発同乗で行こう、肩の力を抜け」と言われそのままもう1発飛ばしてもらえることになりました。
肩の力を抜きあとは通常の飛行をするだけです。この時は不安や緊張よりも、落ち着けばちゃんと出来るはずだという自信の方が大きかったです。

3月の1週間合宿で70発貯まった時点で上昇、上空の操作、アプローチまで大きな問題はなくある程度安定していましたが、フレアが安定せず、そこが自分の中での課題でした。頭の中で正しい操作のイメージが固まっていませんでした。
そこから飛べない3ヶ月間地球上のありとあらゆるフライトムービーを見て、どれくらいの高さでフレアを開始し、どれくらいのピッチアップレートで水平に持っていき2点接地すれば良いのか、どのような軌道を描いて機体を着陸させれば良いのかのイメージを頭の中で固め、何度もイメージフライトを行いました。
それを1日目のフライトで自分の操作と結びつけることが出来ていたからだと思います。

上昇、場周判断、アプローチ、フレアと落ち着いて操縦することが出来ました。着陸後松村教官に「ソロに行ってこい!」と言っていただき、嬉しさが込み上げてきました。

発航前多くの同期が声をかけてくれ、改めて周りの人に恵まれているなと感じました。
ソロフライトの翼出しは同志社3回の森、ウインチマンは同志社OBの嵯峨根さん、と自大合宿でないにも関わらず同志社に囲まれた初ソロになりました。

上昇は嵯峨根さんのおかげで速度指示を全くせずに綺麗に上がることができました。
1人で飛ぶ空はとても爽快でした。途中何度か後ろを振り返り、自分1人で飛んでいるんだと実感しました。
着陸時はもう一機を上空に上げてもらっていたので、圧迫感がなくランウェイが広く感じました。落ち着いて視野を広く出来たことで、ほぼ指定地に綺麗なソフトランディングを決めることができました。
着陸後の教官からのおめでとうの無線はやはり感動しますね。
上昇も着陸も上手かったと色々な人に褒めていただき少し自信がつきました。

ここまで支えてくれた全ての人に感謝したいです。
コロナの影響で初ソロがここまで遅れてしまいましたが、ようやくスタートラインに立てた気がします。
目標は変わらず、28で全国に出場し関東勢を倒し優勝することです。
まずは夏中にソロを10発貯め秋の関関同立戦には23で出場したいです。

静音状態であれば1人で安全に帰って来れることは証明できたので今後はどのような気象条件でも安全に帰って来れるように、そして上空でのサーマルを掴む技術を磨いていきます。

長くなりましたが以上です。
これからも皆様のご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。
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