連日の紹介で恐縮ですが、今回は、「伊万里 染付 菊文中皿」の紹介です。
以前、今では既に止めてしまっている拙ホームページの「古伊万里への誘い」でも古伊万里を紹介はしていましたが、そこで紹介した古伊万里は、私にとっては比較的に優品に属するものでした。
これまでのところ、当ブログでも、コレクションの中から適度にピックアップして紹介してきましたが、これからは、私のコレクションの殆んどを紹介しようと趣旨を変更したところです。
そうしますと、今では断捨離してもいいようなものもコレクションの中には入っていますので、それらを含めますと、かなりの数にのぼります。
でも、今では断捨離してもいいようなものでも、せっかく、何かの縁で我がコレクションの中に入ってきてくれたものたちですから、これからも、断捨離せず、コレクションの中に留めようと思っています。
そうなりますと、私に残された時間を考えますと、どんどん紹介していかないと私のコレクションの全貌を紹介することが出来ません(-_-;)
ということで、連日の紹介に至っているわけです。
これからは、「なんだ、こんな物!」と思われる物が続々と登場するかと思いますが、どうぞ、少々の時間、お付き合いください。
伊万里 染付 菊文中皿
表面
伊万里の場合、このように、菊なら菊だけを描く場合は少ないようです。
主題が一つでない場合が多いんですね。これは、菊だけを描いていますから、比較的に珍しいと言えるかと思います。
もっとも、右下の方に、波のように盛り上がっているものが描かれていますが、これは、多分、流水を表わしているのではないかと思います。そうなりますと、「菊花流水文」となるわけで、厳密には菊だけを描いたことにはならないわけですが、まっ、目をつぶれる範囲のことではないかと思っています(-_-;)
残念ながら、口縁に3個所のソゲがあります(5時の方向、8時の方向、11時の方向)。
その部分は、私が、昔、接着剤で応急的に補修しました。
でも、下手ですね(><) この皿が泣いています(><)
今では、共直しのための良い材料が売られています。綺麗に補修し直せば、この皿の格も上がることでしょう(^-^;
裏面
製作年代: 江戸時代後期
サ イ ズ : 口径;20.4cm 高台径;12.3cm