今回も「古染付」の紹介で、「古染付 宝尽し文 小皿」の紹介です。
これは、昭和55年に(今から42年前に)買ったものです。
この頃も、古伊万里以外の古陶磁を買い込んできて、古伊万里以外の古陶磁全般を学んでいたようです。
古染付 宝尽し文 小皿
表面
見込み面には宝尽し文が描かれています。
かなりの薄造りです。
内側外周面の拡大写真
陽刻文が見られます。
内側外周面には、何の陽刻文なのか分かりませんが、陽刻文が見られます。
このように、内側外周面に陽刻文が施されている例は、江戸時代前期の古伊万里にもしばしば登場してきます。
古伊万里が古染付をお手本としていることの一つの例と言えると思います。
斜め上方から見たところ
口縁には虫喰いが見られますが、指でなぞってみてそれと分かる程度で、気を付けて見なければ分からないほどです。
裏面
残念なことに、高台内にニューが1本走っています。
でもそのニューは、表面までには達していないようです。
裏面の一部の拡大
高台内は放射状に削られていることが分かります。
生 産 地 : 中国・景徳鎮
製作年代: 中国・明末~清初
サ イ ズ : 口径14.0cm 高さ:2.9cm 底径:7.9cm