今日は、私にとって、月に一度の、定例の古美術品交換会の日でした。
以前は、骨董市が開催される日と古美術品交換会が開催される日とが、毎月第三日曜日で、同じ日だったのですが、今年度からは、古美術品交換会が開催される日が毎月20日に変更されたため、骨董市が開催される日と古美術品交換会が開催される日が、それぞれ別な日となることが多くなりました。
それで、今月は、一昨日の日曜日に骨董市が開催されましたので、一昨日は骨董市に行ってきたわけですが、今日は古美術品交換会に行ってきたわけです。
ただ、これまでは、骨董市が開催される日と古美術品交換会が開催される日とが同じ日だったため、朝早く出発し、先ずは骨董市会場に寄り、その後、古美術品交換会会会場へと向かったわけですけれど、今日はそのようなことをする必要がなくなりましたので、直接、古美術品交換会会会場へと向かいました。その分、朝は、これまでよりも遅く、ゆっくりと出発しました。
なお、以前にも記したと思いますが、この古美術品交換会も、以前のような素人中心の交換会ではなく、実質的にはプロの市場(いちば)となりましたので、以前とは雰囲気がだいぶ変わりました。
その分、メンバーも増え、また、競りに掛けられる品数も多くなりました。でもね~、品数は増えても、品物の質はあまり変らないようです(~_~;)
私の狙っている伊万里に関しても、時代的には江戸後期止まりで、それ以上に古いものは登場せず、買う意欲が削がれます(><)
それで、今日は、何も買う物がなく終わるかな~と諦めかけた頃、最後の頃になって、やっと、「買ってもいいかな~」と思う物が登場してきましたので競り落としてきました。
以前はよく見かけた物ですから、珍しい物ではなく、また、品質的にもそれほどの物でもありませんから、それほどの競り合いにもならずに競り落とせました。
それは、「伊万里 色絵 盃洗」(江戸後期)です。これは、汚れが酷いものですから、漂白剤に浸して綺麗にし、近日中に紹介いたします。
以前の団体をそっくり移し替えたわけですが、それでも、運営主体が替われば、内容も変るようです。これから、ますます、プロの市場(いちば)という様相が強まっていくと思います。
ここは田舎なものですから、まだ、「最近有名になっている中国人御一行様」はやってきていません。
韓国の方が一人メンバーになっているだけですね。
そうそう、昨日は、西洋人が一人参加していました。
だんだんと、国際色も強まってくるようです。
でも、品物は骨董市とそう大きくは違わなかったのですね。
伊万里も品物の動きがどんよりとしているのでしょうか。骨董品の活気というものは不思議ですね。
ずっとモヤモヤしていたのですが、「〇〇交換会」という名のセリ市にちょっと違和感があります。相当昔、例のお宝鑑定番組に、私の地元ではさえないので有名な骨董屋の親爺が、騙されてばかりいる人の好い老人(素人)というふれこみで登場しました。品物は、仁清の水差し(本物)でした。司会が、「どこで入手されました?」との問いに、「交換会」と一言。「交換会」(プロだけの)でうだつの上がらないメンバーというのがバレバレ(^^; 笑えました。
交換会と一口に言っても、その実態はさまざまなのでしょうね。参加しているメンバーの質によって、ピンキリなのかもしれません。
私の行っている交換会は、発足当初は、古美術好きの素人が集まって作った集団で、メンバーも古美術好きのお医者さんなども何人か参加していて(この会の会長は、長らくお医者さんが務めていました)、レベルが高かったようです。
実態は、素人メンバーが集まったところにプロを呼んできて、プロの出品物を皆で競っていたようです。そのようにしながら、自分たちの古美術品に対する目を養っていったようですね。
それが、だんだんとプロのメンバーが多くなり、プロ同士の交換(仕入れ)の様相も加わったようです。
最近では、すっかり、プロ同士の交換(仕入れ)の場の様相になってきていましたので、今年度から運営主体が素人からプロの業者に変わったといっても、それほど急激に実態が変わったわけではありません。
しかし、運営主体が素人から業者に変わて、ちょっと、雰囲気は変わりました。厳しさが出てきました。
そんなことで、これまで、ノンビリと、ボーッと参加していましたが、緊張感を持って臨まなければならないな~思っております。
まっ、ボケ防止にはプラスになるかもしれません(^-^*)
結局は、どんな所に行っても、ものをいうのは、本人の実力次第というところなのかもしれませんよね(^_^)