(写真)米子図書館の移動図書館バス
19日は米子市立図書館を訪問しました。米子市は鳥取県西部、山陰の中央に位置する人口15万人、6万2千世帯の市です。古くから商業都市として栄え、JR山陰本線、伯備線、境線の結節点であり、米子自動車道、山陰自動車道、米子空港など山陰の交通の要衝でもあります。鳥取大学医学部や山陰放送があり山陰の拠点都市の1つとなっています。
米子図書館は蔵書数23万8千冊、職員は14名。週2回市内16箇所を巡回する移動図書館車を有し、平成15年には子ども読書推進活動で文部科学大臣賞を受賞しています。とりわけ米子図書館は米子方式というユニークな取り組みをしていることで知られています。
米子市は市民の陳情に応えるために、平成9年度から専任の図書館職員を市内の小中学校・養護学校など34校全てに配置。その後平成14年からは司書教諭を配置すると言う先進的な取り組みを行ってきました。
平成13年には市の公用車を活用した配本システムをスタートしました。これが米子方式と呼ばれるものです。子どもたちは市立図書館まで出向かなくても、リクエストすれば市の公用車で届けてもらえます。現在では火・木・金曜日に配本するなどきめ細かなサービスを実施しています。そのほか朝の読書用の図書の場合は年2~3回の長期貸出を実施しています。
こうした中でリクエスト貸出は現在1万1500冊、長期貸出は1万9000冊になっています。学校図書館からの問い合わせも年間1700件にのぼっています。こうして図書館が学校教育を応援する仕組みが出来あがっています。
そんな取り組みを行っている中で、年間行事など郷土資料が不足していることに気がつきました。こうして「ふるさと米子探検隊」というブックレットを発行するようになったそうです。現在までに13号まで発行しています。ちなみにテーマは「民話マップの巻」「米子城入門の巻」「お寺や神社を調べてみようの巻」などとなっています。
図書館というとどうしても「待ち」の姿勢です。市民に来ていただくことが第一です。しかしここの図書館は違います。子どもたちや市民に本の出前サービスを実施し、リクエストにお答えし、さらに不足している資料は自分達で作ってしまうという行動派でもあります。これは図書館としての本来あるべき姿ではないでしょうか。振り返ってみてわが町の図書館はどうでしょうか。
最近パソコン・DVD・インターネットなどのバーチャル図書館が話題になっていますが、それよりも調べものをする時、親身になってお手伝いいただけることが図書館の原点だということをあらためて認識させられました。
19日は米子市立図書館を訪問しました。米子市は鳥取県西部、山陰の中央に位置する人口15万人、6万2千世帯の市です。古くから商業都市として栄え、JR山陰本線、伯備線、境線の結節点であり、米子自動車道、山陰自動車道、米子空港など山陰の交通の要衝でもあります。鳥取大学医学部や山陰放送があり山陰の拠点都市の1つとなっています。
米子図書館は蔵書数23万8千冊、職員は14名。週2回市内16箇所を巡回する移動図書館車を有し、平成15年には子ども読書推進活動で文部科学大臣賞を受賞しています。とりわけ米子図書館は米子方式というユニークな取り組みをしていることで知られています。
米子市は市民の陳情に応えるために、平成9年度から専任の図書館職員を市内の小中学校・養護学校など34校全てに配置。その後平成14年からは司書教諭を配置すると言う先進的な取り組みを行ってきました。
平成13年には市の公用車を活用した配本システムをスタートしました。これが米子方式と呼ばれるものです。子どもたちは市立図書館まで出向かなくても、リクエストすれば市の公用車で届けてもらえます。現在では火・木・金曜日に配本するなどきめ細かなサービスを実施しています。そのほか朝の読書用の図書の場合は年2~3回の長期貸出を実施しています。
こうした中でリクエスト貸出は現在1万1500冊、長期貸出は1万9000冊になっています。学校図書館からの問い合わせも年間1700件にのぼっています。こうして図書館が学校教育を応援する仕組みが出来あがっています。
そんな取り組みを行っている中で、年間行事など郷土資料が不足していることに気がつきました。こうして「ふるさと米子探検隊」というブックレットを発行するようになったそうです。現在までに13号まで発行しています。ちなみにテーマは「民話マップの巻」「米子城入門の巻」「お寺や神社を調べてみようの巻」などとなっています。
図書館というとどうしても「待ち」の姿勢です。市民に来ていただくことが第一です。しかしここの図書館は違います。子どもたちや市民に本の出前サービスを実施し、リクエストにお答えし、さらに不足している資料は自分達で作ってしまうという行動派でもあります。これは図書館としての本来あるべき姿ではないでしょうか。振り返ってみてわが町の図書館はどうでしょうか。
最近パソコン・DVD・インターネットなどのバーチャル図書館が話題になっていますが、それよりも調べものをする時、親身になってお手伝いいただけることが図書館の原点だということをあらためて認識させられました。