東御太郎さんちの家計簿

2012-02-21 15:52:39 | 議会活動
3月議会には平成24年度の東御市の予算案が計上されます。いわば東御市の家計簿にもあたるものです。しかし金額が多く内容も複雑でわかりにくく、いまひとつ市民にとってとっつきにくいものです。しかしこれで東御市のやり繰りが決まります。多くの市民の方にぜひご覧になっていただきたいと思います。

● 東御太郎さんちの家計簿

そこでわかりやすくするために「東御太郎さんちの家計簿」として見てみましょう。金額は千円を1円として読みかえました。

太郎さんは40才、サラリーマンです。家族は奥さんと子供2人、おじいちゃんとおばあちゃんの6人世帯です。年間収入は1455万円。同じ世代の平均は700万円前後ですから、かなりリッチな生活をしているように見えます。

太郎さんの仕事は派遣労働でお給料は375万円。しかし東京で暮らしている兄弟からおじちゃんとおばあちゃんの生活費ということで600万円仕送りをしてもらっています(とてもありえない話しですね)。それでも足りなくて230万円借金し、75万円貯金を取り崩しました。その他アルバイトもして稼いでいます。

ところが東京の兄弟からは生活が厳しくて仕送りを減らさざるを得ないと言ってきており、派遣の仕事も先行きが不透明で心配しています。

それぞれの項目の割合を見ると、給与収入は全体の4分の1。4割が仕送り、借り入れが16%、貯金の取り崩しも5%になっています。給与と仕送りはいいとしても、借り入れと貯金の食いつぶしが合わせて2割にも及んでいることに注目せざるを得ません。


これに対し支出はどうなっているのでしょうか。食べ盛りの子供たちもいるので生活費は3割を占め、月謝代は8%となっています。一方おじいちゃんやおばあちゃんの医療費は約8%を占めじわじわと増えてきています。

住宅も老朽化し修理代が13%とかさんできています。通信交際費が2割と膨らんでいるのは、母屋の改修を進めているためです。一方借り入れの返済は1割となっています。お母さんが行っている家庭菜園や手芸のための費用はあわせて8%となっています。


以上が東御太郎さんのお宅の家計簿です。あなたのお宅の家計簿と比べていかがでしょうか。収入不足を借金と貯金の取り崩しでまかなっています。母屋の建替えのために支出が膨らんでいることも気になっています。

さて東御市が置かれている現状をいくらかでもご理解いただけましたでしょうか。


太陽光発電所4年目に入ります

2012-02-21 12:05:11 | 趣味・野良仕事


去る2月19日はわが家の太陽光発電所が動き出した記念すべき日です。ちょうど丸3年が過ぎ4年目に入りました。わが家の発電実績はこれまでこのブログで情報発信をしてきました。この間の実績を報告いたします。

● 2011年
 ・ 発電電力 5133kwh(前年比   51kwh)(わが家の発電実績)
 ・ 消費電力 6201kwh(前年比△ 500kwh)(わが家の消費電力)
 ・ 販売電力 3146kwh(前年比  112kwh)(中部電力への販売)
 ・ 購入電力 4214kwh(前年比△ 439kwh)(中部電力からの購入)

● 2010年
 ・ 発電電力 5082kwh(わが家の発電実績)
 ・ 消費電力 6701kwh(わが家の消費電力)
 ・ 販売電力 3034kwh(中部電力への販売電力)
 ・ 購入電力 4653kwh(中部電力からの購入電力)
 ・ 自家発電割合   75.8%


わが家で消費する電力6201kwhのうち、5133kwhを発電していることになります。自家発電割合は82.8%になります。節電への取組みの中で消費電量が500kwh減少し、中部電力からの購入が439kwh削減することができました。

お金に換算すると、
 収入(販売電力)は、3146×48円(販売単価)=151,008円
 支出(購入電力)は、4214×24円(購入単価)=101,136円
以上の収支差額は49,872円となり、これが発電事業にかかわる収益ということになります。

一方、太陽光発電のコストを考える場合は、上記の収支差額に発電のうち自家消費分を加える必要があります。自家消費分は(発電-販売)で求められます。すなわち「5133-3,146=1,987」となります。ここに購入単価をかけると47,688円となります。以上から太陽光発電のコストは「4,9872円+46,688=96,560円」となります。すなわちわが家の場合太陽光発電導入効果は年間96,560円ということになります。

永井農場さんおめでとうございました

2012-02-21 06:49:50 | 議会活動
2月18日は上田市のホテルで市内の永井農場さんのお祝いの会があり出席して来ました。会場には160人もの皆さんが出席していました。永井農場さんは昨年、第50回農林水産祭で天皇杯を受賞され、そのお披露目の会でした。天皇杯は農業賞の中の金字塔ともいえる賞だそうです。1月中旬には皇居で天皇陛下に拝謁されたそうです。

私は以前から6次産業化(生産+加工+販売)を目指す永井農場さんの活躍に注目していましたが、こうして全国に誇れる賞を受賞されとてもうれしく思います。東御市に永井農場さんのような企業があることを誇りに思います。いま農業は大変な時代を迎えていますが、農業を目指す若い皆さんが永井農場さんに続いてほしいと思います。行政としてもこうした取組みを応援する仕組みが必要です。

受賞理由をインターネットで見つけましたので下記に掲げます。

● 中山間地における地域と共生した大規模で高度な複合経営の実現

・受賞者名 株式会社 永井農場(代表 永井忠 氏)

・受賞者の取組みの経過と経営の現況
代表の永井忠氏は、昭和37年の米麦、養蚕、乳牛1頭での営農開始後、地域の信頼を得つつ、経営規模を拡大し、高度な複合経営を展開。平成3年の長男就農を契機にマーケティングを強化し、平成8年4月、(有)永井農場を設立。平成21年度には、法人構成員13名により水稲25ha、巨峰0.7ha、野菜0.8haを栽培、27haを作業受託、乳牛27頭飼養、加工・販売部門を併せ、中山間地域では類を見ない6次産業化を取り入れ大規模で高度な複合経営を実現している。

・受賞の特色
 ・ 小規模経営から大規模・高度複合経営を進めてきたこと。
 ・ 自家製堆肥の活用によるリサイクル農業の実践
 ・ 中古農業機械の活用や乾燥調整施設の導入による生産コストの縮減
 ・ 農産物や加工品の直接販売による高い収益性の確保
 ・ 加工・販売部門導入による通年雇用の確保と若手農業者の育成

・普及性と今後の発展方向
永井農場が発展した背景には、零細農家から大規模な担い手へ育ててくれた地域の農家の支えとそれに対する感謝が存在する。中山間地域農業の持続は決して担い手だけで出来るものではなく、地域の農家との共生が大切であることを自ら実証し、中山間地域における新たな農業経営モデルを創造した素晴らしい経営である。引き続き、地域の維持・発展を原点とした経営を展開しつつ、日本の農業の将来の「担い手」の育成や地域の情報発信を積極的に行うこととしている。

3月議会が始まります

2012-02-21 05:30:46 | 議会活動
あす2月22日から3月議会が始まります。3月16日までの24日間です。この議会は平成24年度の予算を審議しますが、4月に市長選挙があるため骨格予算となっているため、いま問題になっている舞台が丘整備事業第2期工事関連予算は6月議会で行うことになるそうです。

先日議会からマスコミに発表した資料が送られてきました。それによると平成24年度予算は総額145億5000万円。前年度と比較して3億7400万円増(2.6%)となっています。収入で見ると市税は昨今の景気などを反映して前年度と比較して1億2000万円減(△3.1%)となっており、この税収不足を埋めるために基金の取り崩しが7億5000万円と前年比4億8800万円(287%)の大幅増となっています。借入金は23億6300万円とほぼ前年並みです。

● 収入のおもな内訳(カッコ内は前年比)(単位:10万円で四捨五入)
  市税      37億5000万円(△1億2000万円)
  地方交付金   42億1000万円(1億8200万円)
  貯金の取り崩し  7億5000万円(4億8900万円)
  借入金     23億6300万円(-)


これに対し支出の眼目はいま進められている市庁舎・新図書館増改築事業です。総務費において備品や太陽光設備など庁舎施設整備事業費で10億3400万円、教育費において書棚などの備品や貸し出しシステムなど新図書館設備整備事業費で1億7700万円、合計で12億円が計上されています。

また保育園建設関連予算も大幅増となっています。民生費で保育園建設事業費が3億9000万円(滋野保育園建設工事費3億5500万円、和保育園設計委託料2400万円)が計上されています。一方商工費は2億9000万円の大幅減です。

今年度予算の中で新庁舎・新図書館・保育園整備のための経費が全体の1割を占めることになります。その他の予算は必然的に削減せざるを得ません。市民生活にできるだけ影響が出ないように予算審議の中でチェックして行きたいと思います。

● 支出のおもな内訳(カッコ内は前年比)(単位:10万円で四捨五入)
  総務費 28億600万円(9億900万円)-うち新市庁舎10億円
  民生費 41億4800万円(4億3300万円)-うち保育園3億9000万円
  衛生費 11億1600万円(3300万円)
  農林水産業費4億6900万円(△3100万円)
  商工費   7億4600万円(△2億9000万円)
  土木費  19億6300万円(△3100万円)
  消防費   4億6500万円(△2200万円)
  教育費  12億4500万円(1億7600万円)-うち新図書館1億7700万円
  公債費  13億9400万円(1000万円)

日めくりカレンダー