木島平の小水力発電を見に行きました

2012-04-20 02:01:09 | 趣味・野良仕事
先日、自然エネルギーの普及を目指す皆さんに同行して木島平村の馬曲温泉(まぐせおんせん)の小水力発電を視察してきました。お天気も良く絶好のドライブ日和でした。高速を使って馬曲温泉まで1時間半ぐらいだったでしょうか。


馬曲温泉の入り口です。露天風呂からの景色は抜群。宿泊場所も併設されています。私たちは昼食に「火口そば」(ほぐち)をいただきました。そばのつなぎにヤマゴボウの葉を使っているとか。とても美味でした。


支配人のご案内で発電所に行きました。ここは馬曲温泉の専用電源として建設され昭和63年から運転されています。有効落差は65メートル。最大出力は95キロワットと本格的な施設です。


発電小屋の中を案内していただきました。すべて自動化され無人で運行されていました。


発電小屋の上に分水槽がありました。谷川からの水はここで発電用水と農業用水に分けられ、発電用水はここから鉄管で発電小屋まで落とされます。


馬曲川からの取水場所です。大きな堰堤の下から取水しています。まだ雪が残っていました。


取水した水はここでゴミが取り除かれます。水力発電はまさにゴミとの戦いと言えます。毎日様子を見るためにここまで出向き、時には一日2回監視し、ゴミを取り除いているそうです。


大きなゴミを取り除いたあとここでさらに細かいゴミが取り除かれます。発電された電気は温泉のポンプやボイラー、温泉管理棟、風呂場や外灯の電源として利用しているそうです。

思っていた以上に本格的なものでした。以前山梨県の都留市でも見たことがありますが、川のゴミの処理、発電した電気の利用、そしてなによりも水利権の問題が大きな課題となっています。あらためて小水力発電の課題を感じてきました。

同行させていただいた皆さんに感謝いたします。ありがとうございました。

東京に行きました

2012-04-20 01:23:01 | 雑感
4月12日に家族3人で東京に行きました。アメリカ大使館にビザ申請をする下の娘に同行しました。娘はゴールデンウイーク明けに渡米する予定です。しばらくぶりの東京は桜が満開でした。



娘が用事を済ませている間に妻と千鳥ヶ淵を散策しました。お天気も良く桜を楽しむことができました。


遠くに高速道路が見えます。その前の千鳥ヶ淵に散った桜の花びらが水面に漂っています。これを花筏(はないかだ)というのだそうです。風情がありますね。


用事を済ませた娘と浅草で合流しました。隅田川の向こうにスカイツリーがそびえていました。来月には一般開放されるとのこと。楽しみです。


隅田川にかかる言問橋のかたわらに東京大空襲の記念碑がありました。「あゝ。東京大空襲、朋よやすらかに」の文字が刻まれていました。お花が手向けられていました。


1945年3月10日夜、東京に侵入したB29により下町は炎の海になり人々が言問橋に殺到。浅草方面からは下町に逃げようという人々が押しかけ、橋の上は大混乱となり大勢の方が厳冬の隅田川に投げ出され命を落としたそうです。

たまたま通りかかったお年寄りのお話では、橋のかたわらに水死した死体が積み上げられたそうです。それは高さ5メートルにもなったそうです。いまでは想像することもできません。お花見でにぎわうそのかたわらにこんな戦争遺跡があると知っている人はどのくらいいるのでしょうか。


隅田川を渡った向島に「長命寺の桜餅」があります。いつもこの時期、上京した際には立ち寄っています。桜餅がとてもおいしいのです。


買い求めた桜餅をいただきます。この桜餅は桜の葉を3枚使って包んであります。


初めの葉を取り除くとさらに桜の葉があります。


やっと隠れていたお餅が見えてきます。3枚の葉にくるまれているので桜葉の香りが濃厚で、春の訪れを感ずることができます。とても人気で大勢の方が買い求めていました。



桜餅屋のそばに言問団子(ことといだんご)のお店があります。3色の言問団子はとても上品な味でゆっくりとお茶と一緒にいただいてきました。さすがに甘いものを2軒梯子すると甘いものが好きな私でも少々辟易します。

隅田川を東に渡っただけで浅草の雑踏からのがれゆっくりとした気分になります。このあと隅田川を船で下り川から桜を楽しみました。一日東京の桜を満喫して帰ってきました。

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